ポータブックを買っちまった…(2)
ポータブックはディスプレイを開け,キーボードを回転させて使えるようにし(収納状態ではキーボードロックがかかっているとのこと),本体右側面の電源スイッチを入れてようやく使えるようになります。電源スイッチはやや長押ししてやらないと電源が入らないようで,誤動作を防いだとメーカーは言いたいのでしょうが,私には使いにくい印象があります。
ところでポータブックのWindows10は64ビット版を搭載しています。しかしメモリは量をけちって2GBとしています。後述するのですがそのためエクスペリエンス・インデックス値にもその影響が出ており,同じCPUを搭載するマイクロソフト・Surface 3よりも若干値が低くなっています。「メモリが2GBならOSも32ビット版でいいではないか」などと,いろいろなブログでこてんぱんに言われているのですが,それでも64ビット版のWindowsを搭載した理由として案外有力な説だと私自身思っているのが…,
UEFIブートにより商品ロゴを起動画面に入れたいがため,だったのかも知れません。
さてポータブックの画面。メーカーのwebページによると「光の反射が少なく目の疲れを低減」したとあるのですが,実際の表示は,白色の部分ではなんだか小さい点がもわわーっと表示されているようなざらつき感があり,かえって目を痛めそうな印象があります。「ポータブックの液晶はフルカラー表示ができない」という情報もwebで見かけたことがあるのですが,そのことが信じられるくらい見にくい液晶です。
無線LANの設定を済ませると,WindowsUpdateからWindows10 rs1版へのアップデートを要求されます。しかし本機のストレージであるeMMCは,わずか32GBしかなく,そのままではアップデートに失敗してしまいます。
Windows10が頻繁にアップデートされるようになった現在,わずか32GBしかストレージを載せなかったのはどうなのか,という疑問が残ります。マイクロソフトはそこのところがよく分かっていた(開発メーカーだから当たり前か)のか,Surface 3のeMMC容量は最低でも64GBとなっていました。半年に1回のWindows10アップデートに対応するには,やはりこの位のストレージ容量が必要なのでしょうし,キングジム社はそのことが,あまりよく分かっていなかったのかも知れません。
ところで本機のSDカードスロットには,フルサイズのSDカードを挿入すると、半分程度,本体からカードがはみ出てしまう仕様になっています。デジカメのデータをコピーするにはこれで十分なのでしょうが(というかカードスロットのないスマートフォンで写真を撮る機会が多くなった現在,SDカードを使うことってそうそうあるだろうか,という気もする),ポータブックの乏しいストレージを拡張するにはこのままでは不便です。
で,多くの方がされているのが,古いMacBook Pro用のマイクロSDカードアダプタを利用する方法で,私もサンワサプライのアダプタと64GBのマイクロSDXCカードを買ってきて装着,さらにVHD化したところ,それまで失敗していたrs1へのアップデートが動き出し,rs1化することができたのでした。
CPUはAtom。性能的には多くを望めないのですが,一応4コアになっており,同じAtomでもWindows10化して青息吐息となったオンキヨーC413(こちらはシングルコア・ハイパースレッディング)とは比べ物にならない位の速度で動作します。前述した通り,2015年6月(日本)にリリースされたマイクロソフトの,あのSurface 3(2016年末で製造終了)と同じCPUです。本機のエクスペリエンス・インデックス値は次の通りです。
プロセッサ:6.8
メモリ(RAM):5.5
グラフィックス:4.5
プライマリ ハードディスク:6.2
基本スコア:4.5
Core2Duoを搭載したうちのデル・Inspiron1525(もうすぐ購入丸9年)なんかよりも高速に処理ができるようです。
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