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2014年6月14日 (土)

名作Windows2000/XPを偲ぶ(9)

(9) 2008年
 この年3月に,インテルから低消費電力を売りとするCPU,Atomが登場しました。デスクトップ・ノートパソコン用CPUで当時一般的だったCore2系列と違い,性能を抑えながら圧倒的な省エネルギー化を図り,当初は組み込み用途向け,または小型のインターネット端末としての活用が考えられていたようです。
 その一方で,ASUSの"EeePC"をはじめとする,サイズが一層小さくなったノートパソコンの市場が立ち上がります。インテルは,この"EeePC"のような小型ノートパソコンを「ネットブック」と称し,この市場向けに新開発のAtomを供給する,と発表したのです。
 ネットブックは小型軽量低消費電力である以上に,「低価格」であったことが受け,タブレット登場前夜のパソコン市場を大いに潤しました。

 ところが,これらネットブックにインストールされるOSとして,Windows Vistaは重すぎて,一番動作が軽いと言われたHome Basic版といえども,快適な動作は期待できませんでした。
 例えばこの翌年,今はパソコン製造をやめてしまったソニーから,Atom搭載高級ネットブックの"VAIO typeP"が登場し,そのデザインのよさから一時はかなり人気を得たのですが,Windows Vistaを搭載してしまったために動作がかなりもっさりとしたものになってしまい,それが嫌われたか人気が徐々にしぼんでいきました。
 マイクロソフトは,「このままではネットブックに採用されるOSとしてWindowsが選ばれなくなる」という危機感を持ち始めました。

 WindowsXPのパッケージ版と,メーカー製パソコンへのプレインストールはこの年6月30日をもって終了しました。ところがマイクロソフトは,ネットブックについてはこの日以降もWindowsXPプレインストールを認める,という決定を下してしまったのです。
 我々ユーザからすれば,この決定により,「やっぱりWindows VistaはだめOSだった」という気持ちが強くなったような印象もありました。

 とはいうものの,ある程度性能が確保されているならば,WindowsXPにしがみつくよりも,Windows Vistaに慣れておいた方がよい,という印象もあり,「パソコンを買い換えたい」と言い出した嫁に購入したのは,我が家初のCore2Duoを搭載した,Windows Vista Home Premium搭載の,デルのノートパソコンでした。
 逆に私は,出先で使うパソコンとして,それまで使っていたVAIO505Vを休眠機とし,中古でPentiumIII/700MHzを搭載した富士通のノートパソコンを中古で購入しました(というか,ノートパソコン用親指シフトキーボードユニットが入手でき,それが使えるノートパソコンを物色したらこれになった)。他で使っているパソコンのWindows Vista化により余ったWindowsXPをこれにインストール,嬉々として使っていました。

 この年4月に,結果としてこれが最後のサービスパックとなる,sp3がリリースされました。sp3は無印WindowsXPにはインストールできず,sp1,もしくはsp2のインストールが前提となり,やややっかいな印象もありました。
 Wikipediaによると,sp3の推奨メモリ量は従来の384MBから512MBに増量されたらしいのですが,sp3インストールそのものによる,パフォーマンスの低下はあまり感じられませんでした。
 それよりもこの頃は,有料ソフト・フリーソフトを問わず,ウィルス対策ソフトが軒並み重量化し,特にPentiumIII(と同じコアを持つCeleron)機のパフォーマンスが軒並み低下して,使い物にならなくなった印象がありました。上記のPentiumIII/700MHz機はもちろん,職場のCeleron/1GHz機も処理が遅くなり,メモリを増設しても状況は改善されない印象がありました。

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