Japanist2003,令和対応の修正差分(rel.318)でWindows11に対応。
WindowsXP時代に開発されたJapanist2003がWindows11に対応する,というのは昨年のうちから富士通が公表していたところなのですが,一昨日3月14日付けで,2019年5月末にリリースされた修正差分(rel.318)の適用によりWindows11にも対応される,とのリリースが公表されました。
https://www.fujitsu.com/jp/products/software/applications/applications/japanist/
すでにrel.318のアップデートに係る説明文がWindows11対応のものに書き換えられているようです。
Windows11は64ビット版しかありませんので,Japanist2003のインストールにあたっては,64ビット対応のJapanist2003をインストールする必要があります。
なお,ご存じの通りJapanist2003はストアアプリには対応していません。特に注意が必要なのは,先日のWindows11のアップデートにより,「メモ帳」のような基本的なアプリがストアアプリに置き換わってしまったことにより,標準状態のWindows11上でテキストファイルを編集する場合,Japanist2003では日本語入力ができない,という問題が生じているということです。Windows11上でどうしてもJapanist2003を使われたい場合,「秀丸」のようなストアアプリでないテキストエディタを準備する必要があります(実は「秀丸」のストアアプリ版は従来のアプリを単にストアアプリ化しているだけなので,Japanist2003で使用可能なはず。ああややこしい)。(←2022,7,3追記:Japanistのwebページでも6月13日付けで本件にかかる注意事項が記載されましたね。「ストアアプリでないテキストエディタを使用する」選択肢をなぜ紹介しないのかという疑問はありますが。)
Japanist2003のrel.318版修正差分にも注意が必要です。Japanist2003はもともとWindows98やMeといった太古のOSにも対応していたのですが,この最新の修正差分はWindows7以降のWindowsしか対応していない(rel.318リリース時にはWindows7はまだサポート中のOSだった)のです。
そして,先日まで課題となっていた,LIFEBOOKの親指シフトキーボード版をWindows11化した場合のOASYSキーボードドライバの対応が「検証中」だった件ですが,ダウンロードファイルのwebページにあるキーボードドライバ(V5.0.3.0)の説明文から「検証中」の文章が,しれっと消えていたので,きっと親指シフトキーボード版LIFEBOOKをWindows11化した環境でもJapanistは使用可能,ということになったのだろうと思います。
ただ,富士通専門店アクセスのwebページは依然として「Windows11へのアップグレードは拒否してください」のままになっているようです。
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