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2021年12月31日 (金)

気がついたら2021年も終わりだ…ブログトップ30(5)

 2021年もようやく終わりを告げようとしています。

 実は今年ものすごくはまってしまったことがあります。Google Mapでなぜか台湾を見てみようと思い,さらにそこからストリートビューで道路に沿って台湾の町並みを見ている内に,「これはきちんと台湾を見てやろう」と思い立ち,私の住んでいるところの空港から桃園空港に着陸し,そこでレンタカーを借りたと見立てて,「バーチャル台湾ドライブ旅行」を敢行し,しかも現在継続中といったところです。
 桃園市内から国道7号線で一気に山脈を超え(国道なのにとても狭い道),太平洋側に出て宜蘭,花蓮,台東と南下し,台湾の最南端へ。次いでそこから北上し,高雄,台南,南投を越えて,今は台中市内をぐるぐるしているところです。まだまだ台北市内を見ていませんので,お楽しみは今しばらく続くことになりそうです。
 台湾は九州(本土)とほぼ同じ面積に,九州よりも900万人ほど多い2300万人あまりの人々が住んでいます。そしてその背骨にあたる部分は九州とは比べ物にならないくらい険しい山々がそびえていますので,可住地域はあまり広くない。するとどんな町や村にも結構な人々が住んでいるというわけで,バーチャルドライブをして各地域を見てまわった限りでは,日本のようにさびれきった地域がない,というところが印象的でした(酷道と言えるところもよほど人が住んでいない地域だけの話で,一般国道でも結構片側2車線・制限速度70km/hのところが当たり前というのにも驚いた)。
 台湾では日本のものを多く取り入れているのにも驚きました。ファミリーマートやセブンイレブンはどこでも見かけます。100円ショップのダイソーや,日本でも名前をよくみかける塾も発見しその度にいちいち驚いています。キリンビールでは台湾専用の"Bar Beer"というものを発売しているみたい(日本人が飲むとあまりおいしいと思わないらしい)です。あと「の」というひらがなを台湾の人はよく使っているということも初めて知りました。
 「こんなところにテレビ局があるのか」という驚きもありました。台湾全土のケーブルテレビに歌番組を供給する,日本で言えばCS放送局にあたる局が地方にいくつか存在するのを見かけてびっくりしたこともありました。
 総じて,台湾はなんてエネルギッシュなんだろう,うらやましいなぁ,というのが私の感想です。今はコロナ禍のため台湾を実際に訪れることは叶いませんが,コロナ禍が収まれば,死ぬまでにはぜひ1度だけでも台湾に行ってみたい。そう思っているところです。

 私的にはそんな1年だったのですが,皆さんはいかがだったでしょうか。
 そしていよいよ1位の発表です。今年1年,拙ブログ/Webをご愛顧いただき本当にありがとうございました。
 コロナ禍が終息しない来年もまた,波瀾万丈な1年となりそうな気がするのですが,そんな中でも,みなさんが明るく元気な1年を過ごすことができますことをお祈りして,今年のブログ更新を終えようとおもいます。どうぞよいお年をお迎えください。

1位 「Windows10はWindowsの最後のバージョン」というのは嘘なのかどうなのか。(2021年6月13日) 3974アクセス(初)
 私の中では結局,このWindows11に振り回された1年ということになってしまいました。 日本時間6月25日未明に公開されたWindows11リリースの,なんだかマイクロソフトはアップルになりたかったんだろうかと思わされるような印象の動画は,途切れ途切れながら私も見ました。
 その動画を改めて見てみました。
https://www.microsoft.com/en-us/windows/event
 冒頭に出てきた男性は新しいWindowsの「美しさ」を強調していましたが,ウィンドウの角を丸くしてスタートメニューを真ん中に持ってきただけじゃん,というのが今の感想。次に出てきた女性は仕事でWindowsを使うのに新しいスタートメニューやスナップウィンドウのよさを強調していたけれど,スナップウィンドウはいま一つ使い勝手がよくないような気がして,結局Windows10時代と同じような使い方しかできていない。
 また最初の人が出てきて,コロナ禍でオンラインでの交流が重要になってきた,そのためWindowsにTeamsの機能を統合した,と言っているのですが,結局オンラインミーティングはWindows11の時代でもZoomが使いやすかった。
 次に男の人が出てきてタブレットPCの話となった。そうそう動画のこの部分を見て,これってWindows Vistaの時にも見たような…という既視感を覚え,ひょっとするとWindows11って,Windows Vista並みのタコOSになるんじゃないか,といういやな予感がしたのを思い出した。引き続きマイクロソフトストアで各種のコンテンツが供給できるようになった話が。すでにAmazonを筆頭に豊富なコンテンツを持つ企業は多く,いまさらマイクロソフトからコンテンツを購入するのもどうだろうか…。
 そして女の人が出てきてゲームの話。オートHDR機能の導入で映像の忠実度が上がったことや,ダイレクトストレージ機能の導入でゲームのローディングが早くなったということを訴えるのですが,Windows11リリース当初に,その肝心のゲームの実行速度がかえって遅くなってしまう障害が起きたことは,本当に噴飯ものの出来事でありました。
 次いで,最初の人が出てきてマイクロソフトストアの機能拡張について話をした後,「小さな驚き」と言いつつ,実はWindows11の最大の目玉であった,アマゾンの(Android用)アプリストアが使用できるという話。改めて動画を見直すとそれについて説明された時間はごくわずかで,我々はその機能が到底すぐには搭載できない,ということをその時きちんと理解すべきであったと反省してしまったのでした。
 最後になりめがねをかけた男の人が出てきて,「(Windows11は)Windowsの歴史の中で大きなマイルストーンだ」とのたまいました。

 あれから半年が経ちました。Windows11は動作を保証するCPUを大幅に絞ったことから,私を含め大きな騒ぎとなりました。動作対象外のマシンにWindows11をインストールする動きは後を絶ちませんでした。
 しかし,Windows11はマイクロソフトが思っていたほど,今のところ一般には浸透していないように思います。可愛らしいお姉ちゃんが出てきて一生懸命テレビコマーシャルを流したけれど,市井の人々にはそれほど響かなかった。
 Windows11プレインストールのパソコンもいくつかリリースされたけど,この年末商戦で馬鹿売れした,などという話は聞きません(そもそも半導体不足で出足をくじかれている印象が強い)。
 Windows10がリリースされた時と比べて,世間の反響は驚くほど低く,メーカーのいう,「大きなマイルストーン」とはほど遠い状況。そして我々も非対応機にWindows11をインストールして触ってみて,Windows11は確かにWindows10と操作性は異なるけれど,できることには全く変わりはなく,これを「マイルストーン」と言うのならWindows10の方がよっぽど「マイルストーン」にふさわしいOSだった,と断言できると思います。

 一体何のためにWindows11をリリースしたのか。ユーザーのためではなく,メーカーのために行ったアップデート,それがWindows11だった,と,今から決めつけるのは時期尚早でしょうか。

 はっきり言って,Windows11は好きなOSではありません。Windows MeやVistaや8のようなでき損ないのWindowsではないけれど,メーカーの都合がぷんぷん漂うOSに仕上がったことは間違いない。
 ただ,いずれWindows11のことについて今後人から尋ねられることが多くなるでしょうし,古いパソコンに入れてとどのつまりどうなってしまうのか,ということも知っておきたい。そういう意味で,やむを得ず体験しておかないといけないWindowsなのだ,と思って毎日接しているところです。

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