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2018年8月15日 (水)

Cドライブが圧迫されたら"Extreme Tuning Utility"を疑え!

 転勤に伴い自由に使える時間が少なくなったため,ASRock Z170 PRO4Sマザーを使った自作6号機(Core i7 6700K/4.00GHz)はウイークエンドにしか使わないようになってしまいました。
 それなのに最近,SSDで,全体が250GBほどあるはずのCドライブの空き容量が数十GBまで減っているのに気がつきました。システムとプログラムファイルだけしか入れないようにしているはずなのに,異常な減り方をしています。

 まずは定番の「田マーク」→「設定」→「システム」→「ストレージ」の「ローカルストレージ」に表示されたCドライブをクリックすると,「システムと予約済み」のところが140GBも消費していました。さらにその「システムと予約済み」をクリックして内訳を見ると,そのほとんどが「システムファイル」で使われていて,「これらがないとPCは動作しません。」とつれない説明を表示してくれます。

 そこでエクスプローラからCドライブを右クリックして「プロパティ」を出し,「ディスクのクリーンアップ」,もちろん「システムファイルのクリーンアップ」も含めてかけてみるのですが,数GB単位で不要ファイルを削除してくれるものの,思ったほど空き容量は増えません。その他フリーの削除ツールも使ってみたのですが,いま一つうまくいかないようです。

 これはSSDを倍容量に交換するか,それならいっそM.2に移行するか,しかし費用と発熱が心配で,子ども2人を県外の大学に行かしている身からすると,それはできれば最後の手段にしたい。

 そこでCドライブのそれぞれのファイルのプロパティを開き,ちまちまと消費容量を確認してみることにしました。
 順に調べていくと,"Program Data"フォルダが異様に容量を消費していることが分かりました。ここが怪しい。
 そこでその配下のフォルダを次々調べることにしました。"Apple Computer"フォルダの"Installer Cache"も,iTunesのアップデートファイルをそこにちまちまと保存しているようで,ここも怪しいといえば怪しいのですが,それでも消費量は数GB程度。
 さらに調べていくと,"Intel"フォルダが百数十GBも消費していることに気がつきました。まさかインテルが! 配下のフォルダを見ていくと,"Intel Extreme Tuning Utility"が,やはり百数十GB消費しています。そのなかの"Logs"フォルダをクリックすると,KB単位で7桁も8桁も数字を使ってサイズが表示されたファイルがごろごろ見つかったのでした。
 一応CPUが"K"付きなので,"Intel Extreme Tuning Utility"をインストールしてはいるのですが,当然こちとらライトユーザですのでクロックアップの類はしていません。でも,"Intel Extreme Tuning Utility"はマシンの状況を監視して,逐一ログファイルに記録をとっていたのでしょうか。
 サイズが大きすぎてメモ帳でも開けないログファイルを削除するのは,やはり通常の起動状態ではうまくいかず,セーフモードで再起動することにより,きれいさっぱり削除をすることができ,ようやく,百数十GBの「空き容量」が戻ってきました。

 SSDを購入する予定だったお金は,長い間使い続けて不安だった電源の更新に使いました。電源更新により,仮運用が続いていた「自作6号」もようやく完成の日を迎えたのでした。

 しかしこの"Intel Extreme Tuning Utility"の"Logs"フォルダ,ログファイルを削除しても,また次々と大容量のログファイルを作り続けているようで,どうやら定期的に削除をしていった方がよさそうです。インテルとの戦いはまだまだ続く…。

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