富士通のWindows8.1(64bit)を搭載したLIFEBOOKでUSBメモリからOSを起動する時の手順
あくまでも自分用の覚えとして残しておく。東芝のDynabook(32bitのWindows7からWindows10にアップグレードしたもの)の時も面倒くさかったが,こちらは一層面倒くさかった(注:富士通の機種にもさまざまなBIOS画面があるようで,以下は私が触った機種の例です)。
・画面の右下にマウスポインタを動かしてチャーム(この単語久しぶりに見た)を表示する。
・歯車マークの「設定」をクリックする。
・「PC設定の変更」をクリックする。
・一番下の「保守と管理」をクリックする。
・一番下の「回復」をクリックする。
・「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動する」をクリックする。
・「オプションの選択」が表示されるので「PCの電源を切る」をクリックして,マシンの電源を完全に切る。
・起動用のUSBメモリを挿しておく。
・F12キーを押しながら電源を投入する。光学ドライブがグォン,グォンとうなった後にビープ音が鳴るので,そこでF12キーから指を離す。
・起動メニューが表示される。
ここで挿してあるUSBメモリを選択し,起動させればよいようなものなのだが,残念ながら警告画面が表示されて起動できなかった。いろいろ調べてみると,「セキュアブート」機能を解除しないといけないみたいだ。この当時の富士通のマシンでは,Windows7がプレインストールされているとセキュアブートは「使用しない」ということになっているが,Windows8.1プレインストールマシンではセキュアブートを「使用する」ようになっている。
ところがこのセキュアブート機能の設定を変更するには,BIOS(UEFI)の管理者用パスワードを設定しないといけないのだそうだ。パスワードを設定すると管理者が困るのではないかと,一瞬あわてる。手順を続けると,
・Tabキーを押して,「起動メニュー」から「アプリケーションメニュー」に切り換える。
・「アプリケーションメニュー」のBIOSセットアップを選ぶ。
・「セキュリティ」のメニューから,まず「管理者用パスワード設定」を選び,簡単なパスワードを設定し,確認用のパスワードをもう一度入力する。「変更が保存されました。」と表示される。
・同じく「セキュリティ」のメニューから「セキュアブート機能」を選び,「使用しない」に変更する。
ところがここまでの設定をしてBIOS画面から抜け出し,USBメモリから起動しようとしたが,また警告画面が表示されて起動できなかった。ここからさらによくよく調べてみると,実はもう一つ,「互換性サポートモジュール」を「使用する」にしないといけないのだそうだ。Windows7プレインストールだと「使用する」に,Windows8.1プレインストールだと「使用しない」になっているらしい。なお上記の「セキュアブート」機能が「使用する」になっていると,「互換性サポートモジュール」は,「使用しない」に固定されているとのことだ。ここからさらに手順を続けると,
・「詳細」のメニューから「互換性サポートモジュール」を選び,「使用する」に変更する。
・「終了」のメニューから「変更を保存して終了する」を選ぶ。再起動が始まるのでF12キーを,ビープ音が鳴るまで押しておく。
・起動メニューが表示されるので,ここでめでたく,USBメモリを選んで起動する。
・USBに入ったOSが起動する。あとはごにょごにょと。
ごにょごにょが終わったあとの始末は次の通り。
・再起動するタイミングでまたF12キーを押し,Tabキーを押して,「起動メニュー」から「アプリケーションメニュー」に切り換える。
・「アプリケーションメニュー」のBIOSセットアップを選ぶ。
・管理者用パスワードの入力を促されるので,覚えておいたパスワードを入力する。
・「詳細」のメニューから「互換性サポートモジュール」を選び,「使用しない」に変更する(次の手順でセキュアブートを「使用する」にすると自動的に本項目が「使用しない」となるはずなので,この手順は省略してもよいかも)。
・「セキュリティ」のメニューから「セキュアブート機能」を選び,「使用する」に変更する。
・同じく「セキュリティ」のメニューから,「管理者用パスワード設定」を選び,覚えておいたパスワードを入力する。新しいパスワードと確認用のパスワードは,それぞれ空欄にしておきEnterキーを押すと,「変更が保存されました。」と表示され,管理者用パスワードは「未設定」に戻る。
・「終了」のメニューから「変更を保存して終了する」を選ぶ。自動的に再起動し,富士通のロゴのついた起動画面が表示され(64ビット版なので)て,無事にWindows8.1が起動する。
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私の中ではすでに過去のものになっていたはずのWindows8.1機を,この4月から仕事で使わざるをえないはめになってしまったのでした。前々任者が2016年当時Windows10への無償アップデートをさぼったのが原因と思われます。
今となっては古い感覚であるWindows8.1の操作性に唖然とする毎日なのですが,職場所有のマシンなので巷間言われている「実は今でもWindows10に無償アップデートできる」という技を使うわけにもいきません。
どうせ放っといてもあと3年足らずでWindows8.1はサポート終了になり強制リプレースとなるでしょうから,これも頭の体操だと思って,これからほぼ毎日,久しぶりにWindows8.1マシンとつきあうことにいたしました…。
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