その後のM2 Mac mini

　購入して3ヶ月が経過したM2 Mac miniですが，何の痛痒もなく使い続けることができています。親指シフト周りのことは前回アップしたものが全てですので，それ以外のことで中間まとめをしておこうと思います。

　置き場は，正座して使うパソコンラック(26年もの)の，プリンタ(昔のプリンタはパソコンと直結するのが当たり前だった)用の置き台に，電源スイッチが手前に来るよう横向きに置いています。USB-Aは2ポートしかなく，FMV-KB232親指シフトキーボードで1ポート占有しているので，残り1ポートにハブを接続して，外付けハードディスク，裸のハードディスクを挿すためのデュプリケータ，カードリーダ等を接続しています。

　4Kディスプレイである，I.O.データのKH2750V-UHDには，USB-C端子からDisplayPort変換ケーブルを介して接続しています。気のせいかHDMI接続よりも画質がよいような感じがします。しかし，特にスリープをかけた時を中心にディスプレイを見失うような傾向があり，アマ○ン純正ケーブルや某自動車会社のマークに似たマークのついたケーブルでは症状が改善せず，エレコム製のケーブルにすることでようやくその事象が少なく(残念ながら0ではない)なったところです。ディスプレイを見失ったら，キーボードを連打したり，マウス(ロジクール製のBluetooth接続のもの)を動かしてみたり，しまいには何度も2つあるUSB-C端子をつなぎかえ，いつも原因不明で画面がようやく表示される，という状況です。やはりUSB-C端子を持つディスプレイの方がいいのでしょうか。

　WindowsからMac miniに移行して一番よかったのが「静か」なこと。使い始めた頃はこんなもんかと思っていたのですが，たまに以前使っていた自作6号の電源を入れると「こんなにうるさかったのか」と思うようになりました。ですからだらだら(爆)YouTubeを見るのがとても快適になりました。じゃあこれが先代のインテルMac miniだとどうだったかというと，webに上がっているレポートではファンがぶん回ってやっばりうるさかったとのこと。
　Windowsマシンで静かなのを探そうと思ったら(自作6号よりは早いかも知れないが)やっぱり速度を犠牲にしなければならない様子。M2 Mac miniはグラフィックスソフトの"GIMP"がとっても高速に起動できるなど，「静かで早い」のがとてもよいです。

　以前のMacでは，マイクロソフトWordやExcelを使うと，確かにデータは直接やりとりできても，書式が微妙に違ってしまうのが難だったのですが，今は微妙な書式の違いに悩まされることはなくなり，大変使いやすくなりました。ひとつのライセンスでMacを含め複数のマシンでマイクロソフト365のサービスが受けられるのも非常に便利です。
　一方で，Windowsで使っていた定番のソフトからの乗り換えには少し往生しました。当初はWineエミュレータを使って，秀丸エディタやFFFTPを使い続けようとしたのですが，実際にやってみたところ意外に面倒だということがわかりました。
　エディタは　"mi"というフリーウェアのものを使っています。比較的秀丸に近い操作感覚で使えます。htmlファイルを編集していて，改行するとおせっかいにも行頭にタブを5つ入れてしまうのが難なのですが，動作も軽いようなのでとりあえずそのまま使っています。　
　FTPソフトは"FileZilla"を使っています。これはもともとWindows用なのですね。FFFTPとほぼ同じような感覚で使え，エディタを登録しておくと，htmlファイルの保存を検知して「アップロードしますか?」と尋ねてくるのがよいです。

　というわけで，M2 Mac miniは概ね満足して使っています。Windowsを使うのは去年ハマった"BeamNG.drive"を使う時だけになりました。ストアアプリの「ソリティア」もMacでは動かないのですが，iPadでならそれまでWindowsで遊んでいた時のデータがそのまま移行できるので，iPadでソリティアをすることが多くなりました(しかもiPad版なら広告をすぐに止めることができるという利点もある)。
　不安要素としては，OSのサポートが早めに切られて，早期の買い替えを迫られるのではないか，という点。しかし今後は凶悪マイクロソフトの方針転換によりWindowsもサポートが短めになり旧機種もバッサバッサとサポートを切るだろうからそこはあまり変わらないかも。そしてアップル製品はリセールバリューが高く，オークションに出すと結構いい値段がつくので，そのようにして処分し，新しいMacを2年無金利ローンで入れ替えるのはありかも，と思っているところです。