新春特別企画・ソニーUDP-X700(2) リモコンでだらだらYouTubeを見るのは乙だが…。
まずはディスプレイとの接続。I.O.データKH2750V-UHDとの接続は当然HDMIケーブルとなりますが,HDR10信号入力に対応しているのはディスプレイのHDMI1端子のみとなるためそこに接続し,自作6号(ASRock Z170 PRO4S+GeForce GTX1060 3GB)からのHDR出力はあきらめることに(HDR出力をさせると通常のパソコンの使用に支障がでるためこれでよい)しました。音声はディスプレイのヘッドホン端子から聞くようになります。
KH2750V-UHDには操作が面倒なものの2画面表示機能があり,パソコン画面の隅を使ってUDP-X700の画面を小さく表示させることも可能です。
そしてCDプレーヤとしても使えるようオーディオにも接続していくのですが,なんとUDP-X700にはアナログ系の音声出力がない!!
UDP-X700は,2系統のHDMI端子(映像・音声両対応が1つ,音声のみ対応が1つ),同軸のデジタル音声出力端子,それにLAN端子しかありません(あとは前面にUSB端子がある。MIMO対応の無線LANも内蔵されている)。これを25年選手のアナログアンプ,マランツのPM-88aSEにどう接続すればよいのか。
というわけで登場したのが,つい先日まで使用していたオンキヨーのSE-U55GX。おなじみのUSBオーディオデバイスなのですが,全Windows10パソコンの64ビット化に伴い放置していたものでした。これには光と同軸のデジタル端子が搭載されており,同軸のデジタルケーブルを使ってUDP-X700と接続し,SE-U55GXを単体のD/Aコンバータ代わりに使ってしまおうという魂胆です。
今を去ること35年以上前,ソニーから単体のD/Aコンバータ,DAS-702ESという機種が登場し,わざわざCDプレーヤとは別にデジタル信号を処理する機械を作らないといけないのかと,当時貧乏高校生だった私は驚いたものでした。サンプリング周波数はCDで使う44.1kHzに加え,その後8ミリビデオのPCMトラックで使うことになる32kHzやDATで使うことになる48kHzにも対応しており,デジタルオーディオのセンターとしても使えるのかと感心したものでした。それから35年以上経過し,機能的にはそれと同等(どころかSE-U55GXはサンプリング周波数96kHzまで扱える)のものが「家に余っている」というのが,時代の流れを感じさせて辛いところなのですが…。
ともあれ,UDP-X700のデジタル音声信号は,SE-U55GXでアナログに変換されてPM-88aSEに入力することができるようになりました。上記の通りSE-U55GXがサンプリング周波数96kHz対応なので,UDP-X700のデジタル音声出力は"PCM"で行わなければならないものの,一応ハイレゾ音源の再生も可能となりました。
ところが結局,ハイレゾ音源も,4K映像も,もったいないことにUDP-X700で再生させていません(体験程度なら行ったのだが)。やはり中心はnasneに記録した番組の再生と,一番はライブチューナによる視聴。確かにこれらは問題なく行えるのですが,なんと,パソコンで視聴していたときと同じように,途中で止まってしまうトラブルが,やはり発生してしまったのでした。これは一体どうしたものなのか…。
というわけで,しばらくはYouTube再生マシンとして使ってみたりもしました。リモコンで動画探しというのは退廃的でなんとなく乙な感じもしたのですが,画質的にそう変わりがないのなら,結局Google ChromeでYouTubeを見た方が楽なんじゃないの?ということになってしまうのでした。
そうこうしているうちに,悲劇は突然やってくるのでした。(続く)
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実は最近もう1点本機に困ったことが起きまして,リモコンがどこかに行ってしまったのです…。リモコンがないとほとんどの操作ができない本機。どこかにはあるとはいえ,一体どうしたものやら…。ま,本編には影響しないのでこの話はここまでとします。
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