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2023年11月12日 (日)

今更ながら,パナソニックDMR-BW770のハードディスクを換装した…。

 先日,ちょうど14年前に購入したうちのブルーレイレコーダー,パナソニックのDMR-BW770のハードディスクに空きがまったくなかったことに気がつき,今更ながら,ハードディスクの換装に取り組んだのでした。

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 実はそれまでの準備が大変だった。まずはハードディスクに残されている録画番組を徹底的にブルーレイディスクやDVDに移動させていったのですが,このDMR-BW770は居間に置いているため,家人が誰もいない状態になってから,少しずつ番組を移動させました。嫁さんに頼まれて録ったであろう番組はBD-Rに,息子が録ったであろう番組は,DVD-Rに落としていきました。BD-Rへの移動は割と簡単に行えるのですが,DVD-Rへの移動は再エンコードがかかるため実時間でのダビングとなり,しかもパナソニックのブルーレイレコーダーはダビングしたものを他機種で見るときはファイナライズが必須なため,さらに時間がかかりました。何らかのはずみで自動録画されたもののうち,ちょっと面白そうだが保存には及ばなさそうなものはBD-RWに移し,自動録画の誤りでこれはどう考えても見ない番組は削除して,3ヶ月くらいかけようやくハードディスク内の番組がきれいさっぱりなくなりました。

 換装用のハードディスクは2ヶ月前に,ウェスタンデジタルのWD20EURXという,2TBのAVコマンド対応型のものを入手しておりました。換装を詳しく紹介しているサイト,

https://readymade-net.com/l440/diga-kanso-shortcut/

によると,本機は容量が2TBまでしか対応しないとのことなので,この選択となりました。
 上記サイトの手順により本体を分解してハードディスクを取り外します。上記サイトの「手順4」のフロントパネルを外す作業で,私は問題なく行えたのですが,他のサイトではB-CASカードを挿入したまま作業を行ってしまい,トラブルになってしまった例も紹介されているようです。また上記サイトの「手順7」で紹介されている「変換コネクタ」は本機では使用されておらず,シリアルATA規格の信号ケーブルと電源ケーブルがつながっているだけでした。

 ところがその「手順7」の「HDDをマウンターから外し」のところ。金属製のマウンターはハードディスクの背面のネジ穴を使って取り付けられていたのですが,それがむちゃくちゃ固くねじ止めされている。このネジを外すのに往生しました。組み立て時の締め付けトルクが異常に高かったのでしょうか。「ハードディスクは換装お断り」というメーカーの態度が見え隠れしているように思いました。なお使用されていたハードディスクは同じくウェスタンデジタル製のグリーンラベル,WD5000AAVSという,500GBの機種でした。

 そしてハードディスクをクローン機(私が使っているのは玄人志向のもの。以前使っていたロジテック社の「ガチャベイ」は3月末まで勤めていた職場に捨ててきた(爆))に入れてクローン。ここで外出したので,数時間後に帰ってきたらクローンが完了していました。
 そして上記サイトを参考に,"HxD"というハードディスクのエディタを使って設定値を変更します。ところが上記サイトに示されている値と本機で必要な値が異なっているので,

https://cheshire.exblog.jp/28738261/

のサイトで紹介されている設定値で書き換えを行いました。もっとも上記サイトでは「検索して書き換えるとと書かれているサイトが多いが、検索をかけると2時間ほどかかる。直接オフセット値を指定するかスクロールして移動するほうがずっと早い。」とありますが,拙環境(インテル Core i7-7700K搭載の自作6号。やっぱりこの手の作業はMacではできない…)では最初に紹介したサイトでのやり方のとおり,検索で作業をしてもそんなに時間はかかりませんでした(ほとんど一瞬で検索できた)。なお本機は2TBまでのハードディスクにしか対応していないせいか,最初のサイトで紹介されている「2つ目の設定値の変更」は必要ありませんでした。

 そしてDMR-BW770に新しいハードディスクを装着し,(今度はハードディスクをマウントに常識的なトルクでネジ止めして(爆))元通りにし,(ついでにLANケーブルと衛星放送用の同軸ケーブルが劣化していたので取り替えて)電源をつなぎ,特にエラーも出ることなく,最初のサイトに書かれたやり方でハードディスクの初期化を行い,作業は完了し,DMR-BW770のハードディスク2TB化は完了しました。現行ディーガの2TBモデル,DMR-2W202も,買えば4〜5万円します。それよりはるかに安い値段で2TB化ができました。

 だがしかし。

 うちには3TBのハードディスクを接続した I.O.データのHVTR-BCTX3があるのだった。そしてレグザ43C350Xにも2TBのハードディスクを取り付けているのだった。これらから"PC TV Plus"というソフトを使ってブルーレイディスクに移すこともできるのだった。
 それだけじゃない。拙ブログではまだ紹介できていないが,うちにはレグザD-M210もあり,地上波6チャンネル分の同時録画体制も構築しているのであった。
 もはやDMR-BW770の地位は,拙宅ではすでに安泰とはいえない状況なのであった…。

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