Windows10 Ver.21H2へのアップデート顛末
Windows"10" Ver.21H2のプレビュー版が,Build 19044.1147として公開されました。
すでに次期Windowsとして"Windows11"のプレビューが始まっています。Insider PreviewではDevチャネルだけでなく,今回Betaチャネル でもWindows11のプレビューが始まることになりました。
そのあおりで,Windows"10" Ver.21H2のプレビューはRelease Previewチャネルで行われるようになり,従来Betaチャネルを受けていたマシンで,Windows11の動作要件を満たさない場合には,自動的にRelease Previewチャネルへ降格の上,Windows"10" Ver.21H2のプレビュービルドを受け取ることになったようです。
Windows10のVer.21H2は結局,従来のVer.2004,Ver.20H2,Ver.21H1とコア部分が変わらないらしく,いくつかの機能がリリースまでに追加されるとはいうものの,小幅なアップデートにとどまるようです。逆に言えば,Ver.2004やVer.20H2,Ver.21H1がすでにインストールされている環境であれば,何の問題もなくアップデートできるものと思われます。
そのVer.21H2のアップデート顛末を本日から逐次更新方式でお届けすることにしますが,おそらく今後,Windows"10"には大幅な機能追加は見込めないでしょうから,小幅なアップデートを今後も繰り返し,2025年のサポート終了日を迎えるのではないかと予想しています。おそらく現にWindows10が動いている環境では,マシンが物理的に故障しない限り2025年までWindows10が動作し続けるはずなので,もはや細かいアップデートができたとかできなかったとかは,意味をなさないものになってしまうでしょう。Windows"10"に関わるアップデートのレポートは,これで最終回にしようと思っています。
(2021,11,20追記)ということで11月17日にWindows10 Ver.21H2がリリースされたわけですが,リリース直後にRelease Previewチャネルで多数のバグ修正が行われたビルドが公開され,さらに数日後にはその再修正と,Windows11リリースのあおりで開発リソースが縮小したことの結果かお粗末な事態が続いているようです。
合わせて,Windows10の次回のビルドは半年後ではなく1年後に行われることも公表されました。Windows11に合わせてということなのでしょうが,一方で,Windows11 Ver.21H2のサポート期限が2023年10月10日で,約2年間となっているのに対し,Windows10 Ver.21H2のサポート期限は2023年6月13日と,これまでと同じ(Home/Pro)1年半だけということになっています。
Windows10全体のサポート期限が2025年10月13日となっていることから考えると,Windows10 Ver.21H2の次のバージョンは2022年の11月ごろリリースでそれが2024年6月ごろにサポート終了予定とすれば,その数カ月前の2024年3月にWindows10の最終バージョンをリリースしてサポート期限を迎える,ということになるのでしょうかね? あるいは2023年11月ごろに最終バージョンをリリースしてそのサポート期間を特別に約2年間とするのかも知れない。いずれにしてもWindows10はあと残り2回しかバージョンアップをしなさそうだ,ということが言えそうです。
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