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2021年12月30日 (木)

気がついたら2021年も終わりだ…ブログトップ30(4)

 いよいよ12月30日となりました。本日の順位発表の前にどうしても書き残しておきたいことがあります。

 今年の夏。いやWindows11騒動のことではありません。突然37.5~38℃の発熱があり,大変な思いをしました。
 そもそも夏に発熱することはほとんどないのですが,まぁ通常なら近くの医院に行って,熱さましでももらって,1日休めば…というところだったのでしょうが,そういうわけにはいかなかったのでした。
 私の住んでいる市のwebページです。
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000021429.html
 「まずはかかりつけ医に相談」とあります。そこで時々風邪(インフルエンザも)にかかったら診てもらう,車で10分程度のところにある医院に電話したのでした。もちろんここの診察券は持っています。ところが「うちでは受診できません」とのつれない返答が。
 ここでわかったこと。自分には「かかりつけ医」がいない,ということでした。数年に1度かぜをひいたときに診てもらう程度の医師は「かかりつけ」ではない,ということを,この歳になって初めて知りました。
 「かかりつけ医を持ちましょう」,
https://www.med.or.jp/people/kakari/
と言っているあれは一体なんなのか。何らかの「持病」がないとかかりつけ医は持てない,ということなのか。これが「不信」の始まりでした。

 じゃあしかたないと,再び市のwebページを見て,いわゆる発熱外来に行くことにしたのでした。勤務先には休みを届けたのですが,「一体どこで感染したんだ?」という不安が次々湧いてきます。そう言えば直前に,車の調子が悪くなったからとディーラーに相談に出かけたばっかりでした。感染症だと分かったら,そのディーラーにも大きな迷惑をかけるなぁ…とますます不安が募ります。
 その発熱外来の病院に電話をかけて(この病院もともと外科が専門の病院なので,以前インフルエンザにかかったときに当番医からいい加減な対応をされその後家中にインフルエンザをまき散らし挙げ句子ども2人を入院させてしまった(当然別の病院)という過去がある)「○時にきてください」と返事をもらい,ディーラーから借りている代車(これも感染症だと分かったらえらい騒ぎになるだろうなと心配しながら)その病院まで行ったのでした。
 その病院の駐車場から病院に電話連絡。「駐車場でしばらくお待ちください」とのこと。梅雨の途中だったとはいえ暑い車内でひたすら待ち(しかも発熱しているのでそもそも健康な状態ではない),ようやく看護師さんが到着。車内で問診をしてもらい,熱も測って(暑い車内の中で測定したのでそもそも高熱になるのは当たり前),また「しばらくお待ちください」と言われて私はそのまま車内待機。
 またしばらくすると電話で「○○まで車を移動させてください。そこで検査をします」と言われ,そこまで移動。その場所は病院のリネンの受け渡しスペースにもなっていて,リース業者の2トントラックが止まっており,はたして検査の看護師さんは自分の存在に気がついてくれるのかなぁ,という心配も追加されてしまったのでした。
 またここで気が遠くなりそうな位待ってようやく検査の看護師さんが到着。鼻に例の棒を入れて,「薬が出ますのでもとの駐車場に戻ってください」とのこと。
 そして車を動かしもとの駐車場へ。12時を過ぎさすがに車内も暑くなり,いつ終わるのかと思ったところで門前薬局の人が到着。しかし病院側といま一つ話がかみ合っていない様子で,薬局の人は戻られるしまたそこから長い時間待たされるしで,しびれが切れて病院の事務に電話をかけ,つながって文句を言おうとしたところでようやく薬(抗生物質と頓服)をもらい,薬についてはお金を支払い,診察・検査は後日振込でも構わないということでようやく帰宅。トータルで3時間近くかかったでしょうか。よく考えれば,この時,この病院の中には結局一歩も足を踏み入れることはありませんでした。

 帰宅してからもやっぱり例の感染症じゃないかと不安な気持ちで過ごしていたのですが,日付が変わった直後になって急速に熱が下がり,なんだかこれは例の感染症ではないのではないかと思い始め,ようやく気持ちが落ち着いたのでした。
 朝起きてからもしばらく自宅待機を続けていたのですが,体は動くようになっていたので懸案となっていた自作6号へのCPUクーラー取り付けをすませ(ここの7月の記述は,実はまさにこの最中の出来事であった),ほどなく病院から「陰性でした」との連絡がありました。
 ようやく無罪放免となったので休暇をここで切り上げ,自作6号も正常な動作が復活し,意気揚々な気持ちで3時間遅れの出勤…ということがあったのでした。

 当時「医療崩壊」という言葉が何度も出ていたのですが,まさしくそれを実感するような体験を今年はしたのでした。残念ながら,日本の医療体制への信頼は私の中で見事に瓦解されてしまったのでした。そしていざ「感染」ということになった場合,この国では人扱いすらさせてもらえない,と言う現実も目の当たりにしてしまったのでした。

 そんな2021年も残り1日と数時間。いよいよ4位・3位・2位の発表です。昨日12月29日までのデータを基にしています。

4位 Windows 10 Ver.20H2へのアップデート顛末(このまま改題しないかも…)(2020年6月21日) 686アクセス(昨年は3位↓,596アクセス↑)
 本記事は年間を通してアクセス数が多かったのですが,当然Ver.20H2リリース直後の1月のアクセスが多く,その後はじりじりアクセス数を下げていきました。まぁこのあたりは致し方がないところでしょう。
 「Windowsの最後のバージョン」とも言われたWindows10ですが,無情にも今年,メインストリームのOSの地位を奪われてしまったのでした。
 2015年7月末以来6年と2か月。次世代Windowsの開発が遅れ長い間メインストリームだったWindowsXPよりも長い期間,第一線のOSとして君臨しました。
 「Windowsの最後のバージョン」という表現は,確かによく考えればマイクロソフトトップの発言ではなく,デベロッパーエバンジェリスト(だから社内ではどんなポジションだったのだろう…)の人の発言であり,それを軽々しく信じてしまった我々に非はあるのだろうとは思います。もっとも,リリース後1年はWindows7/8.1からの無償アップデートが(公式に)できたこと,ユーザインタフェースがWindows8.1に比べてはるかに洗練されていたこと,古いPCでもそれなりに動作していたことなど,「これがWindowsとしては最後のバージョンなのだ」と我々が確信できる要素はたくさんあったように思いました。
 今から考えれば,初期バージョンであるVer.1507はともかく,すぐにリリースされたVer.1511,そしてその次の大型アップデートだったVer.1607までは,機能に粗削りな部分が多かったようにも思いました。
 Windows10が安定し,ようやく完成したと感じたバージョンがVer.1703だったように思います。その後のVer.1709,Ver.1803も機能的に大きな問題はなく,今から思えばこのあたりがWindows10の黄金期だったように思います。
 次のVer.1809も機能的には問題はあまりなかったように思うのですが,例の一部のファイルやフォルダが消去されてしまう問題があまりにも甚大で,失敗作扱いされているように思います。うちでもこのバージョンで,デルのInsipiron1525上でトラブルが多発したものでした。
 その印象があとをひき,Ver.1904,Ver.1909,Ver.2004…とバージョンアップを重ねていき,これらのバージョンで問題となるようなことはあまりなかったはずなのですが,その頃にはもはやWindows10にあまりいい印象をもっていなかった,というのも事実でした。
 本当の意味での大型アップデートはVer.2004が最後で,本記事が扱ったVer.20H2や,その次のVer.21H1,Ver.21H2はどれも小幅な改良となりました。新たなメインストリームであるWindows11がリリースされたこともあり,Windows10はVer.2004をベースに,年1回の改良を重ねていき,2025年のサポート終了を迎えるということになるのでしょう。

3位 Windows10環境でJapanist2003を安定して使うこつ(2016年4月29日) 850アクセス(昨年は1位↓,1087アクセス↓)
 Japanistについて,Windows11環境ではどうなるかという心配がありました。
 前述した,Windows10時代のInsider Preview・Devチャネル(前述のCore2機)で一時Japanist10が動作しない,という事態になり,少々あわてたことがありました。その時は「親指の友Mk-IIキーボードドライバ」を購入(シェアウェア)し,MS-IMEを使うことで,FKB-8579-661/EV親指シフトキーボードを動作させました。
 結局,その上記環境が紆余曲折ののちWindows11のInsider Previewに移行し,そこでようやくJapanist10のインストールと動作ができたことを確認しました。
 Japanist2003についてはどうだろう,何しろ"WindowsXP"時代に開発されたIMEだからなぁと思っていたところ,Insider Previewを受けられなくなり,改めてWindows11を入れ直した上記Core2機で,Japanist2003のインストールと動作を確認することができました。(私の環境では確認できていないが,Windows11 Insider Previewの現行DevチャネルでもJapanist2003が動作しているという報告がある)。
 そして今年11月になり,富士通はJapanist10のみならず,Japanist2003についてもWindows11上でのサポートを公表,翌12月には待望だったJapanist10の修正差分もリリースされました。
 Japanist10の修正差分では,それまでずうっと課題だった,新しいマイクロソフトWord上で(特にルーラーで左端・右端を調整した直後に)突然入力ができなくなる,というトラブルも解消され,Windows10ユーザにも導入を薦めたいものになっています。
 リリース以来渇望されていた再変換機能もこの修正差分でようやく導入されたのですが,この4年間再変換なしで生活してきたことが仇となり,せっかく再変換機能が復活されても,それをほとんど使わなくなってしまっている自分が悲しいです。
 Japanist2003の修正差分についても来年公開となるのでしょうか。そして現在沈黙状態となっている親指シフトキーボードドライバのWindows11対応はどうなるのか,今しばらく見守っていく必要があるようです。

2位 どうやら古いパソコンにもWindows11入れられそうだ…。(2021年8月28日) 1297アクセス(初)
非対応となった第7世代のCore i以前のCPUにはWindows11は入れられないのか,と怨嗟の声が高まった今年の夏でしたがその後,
・TPM1.2が有効になっている。
・ストレージ容量が64GB以上ある。
・メインメモリが4GB以上ある。
・デュアルコアCPU以上である。
という条件を満たせば,Windows11のisoファイルを使って,Windows11の新規インストールができたり,アップデートできたりという記事でした。
 なぁんだと思っていたところ続報があり,
・あくまでもWindows11の評価用
・システムの信頼性やドライバの互換性の保証はしていない
・この場合Windows Updateで更新プログラムを受信する資格がない可能性がある
という但し書きがなされるようになりました。
 その後,上記の最低4項目ですら満たさないマシンに対し,アップグレード時のチェックを突破できるスクリプトが有志により公開され,YouTubeではそういった非対応PCにWindows11をインストールした動画が花盛りとなり,マイクロソフト謹製Windows11CM動画をしのぐ勢いとなっているのが現状です。
 心配されていたWindows Update拒否問題は今のところ発動されておらず,古いマシンでも問題なくWindows Updateができているようです。しかし来年秋に予想されるWindows11の次期大型アップデートが適用できるのかどうか。今後このことが焦点となっていくでしょう。

 明日はいよいよ1位の発表となります。

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