一太郎2021,去年にもまして,売れていないんでしょうか。
昨年こんな記事をアップしてから,ちょうど1年になりました。
今年も来るのかなぁ,と思っていたら,やっぱり届いてしまいました。
今回の一太郎2021,昨年末のリリースは各webサイトとも珍しくATOKだけでなく一太郎の方も記事にまとめていたようでしたが,実際に販売が開始された2月以降,一般のユーザが一太郎2021の入手記をアップされるようなことがほとんどなく,次の記事をようやく確認できたところです。
http://mahoroba3.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-02f3fb.html
おそらく「Wordよりも一太郎がよい」と言っている人の多くは,確かにそう思っているけれど毎年のバージョンアップは脱落してしまっていることが多いんじゃないかと思います。一太郎信者ですら,毎年のバージョンアップに辟易しているところなのかも知れません。
だから昨年から,バージョンアップの案内を2回送って,購買意欲を喚起しようとしているところなのでしょう。
今年封入されていたリーフレットは「まいにち一太郎! <伝える>力を身につけるための奥義書 三十一箇条」というタイトルがついています。でも,なんだかその31個もある一太郎のメリットを読んでみても,「Wordにもモバイル版があるじゃないか」とか,「そんなもんブラウザを立ち上げて検索すればいいじゃないか」などという程度のもので,ジャストシステムは本気でこれらが一太郎のメリットだと信じているのだろうか…と悲しくなってしまいます。
で,その31個のメリットで,私が「これはメリットではなく一太郎の欠点だ」と思っているのが次の2点。
「08 とにかく、ペライチ!」…その機能を使うから行間や文字間がおかしくなり,読みにくい一太郎文書が多数出力されているのではないかと。
「29 消すなよ!絶対に消すなよ!」…そのせいでサーバ内に「.$td」という拡張子のごみファイルが多数産出されているのではないかと。
豪華版の一太郎2021プラチナはDVD版で税込み30800円もします。マイクロソフト365契約の約3年分になりますね。せめて3年に1回のバージョンアップにとどめて置いた方が一太郎信者にも毎回バージョンアップしてもらえるのではないのでしょうかね?
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「たろうねた」カテゴリの記事
- 一太郎2021,去年にもまして,売れていないんでしょうか。(2021.03.07)
コメント
あれから9か月。次版の一太郎がリリースされる季節となりました。
来年登場するのは「一太郎2022」。ついに同梱のATOKが買い切り形ではなく,「サブスクリプション」契約の必要なものに変わるのだそうです。
Macなどを含む10台までの端末にインストールできたり(一太郎本体は3台まで),Office365のように細かなアップデートが降りてきたりというメリットはあるのでしょう。
しかし,一太郎のインストール1年後はサプスクリプション契約をしない限りそのATOKは使用不能となり,サプスクリプション契約をすると月500円の負担がかかるということになるようです。
もっとも毎年一太郎をアップグレードする人なら,サブスクリプション契約をしなくても何の問題もないだろうと思うのですが,一太郎のヘビーユーザーでも、すでに一太郎のアップグレードは数年に一度,という人も多いでしょうから,そのような人にとっては大問題かも知れません。
次のサイトを見てなるほどなと思ったのですが,
https://andromemo.blog.jp/archives/45435697.html
確かにそう考えると,「パッケージ版のATOKを手に入れるなら,一太郎2021が最後のチャンス」ということになりますね。
しかし忘れてはいけないのは,ジャストシステムのサポートは製品リリース後3年まで。緊急のアップデートファイルが公開されることは考えられますが,Windowsも時々バージョンアップされるのだという現実を思い知らされた今年,そのATOKがいつまでも使うことができる代物だとは到底思えません(もっともこちとら2026年以降の先が見通せないJapanistユーザではあるのですが(爆))。
投稿: くすぴー | 2021年12月 5日 (日) 09時35分