2020年とは一体なんだったのか? 令和2年のランキング(その5)
激動の令和2年が暮れようとしています。新型コロナウイルスは公私にわたり大きな影響を受けました。というか私の場合,心理的には平成30年西日本豪雨から臨戦態勢が続いている状態であり,平成30年7月6日以降時計の針が止まったまま,今を生きているといった状況です。
年末年始に向け,新型コロナウイルスの感染者はさらに増加しているという状況であり,これから本当に地球はどうなっていくんだろうという不安ばかり募ります。
そのようなわけで,今年は本当に"zoom"とか"Google meet"などという単語が否応なしに侵入してきた1年でありました。コロナ禍がなければ多分避けて通ってきた類のもので,公の場でも多数"zoom"会議のセッティングを行ってきましたし,私的な領域でも,アマゾンで格安のカメラを購入して(以前OASYS関係のオフ会で頂いたカメラはマイクが内蔵されてなかったので使えなかったのです>当時オフ会をセッティングしていただいた皆様)"zoom"会議に臨んだこともありましたっけ。これまでなかなか参加できなかった娘の大学の保護者行事に"zoom"で参加できたのは逆に大きな収穫だったかも知れません。
あとはブログでも書いたサンコー社の「マスクリフレッシャー」。本当に毎週便利に使っています。(殺菌・洗濯した)マスクのしわがとれるので重宝しています。コロナ禍でなければ本当にサンコークオリティ(失礼!)の商品なのですが,このコロナ禍の中この商品は「本当に重宝した商品」であると,冗談抜きで高く評価したいところです。
シャープのマスクも買いました。なかなかつながらなかった「ココロストア」のサイトにようやくつながって予約をし,それからなんと5か月も待ってようやく購入できました。貴重な日本製ということで,嫁の鶴の一声,「このまま備蓄する!」ということになりいまだ本商品の装着感が分からないのが困ったところなのですが…。それにしてもこの「ココロストア」の 私のID,なんとルーツは,15年前のweb限定販売のハードディスクレコーダー,「東芝RD-H1」を購入した時に取得したIDの成れの果て(room1048のIDがダイナブックの通販サイトのIDとなり,それがココロストアのIDに化けた),というのが,なかなか感慨深いところではあります。
Windows関係で言えば,「でき損ない」と言ってもよかったVer.1809のサポートが,なんとコロナ禍の影響により,5月12日から11月10日までと約半年延長されたことがびっくりしましたね。このような事情でサポートが延長されるのだということよりも,いろいろ物議をかもした問題の多いバージョンだったのにそれがサポート延長されてしまった,というのが驚きでした。
このような,オリンピックも延期されてしまうくらい激動の1年だったのですが,私の方は転勤によりこれまでの苦労はなんだったのか,と思うような1年となり,皆さんには申し訳ないのですが私的には,実は久しぶりのあまり悪くない1年で終わりました。
しかし,コロナ禍はまだしばらく続きそうです。もう2019年より前の生活様式には戻れないような気もしています。確かに,苦しいこともたくさんあったのですが,今年1年を振り返ってみても,娘の大学の行事に参加できたことのように,「コロナ禍だからこそできた」こともいっぱいあったんじゃないかと思います。
人間には「ピンチをチャンスにする」力があるのだと思います。そう考えると,来る2021年も,そんなに悲観する必要はないんじゃないかなぁ,という思いが湧き上がります。
拙ブログを今年もご愛顧いただき本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。というわけでいよいよ拙ブログアクセス数第1位の発表となります。12月30日現在のデータでお知らせします。
例によりましてこの連載が続いている間にもアクセス数や順位が変動しております。確定したものは同じく例によりまして1月1日の発表とさせていただきます。
1位 Windows10環境でJapanist2003を安定して使うこつ(2016年4月29日) 1086アクセス(昨年は1位→,1450アクセス↓)
Windows10でJapanist2003が動くかどうかについてはもうどうでもいいんです。動くんです。今年はいよいよEdgeブラウザでもJapanist2003が動くようになりました。システムライン変換がいやだというのなら,(Chromium)EdgeをWindows7互換モードに設定すればインライン変換できるようになるんです…。
そんな話がどうでもよくなる位の「親指シフトキーボード・OASYS V10・Japanist10販売終了」でした。このリリースが富士通から伝えられたのが,今年の5月19日のことでした。
この間今日にいたるまでいろいろなことがあったのですが,とりあえず私の周りのことだけ書き並べるとこんな感じでした。
・MyOASYSやMyOASYS2についての本をオークションで購入した。
・オークションで初代OASYS Liteが出品されているのを見つけ,落札した。
・その初代OASYS Liteについての本をオークションで購入した。
・OASYS Liteのカセットテープ版マニュアルが故神田さんのwebページで聴取できなくなっていたので,オークションに出ていたところを落札した。しかもそのテープでレッスンした内容をwebで公開した。
・OASYS Lite用のインクリボンが多数出品されていたので落札した。残り人生の間ではおそらく使い切れないくらいの本数だった。
・OASYS LiteのデータをICレコーダーに保存するために,片側がモノラルで,片側がステレオの接続コードを購入した(これでLiteで作成した文書データをICレコーダーで保存できるようになった(web形式で保存))。
・FMR Notebook用のPCカード型媒体であるFM-OASYSをオークションで入手した。
・上記カードをOASYS Pocket3に入れて(動かないのは承知の上で)試そうと思ったところ,OASYS Pocket3が動作不能状態になっていることが発覚(残念ながら処分)。
・親指シフト化しているFMV-6700NU9/Lに,液晶破損で処分したFMV-B8240で使っていたIDE接続のSSDを装着しようと思ったところ,液晶(これもオークションで入手し交換したもの)がいわゆる「ビネガーシンドローム」になっていたことが発覚。
・起動しないFMV-6000NUを入手してFMV-6700NU/9の液晶画面を含めリフレッシュ。FMV-6000NUの方がFMV-6700NU9/Lよりも機能が充実していたはずなので,割り切れない思いのまま作業完了。
・現有のFMV-KB611と,FMV-KB232を分解して,それぞれ内部の清掃を行った。
・FMV-KB613,FMV-KB232,「サムタッチ」ことFKB7628-801を購入。FMV-KB611は購入20年以上が経過した。到着したFMV-KB613は,購入20年以上が経過しキーの反応がいま一つよくないFMV-KB611の後継としてそのまま使用。KB232とFKB7628-801はその日が来るまで保管。
などなど。OASYSと親指シフトには本当に振り回された1年となりました。とはいいながら,買おう買おうと思って購入を先のばししていたFMV-KB613を入手し,そのキータッチを楽しんだり,初代OASYS Liteを入手して,(現行親指シフトユーザから見れば)あまり変わらない操作体系で使えることに驚いたりと,実はこの騒動を個人的には結構楽しんでいた節も見られます。
特にこの初代OASYS Liteはフロッピィドライブがなく,プリンタ部も劣化の原因となりやすいゴムベルトが使われておらず,液晶も8文字表示の小さいサイズなので,丁寧に保存すれば長期にわたり動作できそうな予感があります。現行Windows機とのデータ互換は難渋を極めそうですが,単に文書・外字・辞書データを保存するだけなら,ICレコーダを使ってwavファイル化して保存することにより,逆に将来にわたって安心してデータ保存できる,というメリットも出てきます。インクリボンも多数購入したので,私が死ぬ間際に使っている情報機器はなんとこの数十年落ちの初代OASYS Liteだった(爆),という姿も想像できます。
さて,今後のOASYS・Japanist・親指シフトキーボードについて,その動向を改めて確認して本稿を終わりとしましょう。
・USB接続の富士通コンポーネント製FKB7628-801(サムタッチ)は10月30日をもって販売終息。富士通専門店アクセスでも受注を終了している。
・PS/2接続のFMV-KB613とUSB接続のFMV-KB232は2021年5月をもって販売終了予定だが,富士通専門店アクセスでは近々受注を終了する予定。
・富士通LIFEBOOKのカスタムメイドで親指シフトキーボードを選択することは,公式には2020年秋モデル以降不可となっている。富士通専門店アクセスでは2020年秋モデルの親指シフトキーボードモデルを用意しているが,それも受注終了間近らしい。
・OASYS V10とJapanist10は,個人ユーザ向けには9月30日をもって販売終了しているが,富士通専門店アクセスではまだ受注できる。しかし近々終了予定。法人ユーザ向けの販売最終日は来年5月31日。
・OASYS V10のサポート終了時期は,個人ユーザが2023年9月で,法人ユーザが2024年5月。
・Japanist10のサポート終了時期は,個人ユーザが2023年9月で,法人ユーザが2026年6月。ただし新規の障害調査や修正提供は2024年5月までで,それ以降は事例ベースのサポートとなる。
・LIFEBOOKの親指シフトキーボードについてのサポートは2026年4月まで。FMV-KB613やFMV-KB232のサポートは2026年6月まで。
・OASYSやJapanistから他製品に移行する場合,富士通では,OASYSだとPDF, マイクロソフトWord,テキストファイルへの変換について,またJapanistだとユーザ辞書のマイクロソフトIMEへの移行について案内をしている。
・他社製の親指シフトキーボードとしてはライフラボ社の「親指シフト表記付きUSBライトタッチキーボード」が存在する。ライフラボ社としては,キーボード配列変更ソフトとしてblechmusikさん作の"Dvorakj"の使用を薦めており,専用のインストーラーをアップロードしている。
・FMV-KB211用のキーボードドライバをリリースしていたサニコン社が運営する「日本語入力コンソーシアム」のサイトの「ソフトウェアライブラリ」では,各種のキーボード配列変換ソフトの紹介をしている。
・「かえうち」や"OyaConv"のようなハードウェアエミュレータも存在し,他社IMEやWindows以外のアーキテクチャを持つ機器でもUSB接続の親指シフトキーボードを使用することができる(PS/2接続のFMV-KB613は,キーボードドライバがインストールされていれば,刻印通り入力できない文字があるものの,他社IMEでもおおむね親指シフトによるかな入力を行うことが可能)。
・キングジムのテキスト入力ツール「ポメラDM200」が親指シフト入力をサポートしており,富士通が親指シフト関連商品の販売を終了した後は,キングジムが親指シフト関連の商品を販売する唯一の大手メーカーとなる予定。
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