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2022年1月10日 (月)

キングジム・ポータブックのWindows11化を敢行!!

 タイトルのとおりです。とうとうやっちまいました。

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 画面ははめ込み合成ではありません

 先日からいろいろなところで書いている通り,本機ポータブックは電源供給用のマイクロUSB端子の調子が悪く,電源供給が難しい状態が続いています。本体に刺さっているマイクロUSBのコネクタの上に適当なもの(スマートホン等)を置くとその重みで接触状況が改善され,充電や電源供給ができることが分かったのですが,もはや実用で使うには難しい状況となってしまいました。
 本当に「もう捨ててしまおう」と思っているところなのですが,どうせ捨てるのなら,メーカーもあきらめた「Windows11化」をやってみようじゃないか,と思い立ったのでした。

 準備するものはWindows10をクリーンインストールする時と同じで,

・セルフパワータイプのUSBハブ
・USBキーボード
・USBマウス
・現に動作しているポータブックの"C:\Windows\System32\DriverStore"フォルダをコピーしておいた,Windows11のインストールUSB

となります(Windows11化の場合もう一つ必要なものがあることが分かったのだが,後述)。Windows11のインストールUSBは,マイクロソフトのサイトでダウンロードしたWindows11のisoファイルを,最近TPMやセキュアブートの回避対応ができるようになった"Rufus"を使って書き込んで作ります。
 メモリ,キーボード,マウスといったUSB機器をハブに装着し,ポータブックの1つしかないUSB2端子に装着します。Windows10の「設定」→「更新とセキュリティ」の「回復」からUSBブートさせると楽だと思います。
 ご存じの方も多いと思いますが,ポータブックのキーボードとポインティングデバイスは標準ドライバで動いてくれないので,インストール中,いやインストール後ドライバを手動でインストールするまでは本体で操作をすることができません。だからUSBハブに接続したキーボードとマウスがいるのです。

 インストールUSBから立ち上げると,「今すぐインストール」をクリックするところまではいけるのですが,「このPCではWindows11を実行できません」と表示されてしまうのです。上記Rufusで作成したインストールUSBはTPMとセキュアブートの回避はしてくれるものの,メモリとストレージの回避まではしてくれません。
 そこで一旦セットアップを中断すると,「今すぐインストール」の画面に戻りますので,そこで接続したキーボードからShift+F10を押してコマンドプロンプトを出します。そしてそのコマンド画面からレジストリエディタを起動します。
 Rufusによりすでに"HKEY_LOCAL_MACHINE"→"SYSTEM"→"Setup"→"LabConfig"というキーができており,TPMとセキュアブートを回避するDWORD(32ビット)値が作成されている状態です。
 そこに"BypassRAMCheck"と"BypassStorageCheck"の2つのDWORD(32ビット)値を追加し,それぞれの値を"1"とします("BypassCPUCheck"は設定しなかった)。
 するとインストールが進みます。Windows10が入っていた領域をいったん削除して,新たな領域を作成し,そこにWindows11をインストールしてみました。

 インストールが順調に進んだかと思いきや,「ネットワークに接続しましょう」のところで「次へ」ボタンがグレーアウトしてクリックできません。
 そういや本機ポータブックはWindows10のHomeがプレインストールされていた機種。デジタルプロダクトキーも"Home"のものが書き込まれているでしょうから,当然Windows11も"Home"がインストールされようとしていると。そしてWindows11の場合"Home"では初期設定でインターネット接続が必要になるけれど,ポータブックの無線LANドライバはインストール時に導入されないので,ネットに接続できない状態となり,インストールが「詰む」状態になるのです(参考:https://jisakuhibi.jp/review/windows11-install-network-driver-problem)。
 解決方法は標準ドライバで動きそうなUSBのネットワークアダプタを使うこと。手持ちのLogitec LAN-GTJU3というネットワークアダプタをUSBハブに刺し,有線LANに接続すると,トラップを通過できました。

 しばらくするとインストールが終了してめでたくWindows11が動き始めるというわけです。インストール直後のCドライブの空きは8GB程度。これはWindows10をクリーンインストールした直後とそんなに変わりません。個々の環境にもよるのですが,Windows10とWindows11でシステムファイルのフットプリントはそんなに違わないのか,だったらWindows11でストレージの要件を引き上げたのはなんなのか(いやいやWindows10でもストレージ32GBはほとんど使い物にならなかったぞ)という疑問が浮かびます。

 ここでデバイスマネージャを開くと10数個の"!"マークが表示されていますので,USBメモリに保存しておいた"\DriverStore"フォルダを指定して次々ドライバをインストールすると,"!"マークを全て消すことができます。
 実際の操作感はメモリ2GBにも関わらず,Windows10の頃とそう違いがないような気がします。これはWindows11にアップグレードしたからというよりもクリーンインストールしたからだろうとは思うのですが,軽い用途ならそこそこ使えそうな印象も。
 というわけでポータブックの廃棄処分はいま少しお預けとし,いつまでWindows11のアップデートを受け続けることができるか,様子を見ていきたいと思っているところです。

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(2022,2,5追記)
 実は上記状態でWindows11を稼働させ,スリープ状態に移行すると,画面は真っ黒になるもののバックライトが点灯しっ放しという状態になることが分かりました。これはグラフィックスドライバが「Microsoft 基本ディスプレイ アダプター」になってしまっているのが原因です。
 これについても,上記手順でUSBメモリに保存されている"\DriverStore"フォルダを指定してインテルHDグラフィックスのドライバをインストールしてやると改善されます。
 インテルのサイトではなぜかHDグラフィックス400のドライバがアップロードされていません。だから,現に動作しているポータブックの"C:\Windows\System32\DriverStore"フォルダを事前にコピーしておくことが重要なのです。

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コメント

自分もRufusを使ってUSBメモリでWindows11のインストールメディアを作成して,クリーンインストールしました。
ポータブック専用の各種ドライバーはこのページを参考にあらかじめ別のUSBメモリなどにコピーしました。
どうもありがとうございました。

投稿: 通りすがり | 2022年11月23日 (水) 20時38分

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