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2021年2月21日 (日)

Windows10 Ver.21H1へのアップデート顛末

 Windows 10 Ver.21H1のプレビュー版が,Insider PreviewのBetaチャネルで2月18日にBuild 19043.844として公開され,私もその当日にアップデートすることができました。とはいうもの,このVer.21H1は,コアが現行のVer.20H2やVer.2004と同じものになっているため,小幅なアップデートとなっており,Ver.2004やVer.20H2がすでにインストールされている環境であれば,何の問題もなくアップデートできるものと思われます。

 そのVer.21H1のアップデート顛末を本日からお届けします。例によりまして逐次更新方式でお届けいたします。

(2021,2,27追記)
 Core2機でVer.21H1よりあとにリリース予定のWindows10新バージョンが受けられない旨のタイトルをつけ,文章中にもそのような記述をしておりましたが,必ずしもそうではないことが分かったため,改題と該当部分の削除をいたしました。

(2021,5,22追記)
 本国では5月18日にWindows 10 Ver.21H1が公開されました。サポート期限は2022年12月13日までとなっています。一方で,前バージョンであるWindows8.1のサポート終了日が2023年1月10日となっていますので,Windows8.1よりもサポート期限があとにくるWindows10は,次バージョンとされ大がかりなアップデートが予想されるVer.21H2を待たないといけないということになりました。

(2021,5,27追記)
 https://softantenna.com/wp/windows/microsoft-confirms-next-generation-of-windows-10/
 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2105/26/news055.html
 次期Windowsは「次世代Windowsだ」とマイクロソフトCEOがのたもうております。機能面での更新もさることながら,私の一番の関心事は,「古い環境でも動くのか」という1点に尽きます。
 「次世代Windowsだ」というからには,やっぱり古い環境の切り捨てもありうるのでしょうか。現在Insider PreviewのDevチャネルはCore 2機でも受け取ることができていますが,"Ver.21H2"という形にまとまったところで「Core 2機では動作しない」などというアナウンスがなされたりということはあるのでしょうか。今後一体どうなるのか,引き続き注視していく必要があるようです。

富士通FMV-D1200改
CPU…Xeon X3350 2.66GHz
チップセット…インテルG31 Express
グラフィックス…nvidia GeForce GTS450(2GB)
メモリ…4GB
OS…64ビット(Insider Preview Beta Channel)

2月18日
 そろそろWindows Updateをかけないと,と思ってアップデート開始。Ver.21H1へのアップデートが表示され,何のためらいもなくアップデート開始。Ver.20H2からのアップデートのため当然大がかりなこともなく,Core2系のCPUを搭載していても何の問題もなくインストールが終了した。

 やっぱりインストール日は2月18日ではなく,Ver.2004のプレビュー版を初めてインストールした昨年12月22日付けとなっている。

4月29日
 ビルド19043.928がMay 2021 Updateこと21H1版のファイナルビルドになったということで,本機もこの日アップデート作業を行ったところ,それより新しい,ビルド19043.964が適用された。

20210429-160554

 DevチャネルのInsider Previewで導入されている,タスクバーにニュースを表示できる機能も追加されているが,これはVer.2004/20H2にも導入予定(すでにプレビュー版の更新プログラムに搭載済み)とのことなので,Ver.21H1だけの機能というわけではない。

5月12日

 日本時間で5月19日に公開されたVer.21H1のビルドは後述のとおり19043.985であったが,このビルドは本機には5月のWindows Updateで導入されていた。

富士通CELCIUS J530(追加)
CPU…Xeon E3-1225v3 3.20/3.60GHz
チップセット…インテルC226
グラフィックス…nvidia Quadro K600
メモリ…8GB
OS…64ビット(現在20H2版)

5月19日
 Ver.21H1リリースの報を知り,早速本機にWindows Updateをかけてみたところ,

20210519-194842

あっさり「Windows10、バージョン 21H1 の機能更新プログラム」が表示されてしまった。
 早速「ダウンロードしてインストール」をクリック。長い時間もかからず,

20210519-195343

アップデートは完了してしまった。公開されたビルドは19043.985となっていた。

Dell Inspiron1525
CPU…Core2 Duo T8300 2.40GHz
チップセット…モバイルインテルGM965 Express
グラフィックス…インテルGMA X3100
メモリ…4GB
OS…64ビット(現在20H2版)

キングジム・ボータブック XMC10
CPU…Atom x7-Z8700 1.60/2.40GHz
グラフィックス…インテルHDグラフィックス400
メモリ…2GB
OS…64ビット(現在20H2版)

5月19日
 そこで上記2機種にもWindows UpdateによるVer.21H1へのアップデート作業を試みた。すでに古く遅いマシンなのでそれなりの時間はかかったのだが,この2機種についても問題なくVer.21H1が導入できてしまった。

Onkyo C413
CPU…Atom N450 1.66GHz
チップセット…モバイルインテルNM10 Express
グラフィックス…インテルGMA 3150
メモリ…2GB
OS…64ビット(直前は20H2版)

5月20日
 それでは我が家で一番鈍速なWindows10マシンでどうなるか,翌20日に試してみたのだが,これもそれなりに時間がかかったものの,作業自体はあっさりとしたもので,問題なくVer.21H1に移行できてしまった。ただVer.21H1がインストールできたことと実際の使用感はまた別物であり,本機もそろそろ引導を渡した方がいいのではないかということを実感する。

自作6号(AsRock Z170 PRO4S)
CPU…Core i7-6700K 4.00/4.20GHz
チップセット…インテルZ170
グラフィックス…nvidia GeForce GTX1060(3GB)
メモリ…16GB
OS…64ビット(直前は20H2版)

5月19日
 それよりも驚いたのはこの本機にも,「Windows10、バージョン 21H1 の機能更新プログラム」が表示されなかったことだった。今まで本機は,Windows Update経由でも比較的早くWindows10の次のバージョンに移行できたものだったが,我が家最速のマシンがいまだにVer.21H1に移行できないのはどういうことなのか,全く理解ができない状態だ。

5月22日
 それから毎日のようにWindowsアップデートをかけてみているのだが,状況は全く変わりない。
 ひょっとしてKB-613親指シフトキーボードのドライバが入っているからいけないのかと想い,標準の106/109用キーボードドライバを入れてからWindows Updateをかけてみたのだが状況には何ら変化がなかった。

5月26日
 しかし,Ver.21H1リリース1週間後のこの日にWindowsアップデートをかけてみると,上記「Windows10、バージョン 21H1 の機能更新プログラム」が本機にも表示された。「ダウンロードしてインストール」をクリックすると更新作業が始まり,再起動後,問題なく21H1版がインストールされた。

Dell Inspiron1545
CPU…Core2 Duo P8800 2.66GHz
チップセット…モバイルインテルGM45 Express
グラフィックス…インテルGMA4500MHD
メモリ…4GB
OS…64ビット(現在20H2版)

5月19日
 実はInspiron1525とポータブックの前に本機のVer.21H1化を試みようとし,Windows Updateをかけてみたのだが,「最新の状態です」と表示されるだけで,「Windows10、バージョン 21H1 の機能更新プログラム」は表示されなかった。
 この時は「まぁそんなこともあるわな」と思って気にもしなかったのだが,より古いInspiron1525が問題なくアップデートできてしまったのであせりを覚えたのだった。

5月27日
 上記自作6号でも結局21H1への移行が行えたので,本機でもWindows Updateをかけてみたところ,今回は「Windows10、バージョン 21H1 の機能更新プログラム」が表示されたので, アップデートを実施し,Ver.21H1をインストールすることができた。
 結局リリース1週間ほどのうちに,家にある全機種のVer.21H1化が,Windows Updateのみで完了したことになった。

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  Windows InsiderのDevチャネルを受けていた自作5号(Core2 Quad Q8200)はこの度,Windows10での運用を終了し,Windows7に戻して別用途に使用することとしましたので,アップデート検証機から外れることになりました。結局現在でもWindows10 DevチャネルのInsider Previewを受け続けていますので訂正の上ご報告します。(2021,4,29訂正・追記)

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