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2017年12月31日 (日)

来年もだらだらいくしかないのか2017年アクセスランキングその5

 昨年にもまして更新ができにくくなった2017年の拙ブログでした。

 昨年の本欄では,「私自身は表の仕事の世界でひとつの『転機』を迎えた1年となりました。」と書いたのですが,今年はその昨年の「転機」の影響はほとんどなく来年(?)に持ち越しとなったために,今年1年はなんだかモチベーションの上がらない,暗い1年に終わってしまったように思います。

 私の表の仕事はともかく,実際のところ,今年のパソコン界も,新CPUの登場でそれなりに盛り上がった感はあったのかも知れないのですが,もはやパソコン界から社会を動かすような大きな話題は出にくくなったような気がします。
 それでも一応書き残しておくと,年初にインテルからCore i7-7700Kを始めとする第7世代KabyLake版CPUが登場し頭を抱えて(私)しまったのも束の間,沈黙を続けていたAMDから"Ryzen"という,大晦日にフジテレビで放送する格闘技と間違えそうな名前のCPUが登場してからは,多コアを特徴とするハイエンド向けSkylake-X版やKabylake-X版のCPUをリリースしたり,メインストリーム向けでも第7世代を早々と終了させ,Core i7-8700Kを筆頭とする第8世代のCoffee Lake版CPUをリリースするなど,「とにかく新製品を出し続けないと」というインテルの焦りが印象に残る1年だったような気がします。
 昨年末に第6世代のSkylake版Core i7-6700K搭載マシンに切り換えて1年が経過したのですが,高性能なCPUがいろいろ出てきたものの,個人的にはもうこれで十分満足しているといったところです。というかこの高性能を生かすようなパソコンの使い方はまったくしていない。
 実は年末にグラフィックスカードを,ゲームもしないのにGeForce GTX1060(メモリ3GB版)に載せ換えたところ,性能が若干向上し,マシンの切れ味がいっそうよくなりました。やはり新しいCPUには新しいグラフィックスカードをおごってあげないと宝の持ち腐れになる,とも感じました(実はCore 2 Quad搭載のぼろマシンに本機で使っていたGeForce GTX650カードを玉突き転配で装着したところ,嘘のように早く動くようになりもっとびっくりした)。

 本連載中でも書いているのですが,今年はWindows10がようやくまともに使えるようになった1年だったような気もします。初期リリースの1507版,すぐにアップデートされた1511版,大型アップデートと言われた1607版,そのどれもが,今から思えば安定度も低く,駄作としかいいようのない出来ばえでした。
 4月リリースのCreators Updateこと1703版でようやく安定して動くようになり,快適になりました。続くFall Creators Updateこと1709版は新機能が追加されたため重くなるかと心配していたのですがそのようなこともなく,1703版同様安定して動くWindows10に仕上がっていると思いました。
 しかし今後どこかのアップデートの段階でWindows10が変質し,機能の向上に反して重くなったり,不安定になったり,古い機種で動かないようにしたり,ということがあるのだろうと思うのです。
 CPUの性能強化とWindowsの機能強化に反し,使い道がなかなか広がらず将来どんな使い方をされるのか見通しが持てないのが,Windowsパソコンの現状ではないかと思います。

 iOS機器もついに顔認証が導入された機種が登場するなど,新機種が登場するたびに話題を集めているのですが,私のようなライトユーザは全く触手が伸びません。iOS11になって,古い機種には「バッテリー保護」という名目で性能を落とされるという仕打ちをアップルから受けているところ(確かに画面の動きがカクカクすることが多くなった→28日にこの件でアップルが謝罪した→30日にIphone6以降の機種は来年12月まで3200円で電池を交換するとのこと。iPhone5sは??)ですが,もはやiOSの操作体系は,例えばお箸の上げ下げのように日常生活の作法として完全に組み込まれてしまい,別に新しい機種でなくてもいいけど,もはやこれのない生活は考えられない,といった状況になってしまいました。常に持ち歩くiPhoneと,家で広い画面で閲覧するiPadの使い分けも,ごくごく当たり前のものになってしまいました。

 忘れてはいけない,これももう一度書くのですが,親指シフトユーザにとって今年最大のニュースは「UWPアプリにも対応した新しいJapanistがリリースされた」ということでしょう。
 Windows8がリリースされてから,Japanistではいわゆるストアアプリ内での文字入力ができない状態が続いていました。その頃中の人と話をする機会があり,話の中から,「富士通の社内では親指シフトユーザがまだ相当数いるものの,ストアアプリで入力するケースはそんなにないので,Japanistのストアアプリ対応はなさそうだ」という感触を得たものでした。
 ただ,将来的にはマイクロソフトOfficeもUWPアプリに移行するのではないかという不安もあり,Japanistが事実上使えなくなるのではないか,という不安もあったのですが,これでようやく解消されました。
 Japanistを使わない場合,Dvorakjや,やまぶきといったキーリマップソフトを使った親指シフト入力もあるのですが,やはり若干の違和感が残ったものでした。今年はとうとう,有志の手でハードウェア的にキーリマップを行う「かえうち」や「OyaConv」という機器も登場しました。で,実は「かえうち」は私も購入して使っています。使用記を書くことができればいいのですが。いずれにしても,親指シフトユーザの将来が明るくなり,そして選択肢がかなり広がった1年になりました。

 来年はどんな年になるのか想像もつかないのですが,悪い年にだけはしないようにしようと思っているところです。もちろん,外的な要因で悪い年になってしまうのは仕方がないのですが,他の人やおかれた環境のせいにせず,自分で工夫できるところはなんとかしようよ,という気持ちも持っています。何はともあれ,本年も拙web・拙ブログをご贔屓いただき本当にありがとうございました。来年がみなさまにとりましてよい1年になりますように。

 というわけで,いよいよアクセスランキング1位の発表となります。なおアクセス数は30日現在のものとなります。

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2017年12月30日 (土)

やる気に欠けた2017年アクセスランキングその4

 全体に低調で盛り上がらないアクセスランキングも早4回目。今日は4位から2位までの紹介です。12月29日までのデータをもとに集計しました。

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2017年12月29日 (金)

やる気に欠けた2017年アクセスランキングその3

 アクセス数ダウンに見舞われた低調な2017年のアクセスランキングも中だるみのまま3回目を迎え,今日は10位から5位までの紹介となります。12月28日までのデータをもとに集計しました。

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2017年12月28日 (木)

やる気に欠けた2017年アクセスランキングその2

 今日は20位(実際には19位が2つ)から11位までの紹介です。12月27日までのデータをもとに集計しました。

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2017年12月27日 (水)

やる気に欠けた2017年アクセスランキングその1

 今年こそは大きな変化があるかと思った2017年。ところがその期待は見事に裏切られ,結局何も変わらなかった2017年。
 そんな中,新しい記事が大幅に減ったのが最大の原因とは思いながらも,拙ブログは今年,大幅なアクセス減に見舞われてしまいました。ま,これが本当の実力なのだと言われれば仕方がないことだと思いますが,Google検索でhttps化していないサイトは評価が下がるようになったことも無関係ではないでしょう。

 私自身は公私ともども,踏んだり蹴ったりの1年だったような気がしますが,そんな2017年をさっさと振り返ってしまって,来るべき明るいはずの2018年を迎えたいと思うのであります。
 今日は30位から21位までのご紹介です。なお本日紹介するアクセス数は12月26日現在のものとなっております。実はこの21位から30位は,最近結構順位の変動が激しく,来年の確定時には順位が若干入れ替わっているかも知れません。

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