どこまで続くWindows11の泥濘ぞ…。
そして,もう一つ示したのはアップデート前(ビルド22000.493)のポータブックの画面。
昨年のWindows10のアップデートでタスクバー右側に表示されていた天気ウィジェットの表示がWidnows11でなくなり,というか,単なるアイコン表示になっていたところ,このアップデートでその天気ウィジェットが復活し,Windows10までのスタートアイコンの定位置だったタスクバーの左側に表示されるようになったのだとか。
その他,「Grooveミュージック」と言っていた音楽再生アプリが「メディアプレーヤー」という名称に戻ったり,長年おなじみの「メモ帳」アプリがいわゆるストアアプリに変わったり(←ということはJapanist2003では入力ができなくなるので,テキストファイルの編集には「秀丸」等のエディタソフトのインストールが必要となるはず)という変更が行われたのだとか。ちなみに日本仕様ではAmazonのアプリストアによるAndroidアプリの使用はまだできないのだとか。
それにしても,この「ウィジェット」,出したと思ったら引っ込めたり,もう一度出したと思ったら旧来からのWindowsユーザが誤操作しかねない位置に持ってきたりとか。Windowsのインタフェースを,マイクロソフトは一体,どうしたいんでしょうかね?
Insider ProgramのDev版(ビルド22557.1)にも,スタートメニューに,iOSよろしくフォルダにアプリのアイコンを集約できる機能がついたそうですが,
やはりWindows11のスタートメニューはWindows10のそれより使い勝手が悪い印象があり,「じゃあどうして最初からスタートメニューにフォルダ機能を入れなかったの?」というのが正直なところ。
「操作性の向上に向けて,常に改良を加えている」と言えば聞こえがいいけれど,単にWindows11開発時点で機能の煮詰めが甘かっただけなんじゃないのか,詰めの甘いところはその都度Windows Updateで直しとけばよいと思っているんだろうか,という気がします。
マイクロソフトが,「バージョンアップを行うためのバージョンアップ」をしたという疑いを,どうしてもWindows11からぬぐい去ることができない。とにかく,Windows11という製品に誠実さが全く感じられないのですね。
あとはインテルの新CPUに合わせた最適化が本当にうまくいっているのかどうか。
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/1387916.html
上記記事によると,新CPU・Alder Lakeは下手をするとWindows11よりWindows10で動かした方が若干高速に動作するケースもあるのだとか。なんじゃそりゃ。
ひょっとすると,開発思想が不真面目になったWindowsからユーザが離れていく動きは,これからじわじわと進行していくのかもしれませんね…。
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