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2017年10月23日 (月)

Windows10 Fall Creators Updateへのアップデート顛末(附:ウイルスバスター問題)

 さる10月17日からWindows10 Ver.1709(RS3)こと,"Fall Creators Update"へのアップデートが始まりました。実際にWindows UpdateでRS3版のアップデートが表示されるようになったのは,私の環境では10月18日に入ってからのようでした。

 ここでは,我が家でWindows10 RS2版を適用しているマシンのアップデート状況についてまとめようと思います。なお今回は,現状使用しているRS2版が,過去のWindows10の中では,ようやくまともに使えるようになったWindows10だった,という認識をしていますので,なるべく,無理やりアップデートはしないようにしよう,という方針でいこうと思っています。ですので,今後変更がありましたらその都度内容の追加をしていきます。

 なおこのあとの文中でも取り上げるウイルスバスター問題ですが,個人向けの製品ではタスクトレイに表示されているトレンドマイクロのアイコンをクリックし,「手動アップデート」させてアップデートし,再起動を促されるので再起動させることにより,RS3版へのアップデートが正常に行えるようです。なお企業向けの製品では,もともと今後検証予定だったので,まだ未対応のままのようです12月7日ごろ修正モジュールが公開されたようです。もっとも企業ではWindows10をCBB(Current Branch for Business)で使っているケースが多いでしょうし,その場合の最新バージョンはなんといまだに,いま一つ完成度が高くないRS1版ということですので(うちの勤め先でも先日遅まきながらRS1版のインストール騒動があったばかり。当然RS2版やRS3版へのアップデートは認められていない解禁になりました),そう問題にはなっていないのかも知れません。

※2018年3月21日に追記をしました。

富士通FMV-B8240(Core Solo U1400 2GB)
・本機は性能が低いため,常用はしていない。今ではWindows Insider Programを試してみるだけのマシンとなっている。なおCPUの関係で32ビットOSしか使えない。
・毎回のアップデートはWindows Updateではなくダウンロードサイトからisoファイルをダウンロードし,インストールUSBメモリを作って行っている。このダウンロードサイトでは,Slowリングにビルドが公開されてしばらくしてからビルドが公開されるようになっているため,どうしても遅くなりがちである。RS3版については特に遅く,最初の公開が8月だった。
・何回かビルドをインストールした後,10月初めにサイトで公開されていたビルド16299をインストール。

10月15日
・ところが製品(候補)版のビルドは16299.15だったので,ここでしつこいほどWindows Updateをかけ,ようやくビルド16299.15がインストール可能な状況になった。
・インストール自体にはそれほど問題はなかった。結局今回も,本機が我が家での一番乗りとなった。このあと起こる様々なトラブルを予見することは全く不可能だった。
・ただインストール後の動きは重い。このマシンでWindows10がインストールできなくなれば,旧マシンのサポートをいよいよ本格的に切り捨て始めた,ということが分かるため,今しばらくWindows10のアップデートをさせ続けてみる。

11月4日
・RS3版はSlowリングにはなかなか最新ビルドが降りてこなかったが,RS4版では意外に早く,11月早々にSlowリングにビルド17025.1000が降りてきたのでアップデートした。なおバージョンとしては,1709のままである。

2018年3月18日
・それからRS4版はSlowリングにはなかなか最新ビルドが降りなかったのだが,1月にはビルド17074.1000が降りてきた。しかしインサイダー・プレビューのダウンロードサイトにはなかなかアップされなかった。
・3月に入りダウンロードサイトからビルド17115.1が落とせるようななったので適用した。ここでバージョンが1803となったので,本稿の更新はこれにて終了となる。

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自作6号(AsRock Z170 PRO4S Core i7-6700K 16GB)
10月18日
・Windows Updateをかけると「Windows10、バージョン 1709 の機能更新プログラム」が表示された。Update1 ダウンロードとインストール準備が完了し,「再起動が必要です。」と表示されたので「今すぐ再起動する」をクリックした。Update2・その後RS3版へのアップデートが順調に進んだかに見えたが,魔のブルースクリーンを出してパソコンが停止し,自動的に再起動する。エラーメッセージは,"PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA"。
・そのまま再起動をかけてアップデートを続行しようすするが,やはり停止。その次の再起動で従前のRS2版に書き戻され,次のエラーメッセージが表示される。エラーコードは"0xC1900101 - 0x40017"。Error・そこでいろいろ情報を調べていくうちに,どうやらウイルスバスターがRS3版に対応していないことが原因とわかる。トレンドマイクロのホームページでは「現在対応中」とのことで,修正ファイルのリリースはなく,その日の作業を打ち切る。

10月19日
・トレンドマイクロから修正ファイルがリリースされる。まずは「修正モジュール」をインストールし,それでもだめなら,「修正ビルド」でインストールし直すとのこと(この時点ではこの方法しか取れなかった。現在では自動アップデート・手動アップデートで対応可)。
・しかしよく考えてみれば,自作6号に入れているのは,ウイルスバスターではなく,そのOEM版であるNTT西日本の「セキュリティ対策ツール」だった(爆)。当然上記修正モジュールでは適応不可能(「セキュリティ対策ツール」はウイルスバスターの一つ前の版が供給される)。
・やむなく「セキュリティ対策ツール」をアンインストール。ウイルス対策はマイクロソフト謹製の"Windows Defender"に任せることする。
・しかし,すでに何度かWindows UpdateによるRS3版へのアップデートに失敗して今っているためか,Windows Updateをかけても「Windows10、バージョン 1709 の機能更新プログラム」が表示されなくなった。
・そこで禁断のUSBメモリによるインストールを試みたところ,ようやくRS3版にアップデートされる。

10月20日
・ようやくNTT西日本からも,「セキュリティ対策ツール」の修正モジュールが公開される。
・しかし自作6号はその「セキュリティ対策ツール」がアンインストールされた状態。そこで「セキュリティ対策ツール」をインストールしようとするが,先のブルースクリーンが表示されてしまう。よくよく調べると,「セキュリティ対策ツール」には,まだ修正ビルドがアップロードされていないので,Windows10 RS3版には「セキュリティ対策ツール」の新規インストールができない状態だとのこと。まさしく缶詰の中に缶切りがある状態だ。
・仕方なくふて寝する(爆)。

10月21日
・自作6号のWindows10をRS2版に戻す。「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「前のバージョンのWindows10に戻す」→「開始する」。その後いろいろ尋ねられたがよしなに。
・RS2版に書き戻ったところで「セキュリティ対策ツール」をインストール(いちいち書いてないがインストールにはNTT西日本から送られた書類が必要)。その後NTT西日本のwebページにある「修正モジュール」を適用する。
・これでようやくUSBメモリからRS3版のアップデートを行い,今度は無事終了。やれやれ。Rs3 なおNTT東日本の「フレッツ・ウイルスクリア」も,修正モジュールは公開されているものの,修正ビルドは公開されていないので,現在のところ上記NTT西日本と同じような状況です(もっともNTT東日本はVer.11ではなくVer.12が公開されている。財力の差か(爆))。

(10月29日追記)
 NTT西日本・東日本とも10月25日前後にWinddows10 RS3版対応の修正ビルドをアップロードした模様です。

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キングジム・ボータブック XMC10(Atom x7-Z8700 2GB)
10月19日
・上記自作6号の作業と並行しながら作業開始。まずはWindows Updateをかけてみると,「Windows10、バージョン 1709 の機能更新プログラム」が表示された。
・そのままアップデート開始。途中で,ディスクの容量不足を指摘される。VHD化しているSDカードは認識していない様子。最低でも10GBの空き容量が必要とのことであり,その程度の容量が空いていたSDカードを挿入するがだめ。手元にあったUSBメモリを刺してようやく通過する。その後は正常に動いているように見えるが,遅い。寝る。

10月20日
・起きてみると,インストールに失敗した様子。本機には「ウイルスバスター」は入れておらず,"Windows Defender"のみなので,その辺の問題はない。とりあえず出勤。
・帰ってから再びアップデートを試みるが,今度はWindows Updateで機能更新プログラムが表示されず。
・そこで,念のためVHD化しているSDカードを抜き,上記自作6号でのインストールに使用したUSBメモリからインストール。
・ところが途中でディスクの容量不足を指摘される。インストール用として使用していたUSBメモリの容量は8GB。ここに32GB用と64GB用のインストールファイルを入れているので,余分な容量は全くない。本機にはUSB端子は一口しかないし,なぜかSDカードのドライブを読んでくれないので万事休す。当たり前だが,インストールUSBメモリを外して,10GBの空きがあるUSBメモリを刺すと,当然インストールは止まってしまう。
・というわけで放置。

10月21日
・32GBの容量を持つUSBメモリをインストールディスクにして,アップデートを試みる。容量不足の指摘があっても,このインストールUSBを指定すれば問題なくインストールが続行される。
・で,いったいどこでインストールが失敗するのか観察をしているとなんと,バッテリー不足でポータブックが止まってしまい,それでインストールが失敗してしまう,ということが分かった。実はポータブックの電源として自作6号のUSB端子を使っていて(爆 このマザーボードには電源オフでもUSB電源を供給する機能が備わっていて,その機能を使っていた),充電は可能な電圧でもAC電源の代わりにはならないことから,内蔵電池が切れてそのままインストール停止,充電できる程度の電圧は供給されているので,充電が完了した後,「インストール失敗」と表示することができたのだろう。
・ポータブックのACアダプタを探して接続し,再アップデート開始。処理が遅いので寝る。

10月22日
・朝起きてみると,ようやくアップデートが成功する。

 ポータブックの場合確実にWindows10のアップデートを完了させるには,
(1)32GB以上のUSBメモリを使ってインストールディスクを作る。
(2)本体付属のACアダプタを使う。
ということが条件なのでしょう。半年後はそれでやってみることにしましょう。

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自作5号(BIOSTAR G31-M7 TE V6.4 Core2Quad Q8200 4GB)
10月21日
・本機にはウイルスバスターが入っている。手動アップデートをし,再起動をかけて,これにより1709対応版に入れ代わったものと思われるので,Windows Updateをかけると,「Windows10、バージョン 1709 の機能更新プログラム」が表示された。
・ここでアップデートを開始するのだが,その途中,ウイルスバスター絡みの再起動を要求される。通常なら無視するところだが,これがきちんとできていないとアップデート作業ができないので,指示に従うことにする。当然1709版へのアップデートは中断となる。
・再起動ののち,改めてWindows Updateからアップデートを試みる。
・しばらく放置していたのだが,確認すると,1709版へのアップデートは成功していた。結局本機が一番トラブルが少なかった。

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富士通FMV-D1200改(Xeon X3350 4GB)
・本機は32ビット対応の周辺機器を使う関係で,32ビット版のOSをインストールしている。またウイルスバスターは入れていない。

10月18日
・Windows Updateをかけたところ,「Windows10、バージョン 1709 の機能更新プログラム」が表示された。
・アップデートを行ってみたのだが,なんと途中で失敗してしまう。
・その後Windows Update上で「機能更新プログラム」の表示はなされなくなった(履歴には「失敗」の記録が残っている)。メーカー製パソコンのため,インストール可能の判定が厳格なのだろうか。

11月12日
・Windows Update「失敗」の履歴がどうにも気に入らないので,

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

の「今すぐアップデート」で強制的に1709版へのアップデートを行った。この作業自体は特にトラブルなく行えた。

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Dell Inspiron1525(Core2Duo T8300 4GB)
・本機はもともと32ビットOS仕様だったものをWindows7時代に無理やり64ビットOS化している。

10月21日
・ウイルスバスターの手動アップデートをかけてからWindows Updateをかけてみたが,「Windows10、バージョン 1709 の機能更新プログラム」は表示されなかった。

10月28日
・Japanist10をインストールするため起動し,Windows UpdateをかけてみたがRS3版へのアップデートは表示されなかった。

11月15日
・定例のWindows Updateの際1703版に対するアップデート,Officeのアップデートが済んだ後,1709版へのアップグレードが表示されたので,そのままアップグレード作業に移行し,無事に1709版へのアップグレードが完了した。結局リリースから1カ月遅れの適用となった。

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Dell Inspiron1545(Celeron T3000 4GB)
・本機はもともと64ビットOS仕様である(もっとも購入当時はダウングレード権を行使して32ビット版WindowsXPを入れてもらっていた)。

10月21日
・上記Inspiron1525と同じだった。つまり,ウイルスバスターの手動アップデートをかけてからWindows Updateをかけたのだが,「機能更新プログラム」は表示されなかった。

11月15日
・本機も定例のWindows Updateで1703版に対するアップデート,Officeのアップデートが済んだ後,1709版へのアップグレードが表示された。アップグレード作業に移行したのだが,上記Inspiron1525よりも時間がかかったので,インストール作業半ばでシャットダウンした。

11月16日
・作業の続きを行おうとWindows Updateをかけたところ,昨日の続きからアップグレード作業が始まった様子。しばらく待って,ようやく本機も1709版にアップグレードできた。

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Onkyo C413(Atom N450 2GB)
・本機はWindows7 Starter仕様だったので今に至るまで32ビットOSである。また本機にはウイルスバスターは入れていない。

10月21日
・Windows10にしてからWindoows Updateが遅くなって困っているのだが,やはり「機能更新プログラム」は表示されなかった。

11月19日
・上記2機種のInspironで1709版にアップグレードできたので,本機もWindows Updateをかけてみたところ,まず1703版のアップデート,Officeのアップデートがかかったのちに,1709版へのアップグレードが表示され,アップグレードをしてみようとしたのだが,しばらく経過した後,別にマシンが止まっているわけではないのだが,「更新プログラムを初期化しています」と表示されたまま,全く先に進まない。仕方ないので,シャットダウンした。

11月20日
・Inspiron1545のように途中から1709版のアップグレードが可能かと思い,再びWindows Updateをかけてみたのだが,やっぱり「更新プログラムを初期化しています」と表示されたまま,全く先に進まない。数時間放置したのだがたまらずシャットダウンした。

11月23日
・Windows Updateで表示できたのだから,本機にも1709版の適用は可能だろうと思い,USBメモリによる強制アップグレードを行い適用自体は正常に行えた。

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(12月17日追記)

富士通LIFEBOOK A572/F(都合によりCPUは非公表すみません)
・第3世代Core i系列のCPUを持つ,拙デスクの上に置いてある職場所有のノートパソコン。最近職場でも64ビットOSインストール機が入るようになったが,本機は32ビットOS機。実はWindows10非対応機。先日まで1607版を入れていたが,先日一転して,1703版や,最新の1709版のインストールが解禁となった。

11月29日
・ところが職場ではネットワーク分離がなされており,職場の上部組織から1709版のインストールファイルをダウンロードするしかない。これが遅くてしょっちゅうダウンロードが中断しているありさまだった。本当は自宅でダウンロードしたものを使えばよいのだが以下略

11月30日
・この日はデスクに座っていない時間が長そうだったので,ようやくダウンロードできたファイルを実行させて,1709版へのアップグレードを行った。アップグレードに同意する「はい」をクリックする画面が出たときにはちょうど別の場所で仕事をしている時だったので,アップグレードに時間がよりかかってしまったが,なんとか終了した。
・本機はやっぱりできそこないだった1607版からのアップグレードだったので,ほんの少し触ってみただけで,レスポンスの向上が実感できた。Windows10がようやく使い物になるなと思い始めたのが1703版からで,1709版はそこからさらに機能を追加させているため重くなるかと心配していたが,今回はどうやらそのようなことはなく,1709版も引き続き「使えるWindows10」に仕上がったような気がする。しかしどこかのタイミングで機能追加により重くなり,古いパソコンのサポートを切り捨てる日がくるのだろうと思うと,未来はやっぱり明るくないような気もする。

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※なお「富士通F-07C」について検証予定はありません。そもそもメモリ容量の関係でRS1版以降のWindows10はインストールできません。ご了承ください。

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