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2023年9月 2日 (土)

レグザ43C350Xで録画した番組をブルーレイに焼く方法(要PC TV Plus)

 先日コロナ禍以来久しぶりに義妹が帰ってきました。帰ってくる直前に,義妹の住んでいる地域では見られないテレビ番組があるからと,いくつかの番組の予約録画を頼まれ,たまたま帰省していた長女が予約録画をしました。
 義妹がやってきて,「録画した番組をブルーレイかDVDに焼いてくれ」というので,録画機(パナソニックのディーガ。これもすでに14年選手だ)の録画番組一覧を見ると,それらしい番組が見当たらない,どころかハードディスクの容量が「0」。これは一体どうしたことかと,すでに自宅に帰った長女に確認すると,「テレビのリモコンで録画予約した」とのこと。そこでレグザ43C350X(録画用ハードディスクは接続している)の録画リストを確認すると,確かに録画されていたのでした。
 さて,この録画データを,どうやって,明日帰宅予定の義妹に渡すのか…。

 web上で公開されている本機の取扱説明書によると,LAN(有線接続が推奨されている)につながった,「DTCP-IP対応の東芝レコーダーにネットワーク経由でダビングをする」ことができるようです(ただし4K放送の番組は不可)。
 一方で,例えば下記webページのように,レグザからソニーのnasne用アプリ"PC TV Plus"をインストールしたパソコンに録画データをダビングすることができるとのこと。
 https://nomusicnolife.hatenablog.com/entry/PC-TV-Plus
 そして"PC TV Plus"は以前拙プログで"nasne"を取り上げた際に紹介した通り,その録画データをブルーレイやDVDに焼くことができるので,もうこの方法でやってみるしかありません。

 上記webサイトでも紹介の通り,レグザのC350X系での録画番組ダビングは次の手順で行います。なお"PC TV Plus"の入ったパソコンとレグザは同一ネットワークに接続されているとします。

1.PC TV Plusを起動し,次の設定を確認する。
 PC TV Plus(私のところのバージョンは6.4です)の画面の右上にカバンマークがあるのでそれをクリックし,「アプリの設定」をクリックします。
 左側のペインにある「番組の受信と配信」をクリックし,「アップロード受信モード」の2つのラジオボタンのうち,「モード2」を選びます。
 次に「ホームネットワークサーバー機能の設定」で,3つあるラジオボタンのうち「サーバー機能を利用する(アップロード受信機能のみ)」を選びます。
 「サーバーの名前」は適宜選んでください。標準の「PC TV Plus」でもいいでしょう。
 その下の「新たに追加された機器を自動で許可する」のチェックボックスにチェックを入れておきます。
 設定が完了したら「OK」を押して設定画面を閉じておきます。

2.レグザからPC TV Plusに録画データをアップロードする。
 C350X系の取扱説明書機能操作編の「東芝レコーダーにダビングしてディスクに保存する」の「ネットワーク接続でダビングする」を参考にします。
 レグザの録画リストを表示させ,ダビングする番組を選び,黄色ボタンを押します。この時「1件ダビング」か「複数ダビング」を選びます。
 ※実はこの操作をすると突然レグザが無反応になりあせりました。私の環境だけかも知れませんが,この場合は各番組を一旦ほんの少し再生させ,再生済み状態(リストの"NEW"が消える)にすると番組選択ができました。
 次に「ダビング先指定」の画面が表示されますので,ダビング先として「PC TV Plus」を選択します。
 ※ここでも,「PC TV Plus」がなかなか表示されなかったので少々あせりました (「レグザサーバー」しか表示されないことがあった←実はレグザを購入した後,タイムシフトマシンD-M210も購入していたのだった←ブログ未収録)。
 「複数ダビング」の時は録画リストに戻るので,リモコンでダビングしたい番組のチェックボックスにチェックを入れていきます。選択し終えたら黄色ボタンを押します。
 「ダビング」の画面で設定を確認し,「はい」を選択してダビングを開始します。この後は地上波などのテレビ画面に戻っても,リモコンでレグザの電源を切ってしまっても構いません。
 ここでパソコンの"PC TV Plus"画面に戻ると,ダビングの状況が逐一表示されます。ダビングが全て終了したら「閉じる」をクリックします。

 ここで注意をしておきたいのが,レグザのC350X系と"PC TV Plus"間のダビングは「アップロード型ムーブ受信」という方法でしかできない,ということです。レグザの上位機種だと,全てを"PC TV Plus"側から操作する「ダウンロード型ムーブ受信」という方法も使える,ということを説明したwebページもありますが,この環境では使えません。「ダウンロード型ムーブ受信」だと,ダビング時に番組のデータを圧縮することもできるのですが,「アップロード型ムープ受信」ではもともとの録画データのサイズそのままでダビングされるので注意が必要です。

3.ブルーレイやDVDに焼く。
 ここからは"PC TV Plus"側の操作となります。
 パソコンの光学ドライブに生ディスクを挿入します。
 "video"画面で,機器から「PC」(他の名前かも知れない)を選び,パソコンにダウンロードした番組を表示させます。
 番組名を右クリックして「メディアへ書き出す」を選びます。
 「録画時のモードのまま」書き出すと早く書き出せます。
 しかしこの時は番組の1本が4時間ものだったため,この番組は「3倍モードに圧縮」して書き出しました。するとエンコードの時間が余分にかかるため(終了予測が5時間後だった),この番組については寝ている間に書き出しができるようにしました。
 以上はブルーレイに焼く場合の話で,DVDに焼く場合は,「高画質」「標準」「長時間」「オート」の4種類の圧縮から選ぶようになります。

 大変慌てたのですが,なんとか義妹が帰るまでには5本の番組を2枚のブルーレイに収録して渡すことができました。
 焼き上がったブルーレイの画質も確認したのですが,当初心配していた画面のカクつきもなく,スムーズに再生することができました。レグザC350Xという激安の4Kテレビ(現在でも絶賛発売中とのこと)にハードディスク,手持ちのパソコンにブルーレイドライブと"PC TV Plus"の組み合わせで,ブルーレイレコーダーのような使い方もできる,という一例でした(昔懐かしいハードディスクレコーダー,RD-H1とパソコンを組み合わせてDVDレコーダーのような使い方をしたことを思い出した)。

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