混沌とした状況の中2021年がやってまいりました。まずはあけましておめでとうございます。今年も拙webと拙ブログをどうぞよろしくお願いいたします。
昨年の年頭記事のタイトルが,「今年こそ,嫁のノートパソコンをなんとかしたいと考える2020年」でした。拙ブログや拙webをご覧の方はお分かりのとおり,結局,嫁のパソコンはなんともすることができず,せいぜいマイクロソフトOfficeをサブスクリプション契約に移行した程度で,このまま何事もないようなら嫁のDELLのInspiron1525は今年の夏,とうとう購入13年を迎えることになりそうです。Windows10化しているのでOSのサポート切れによる買い換えも当分心配する必要はなく,その嫁も(自宅で)パソコンを触る頻度が急激に減ってきており,Inspiron1525の後継機導入は喫緊の課題,というわけでは全くない状況です。本当に,Inspiron1525が朽ちるのをじっと待つしかない,といったところです。
そのパソコン界ですが,「eスポーツ」,いや所詮ただのPCゲームじゃないか,そのPCゲームを快適に動作させるべく,CPUもグラフィックスカードもどんどん性能が向上し,その結果どんどん価格が上昇し,稼働時に排出される熱も尋常ではなくなり,「最低でも簡易水冷を導入しないとだめ」などという風潮が広まっているのだとか。
そんな状況で本当にいいのだろうかと思った矢先の,Apple Silicon搭載新Macの登場でした。なにしろ驚くほどの高速化が図られ,しかも消費電力も抑えられているのだとのこと。まだまだApple Siliconはプロユース向けの最適化ができていないという欠点があるものの,まずは一般的なモデルからApple Siliconの導入が始まったので,価格も思ったほど高くないところからのスタートとなりました。
インテルCPUから外れたので,「MacでWindowsを動かす」という使い方にはまだまだ応えられていないものの,よく考えれば,マイクロソフトOfficeなんかはサブスクリプション契約に移行してしまっているので,Mac向けのOfficeでさえすでに使い放題の状態であること,親指シフト入力だって,全てのキーが入力できるわけではないが,「かえうち」を使ってiPhoneで親指シフト入力をした実績もあるので,以前PowerPC版Mac Miniを導入した時と比べればはるかにハードルが低いこと,そしてそもそも,パソコンで使うソフトはもはやブラウザばっかりじゃん,ということを総合的に考えると,実はもはや「Windows」を使う必然性は,以前よりはるかに低下しているのが私の実情です。
課題となるのはアップルのサポートが割と短期間で終わってしまうことくらいか。ただ最近では,(私のところでは今も使っている)iPhone5sや6,iPad mini2のように,最新iOSがリリースされないようになってもOSのセキュリティアップデートだけは提供されるようになってきており,この点も徐々に改善されつつあるような印象も持っています。
とにかく電力を馬鹿喰いし,高熱をうまく処理しなければ使えないWindowsゲームマシンに対して,「何を馬鹿なことやってんだか…」と涼しい表情で高性能を発揮するApple Silicon版Macの方が,ニューノーマルの時代にふさわしい賢そうなパソコンだ,という印象が私にはあります。
この動きにインテル・AMD・NVIDIAはどう対抗していくのか。いつまでも筋肉質で賢くなさそうなゲーミングマシンばかり追求していると,それこそ「ゲームチェンジ」が起きそうな気がします。涼しい表情で賢く気楽に使えるWindowsマシンが作れるよう,低電力低発熱でも性能のよい,そしてお財布にもやさしいCPUやグラフィックスチップの開発をお願いしたいところです。
そして今年は,いよいよ富士通のOASYS・親指シフト関連商品が本格的に販売終了を迎えます。昨年はとりあえず新しい純正のキーボードを確保して,まぁとりあえず私が死ぬまでは純正のキーボードを使い続けられるだろうとは思うのですが,そうは言ってもWindowsの突然の仕様変更で純正親指シフト環境が枕を並べて討ち死に…という事態も考えられなくはないので,やはり代替環境についてもいくつか考えておく必要はあるのではないかと思っています。一方で,「OASYS」というワープロソフト・専用機はそれ自体が一つの「文化」であり,その記録を残し伝えていくということも考えなければならないよなぁWikipediaにもなぜか紹介されちまっているし…という妙な使命感を持っている2021年です(表の仕事がある身ですのであまり期待しないでくださいね(爆))。
ではこのあと,昨年2020年のブログアクセスランキングの確定版をお知らせします。
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