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2021年7月 4日 (日)

Windows11ではCPU要件が厳しくなった…はずじゃなかったのか??

 Windows11のInsider Previewが,Devチャネルで日本時間6月29日から公開されています。
 Insider Previewでは,これまでにDevチャネルのInsider Previewに参加していた人たちへの感謝の意味として,システム要件を下げて公開すると言われていましたが,同時に流れてきた情報として,インテルCPUだと第8世代以降のものをサポートするところ,当面第7世代のものについてもテストをしていく,ということが出てきました。

 それはともかく。
 うちでDevチャネルを受けてきたマシンは,「自作5号」と名付けているBIOSTAR G31M7-TE V6.4というマザーボードを持つやつで,CPUもCore2 Quad Q8200(2.33GHz)という,Windows11のサポート対象からはるかに離れたものを使っています。Windows10のInsider Previewは,「Windows11の機能が含まれている」と言われるビルド21390.2025まで進んでいました。しかし,」前記事で紹介した通り,「最小ハードウェア要件を満たしていないという警告は受けていました。
 ところがこのマシンで,

20210629-185455

一瞬,Windows11のダウンロードが始まってしまったのでした。

20210629-185725

で,するするとダウンロードするかに見えたのですが,

20210629-185918

やっぱり,「このPCではWindows11を実行できません」と表示されてしまったのでした。TPM2.0が搭載されていないのと,セキュアブートを使っていないのが理由とされていました。そりゃそうだ。

 あきらめていた7月1日,「仮想環境ならWindows11のInsider Previewがインストールできる」という情報があり,そういえば以前FMV-B8240で使っていたWindows10のライセンスを自作6号(マザーボードはAsRock Z170Pro4S CPUはCore i7-6700K(4.00/4.20GHz)とこれまたWindows11のサポート対象外)に入れているVMwareプレイヤーに入れていたなと思い出し,立ち上げてみると,これも実はInsidwe PreviewのDevチャネルを受けていたのがわかり,そのままWindows11のダウンロード・インストール作業を行ってみると,見事Windows11化してしまったのでした(本機現在Core i7-7700KへのCPU換装作業中ですので証拠画像が用意できません。悪しからずご了承ください)。

 というわけで7月1日には拙宅でもWindows11体験ができたというわけですが,仮想環境なので実行速度はどうしても早くない。
 そうこうしているうちに,ソフトアンテナブログの次の記事を発見。

https://softantenna.com/wp/tips/windows-11-insider-preview-unsupported-device/

 レジストリを変更してInsider PreviewのDevチャネルを受けられるようにする,という内容の記事でした。早速自作5号でもこの方法をとってみようと思ってレジストリを確認したところ,すでにこの記事の通りの設定になっていたことが分かり,改めてWindows UpdateをかけてみるとWindows11のダウンロードの表示が出てきて,しかし今回は,「このPCではWindows11を実行できません」画面が表示されることがありませんでした。

 そのままインストールが進んでしまったということは…

Win111

サポート対象外だったはずのCore2機でも,Windows11が,このように動いてしまった,ということになります。

Win112

 実際の使用感はWindows10の時とそう変わりません。最初の想像どおり,Windows10のスキンを変えただけのもの,という感想しか持てません。
 Windows11のビルド22000.51は,すでにコア部分は完成されたものが搭載されているとも言われており,

やっぱりCore2でもWindows11動くんじゃねぇか!!

という怒りに変わるというわけです。今後のWindows11の開発は,古いCPUを持つマシンではそれを動かないように,いろいろな付加機能をつけ加えるだけ,ということになるのでしょうか。なんだか納得がいきませんね。

 さて,親指シフトユーザの方に朗報です。OSの名前が変わることにより,Windows11でのサポートが到底望めない富士通製の親指シフト環境ですが,先のデスクトップ画面の右下を見てもらったらわかるように,

Japanist10

Japanist10は動いております。古いUSB親指シフトキーボードのFKB8579-661/EVを接続していますが,この動作もほぼ問題がないようです。実はWindows11のコア部分が入った先日までのWindows10 Insider Previewでは,Japanist10をインストールしても全く動作しなかったり,直近のビルド21390.2025では親指シフトキーとの同時打鍵ができない状態だったのですが,今のところ上記環境でほぼ問題がありません(読点「、」が違うキーで入力される。もっとも私的文書では「、」は使わないので何の問題もない)。ただ製品版では日本語入力回りの仕様が変わる可能性もありますし,富士通はWindows11上での親指シフトはサポートしないでしょうから,依然として不安が残る状況ではありますが。

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(2021,7,9追記)
 本日公開されたビルド22000.65は,上記環境にて正常にアップデート作業が行えました。

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(2021,7,17追記)
 昨日公開されたビルド22000.71は,上記環境にて正常にアップデート作業が行えました。

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(2021,7,23追記)
 本日公開されたビルド22000.100は,上記環境にて正常にアップデート作業が行えました。

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(2021,8,6追記)
 本日公開されたビルド22000.120は,上記環境にて正常にアップデート作業が行えました。

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(2021,8,13追記)
 本日公開されたビルド22000.132は,上記環境にて正常にアップデート作業が行えました。

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(2021,8,21追記)
 昨日公開されたビルド22000.160は,上記環境にて正常にアップデート作業が行えました。

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(2021,8,28追記)
 本日公開されたビルド22000.168は,上記環境にて正常にアップデート作業が行えました。「Devチャネルは『初期開発ビルド』に移行する」という予告がなされましたが,上記ビルドはBetaチャネルにも公開されましたので,本ビルドはまだ「初期開発ビルド」ではないのでしょうね。

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(2021,9,3追記)
 本日公開されたビルド22000.176は,上記環境にて正常にアップデート作業が行えました。ただ,本日同時公開された「初期開発ビルド」であるビルド22449.1000には移行できていない状況です。いよいよCore 2系CPUの切り捨てが始まるのでしょうか。次のビルドに移行できるのか,それとも今回インストールしたビルドが維持できるのか,推移を見守っていこうと思います。

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(2021,9,10追記)
 本日公開されたビルド22000.184は,上記環境にて正常にアップデート作業が行えました。別記事で紹介の通り,本機にはInsider Programのピンク色警告が出ているのですが,Betaチャネル扱いとして現在でも新しいビルドが降りてきているのでしょうかね? 10月5日にはどのような挙動を見せてくれるのでしょうか。

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(2021,9,18追記)
 昨日公開されたビルド22000.194は,上記環境にて正常にアップデート作業が行えました。
 Devチャネルのビルド22458ではTPMのない仮想マシンでアップデートができなくなっており,ソフトアンテナブログの記事では,それがBeta/リリースプレビューチャネルのビルド22000.194でもアップデートできないような書き方になっているので少々あわてたのですが,TPMのない上記環境,TPM1.2の富士通CELCIUS,TPM2.0だが第7世代CPUの自作6号でも,何の問題もなくアップデートできました(仮想マシンでは確かにそのような制限を加えているのかも知れない)。

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(2021,9,20追記)
 本機になんとかして現行のDevチャネルで公開されているビルドをインストールしようとしたのですが,その過程で現状動いていたWindows11が動かなくなってしまったため,本機でのWindows11の使用をあきらめることとし,Windows10(Ver.20H2)を入れ直しました。
 その関係で,本稿の更新はここで終了することにいたしました。ご了承ください。

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うぃんねた」カテゴリの記事

コメント

親指シフトやJapanist関連の情報、いつもありがとうございます。
さて、Windows11でJapanist2003が動くかどうか、実験していただけるとうれしいのですが。
Japanist10はカスタマイズ性が低いので、私はいまだにJapanist2003を使っています。

投稿: のこのこ | 2021年7月 6日 (火) 05時14分

 のこのこさん,拙いブログにわざわざお越しいただきありがとうございました。また、お返事が大変遅くなり申し訳ありませんでした。

 さて,Windows11でJapanist2003が動作するか否かの問題なのですが,私の環境では,残念ながら「動作しない」とお答えするしかないようです。
 Hyper-Vによる仮想環境(Windows11のビルドはDevチャネルの22468.1000)で試してみました。まず32ビット版のJapanist2003をインストール,次にそれを64ビット版に変更したところで,最新のU013アップデートパックを適用しようとしたところ,アップデートプログラムがまともに動作しませんでした。
 その状態でメモ帳にて入力を試みようとしたところ,IMEの切り替えが全くできず,MS-IMEしか選択できない状況でした。

 Windows11はWindows10のスキンチェンジにしか見えないような気がするのですが,OASYS/親指シフト周りには相当大きな変更が発生しているのか,実はOASYS V10もまともに動作しません。これは実機環境で試してみたのですが,Windows10時代にインストールしたOASYS V10が,Widnows11環境ではなぜか全く起動せず,アンインストール・再インストールを試みたのですが状況は全く変わりませんでした(添付のOASYSビューアは起動した)。

 富士通専門店アクセスでは,次のようなwebページを作って,「Windows11へアップグレードするな」と広報しています。
https://access-fs.com/FAQ/Windows11.html
 もっともすでに販売が終了されたOASYS/Japanist/親指シフトキーボードのWindows11サポートを富士通がまともに取り組むことは考えられず,実は今回のOASYS/親指シフト販売終了の引き金を引いたのが,今回のWindowsの仕様変更だったのではないかと勘繰っているところです。

 Windows10対応したJapanist10とて,Windows11環境では製品版ビルドに近いと言われるビルド22000.194でも問題なく動いているとはいうものの,正式にWindows11対応するという話はどこからも流れていません(おそらく正式サポートの情報は将来も出されないでしょう)。親指シフトユーザはおそらくどこかのタイミングで「かえうち」や「OyaConv」といった,ハードウェアエミュレータによる親指シフト入力に移行しないといけないのではないか,というのが,今の私の見立てです。

 今後とも拙ブログをよろしくお願いいたします。

投稿: くすぴー | 2021年10月 3日 (日) 18時25分

 その後調べてみたところ,Windows2003はWindows11の現行バージョン(Ver.21H2)上でならば動作することが分かりました。その次のバージョンでも同じように動作するかは分かりません。
 下記の記事に詳細を追記しましたのでご覧下さい。
https://kusup.cocolog-nifty.com/pasores/2021/10/post-f1934f.html

投稿: くすぴー | 2021年10月17日 (日) 20時32分

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