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2020年7月 5日 (日)

こんな商品なのに「とてもよい!!」と言わざるを得ない現状って…。

 実は6年ほど前から,毎日のようにマスクを使っている生活を続けています。いや1日の中でもごく一部の時間帯に限られるのですが,その時間帯はマスクをつけなければならないという内容の仕事です。
 そういうわけなので,ドラッグストアで売られている50枚入り500円程度の使い捨てマスクが職場のデスクにはいつも常備されていたのです。数か月前までは。

※注意 使い捨てマスクの洗濯に係る内容がこのあとの文章に掲載されています。掲載した方法はあくまでも私が自己責任の下に行っているものであり,これが正しい方法というわけではありません。本文章に書かれていることをそのまま実行して健康を害されても拙ブログ運営者はその責を負いかねますのでご了承ください。

 最後に50枚入り500円のマスクを購入したのが昨年の末ごろだったでしょうか。年が改まり,その50枚入りマスクが残り半分程度になったので,なんだか毎日ニュースが騒がしいし,そろそろマスク売り場を見てみようかと思ったら,マスク売り場の棚が空っぽ,という現状が。
 それでもしばらくは最後に購入したマスクを威勢よく使い捨てしていたけれど,依然としてマスク品薄状態は改善されません。そしてやむなく,使い捨てマスクを洗って再利用することにしたのが3月のことでした。

 使用したマスクはとっておき,週末に風呂場でまとめて洗っています。最初は衣類用洗剤で洗って乾燥して終わりだったのですが,「消毒した方がいい」ということから,塩素系漂白剤を使って漂白し,その後洗剤で洗って部屋乾しするようにしました。

 そのような生活をしている中に目にしたのがこの記事。

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1248773.html

 USB電源を使い熱によりマスクを乾燥させるという商品です。なんだか今回の騒ぎに便乗した商品という印象もありますが,発売元の「サンコー」はもともとそのような「キワモノ」の商品づくりが得意な会社と言う印象があります。あ,「キワモノ」はサンコーではなく,こっちで使っている用語だった。サンコーは「レアモノ」と言っているのだった。
 でもそのキワモノレアモノ的なものは結構ささることもあり,うちでもこんな品物こんな品物をすでにサンコーさんから購入して使っています。

 今回の騒ぎに便乗する前から「USBマスクリフレッシャー」と称して,風で乾燥させるタイプの商品を出していましたが,この商品は,ポーチに発熱体を取り付けたもので,「USBマスクリフレッシャーポータブル」と称しています。

 で,この記事を見たときは「またお得意のキワモノレアモノか」と思ったのですが,上記の部屋乾しマスクを使って外出しようとしたときに「マスクがくしゃくしゃになっている!!」と家内に激怒されたので,それなら「USBマスク…」を使ってしわを取ればいいのか,と思い,早速注文したのでした。注文したのはまだ発売前だったので,発売と同時に入手できたようです。

https://www.thanko.jp/shopdetail/000000003524/

Dsc04973 

 ポーチ状の本製品,なんとファスナーを使って開け閉めします。令和の製品なのにデザインがなんとなく昭和っぽい(それも1950年代風味)です。
 ファスナーを開けて中を見ると一面銀色に光っています。

Dsc04974
 間にはさまれているのが発熱体。発熱体にマイクロUSBの端子が装着されていて,そこに付属のケーブルを挿し(普通のマイクロUSBケーブルでも大丈夫そう),USBポートにつないで加熱します。

Dsc04975

 USBの電源アダプタは付属されていません。サンコーによると5V/2Aの出力ができるものを使うよう指定されています。

 マスクは発熱体の両面に計2枚セットできます。マスクをセットしてケーブルを装着すると,当然ファスナーは全部閉まりません。これがサンコークオリティだと言えば言い過ぎでしょうか。70℃で30分ほど加熱されるそうです。30分で自動的に加熱が終了するそうですが,サンコーでは加熱終了後はUSBケーブルを抜くよう指定しています。

 購入して1か月使用(上記の手順で洗濯・部屋乾ししたマスクをこれを使って加熱)しました。確かにマスクの洗濯しわが取れます(ウイルスや細菌を確実に除菌できるものではない,とサンコーでも注意事項に明記している)。週末に5~6枚程度使い捨てマスクをこの手順で再生するので,すでにのべ30枚程度のマスクがこれで再生できたことになります。基本的にマスクの芯材が洗濯でぽろっと取れてしまうまでは使い続けているので,うまくいけば使い捨てマスク5~6回は洗濯に耐えうるはずであり,50枚の使い捨てマスクが1年間は使い続けられるという乱暴な計算も成り立ちます。

 50枚入り500円のマスクが元のように買えるようになれば本商品の寿命は尽きるような気もするのですが,ウイルス騒ぎの終息が見通せない中では,まだまだ本商品,残念ながら活躍の場はまだまだ続くのだろうと思います(別のウイルスが流行したときに引っ張りだして使うかも知れない)。
 商品のクォリティもサンコーらしくほどほどで,悪く言えば,人を喰ったような商品という見方もできる。でも,今は自分にとってこれが非常に手放せない商品であり,ひょっとすると,これを今年のベストバイ,と今から決めてしまってもいいかも知れない。
 サンコーの「USBマスクリフレッシャーポータブル」という商品は,本当にいろいろと考えさせられる商品だ,という印象があります。

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