本当のことを言わないと忖度しないぞ!…2023年総懺悔(2)
よく考えたら,「本当のことを言わないと忖度しないぞ!」という今回のタイトル,何を言っているんだかよく分からないですね。しかし作ってしまったものは仕方がないのでこのまま突っ走りますご了承ください。
本日は10位から5位までの発表で,昨日12月27日までのデータを基にしています。
10位 Cドライブが圧迫されたら"Extreme Tuning Utility"を疑え!(2018年8月15日) 226アクセス(昨年は9位↓,321アクセス↓)
そういえば,「インテル」とかいう半導体メーカーがありましたねぇ…。え?今もある。でももうCPUの生産はやめちゃってるんじゃ…ええっ?まだ作ってると! そうですかぁ。昔は「高性能化した」と言って,ものすごく発熱するCPUを作っていたものでしたが,さすがに今は消費電力が低くて,発熱も低いCPUに切り替わったんでしょうねぇ…えええっ,そこはまだ変わっていない! 相変わらず発熱が半端ないんですか。そりゃあ大変だぁ。いずれすたれますよ,あんなCPU…。どうするんでしょうねぇ,インテル。従業員も沢山いるんでしょうあそこ。家族が路頭に迷わないか,心配ですねぇ…。
なんて話が広まっているのかいないのか。私的には,ゲーミングPC用CPUに血道を上げるインテルは,もうオワコンだと思っています。
あそうそう,"Extreme Tuning Utility"のアプリの話でしたね。本記事を書くのに確認したのですが,そうか本アプリはバージョンアップが今でも続いているのですね。しかしすでに,Core i7-7700Kはサポート対象外のようでした。
気がついたらこのCPUを載せた(Windows11対応するかと思って載せ替えてから2年半になろうとしている)自作6号,組み立てからもう7年になりました。もはやメインマシンではないので電源を入れる機会もあまりないため,おそらくもうしばらくは動くだろうとは思っています。
今自作6号がぶっ壊れて,新しいマシンを組むとしたらどうするか。円安の影響で,今やCPUも何もかも高価になってしまいました。もはやWindowsはメインマシンではありませんので,たぶんCPUはKなしのCore i5くらいにするのではないかという気がします。
9位 どうやら古いパソコンにもWindows11入れられそうだ…。(2021年8月28日) 258アクセス(昨年はランク外↑,65アクセス↑)
Windows11の動作要件としては,CPUが2コアで64ビット1GHz以上だが,インテルで言うと第8世代Core以上でないとだめ。セキュリティのためにTPM2.0が必要,メモリは4GB以上,ストレージが64GB以上,などということになっています。
ところが世の中には,TPMなし,インテル第7世代以前のCPUを持つパソコンがごろごろしています。しかしそのようなパソコンはあと2年弱でサポート対象から外れることが決まっていて,おそらくもうしばらくすると阿鼻叫喚の地獄絵図が展開されるのではないかと予想しているところです。
ところがどっこい。実際にはTPMなし,インテル第7世代以前どころか,すでに化石となった"Core 2"CPU搭載機でも,軽々とWindows11が動いてしまっているのです。うちではそんなCore2 Duo搭載Windows11パソコンで何の痛痒もなく年賀状作成ができてしまいました。
もっともさすがにWindows11はハードディスク運用では荷が重く,SSD換装が必須となるのですが,マイクロソフトが声を大にして言うほど,Windows11はそんなに重装備でなくても動くような気がする。
そもそもWindows11でなければならない業務はほとんどといっていいほどない。だからWindows11は普及しないんですよ,マイクロソフトさん。
8位 M2 Mac miniにFMV-KB232をつないで親指シフト入力する方法(2023年2月12日) 289アクセス(初)
というわけでメインマシンをMacにしてしまいました。今から18年前に初代Mac miniを購入していたのですが,購入当初はある程度使い,Windows Vista のベータ版を試用していたため今ひとつ不調だった自作1号の代わりに一時よく使ったこともあるのですが,あの当時はMacがメインマシンではありませんでした。
しかし今は,メインマシンがM2 Mac miniで,Windowsマシンは全てサブマシン以下となっています。上記のとおり,最近のWindowsの在り方には確かに大変辟易していたところだったのですが,うちに再びMacがやってきて,こんなにすんなりメインマシンの座についてしまうとは,全く想像できていませんでした。
しかしMacをメインマシンにするのに必要なことが「親指シフト」入力を確立すること。私の場合,富士通のFMV-KB232キーボードで,"Karabiner Elements"と"Lacaille"を使い親指シフト入力を実現したのですが,キーアサインを決めるのに往生しました。本記事で紹介したキーアサインで,ほぼ問題なくMac上で親指シフト入力ができています。欲を言えば「無変換」キーでカタカナ変換ができればよかったのですが,まぁ親指シフト配列でとりあえず入力できれば御の字でしょう。
当初プレインストールされていたmacOS Venturaでの日本語入力は,絵文字が優先的に変換候補に現れるという問題があり,スタパさんはATOKを使ってそれを解決していたので,一時私もATOKを買おうと本気で思っていたのですが,macOS Sonomaに変わってからは,そんなに絵文字が優先的に出てこなくなったので,これで十分だと思っているところです。なお,M2 Macは高速に動作するので,ローマ字エミュレーションによる親指シフト入力の際全くタイムラグがなく,上記環境でも快適に入力することができます。
しかしこの記事,アップ当初はかなりのアクセス数をいただいていたのですが,現在では月に数アクセス程度しかいただいておらず,意外とニーズは少なかったみたいですねぇ。親指シフターは結構Windowsにしがみついている,ということなのでしょうか…。
7位 Windows10環境でJapanist2003を安定して使うこつ(2016年4月29日) 339アクセス(昨年は3位↓,584アクセス↓)
Japanist2003はリリースしてから21年になるWindows用IMEでした。japanist2003は2002年のリリースで,当時のWindowsは"XP"というバージョン。本格的32ビット対応が図られましたが,今となっては古い古いOSでしかありません。
WindowsXPでの利用を見越して開発された,親指シフト入力を実現するIMEが,この"Japanist2003"でした。その後Windowsはどんどんアップデートされ,Vistaや7の時代には,いつまでも64ビットバージョンがリリースされないのでやきもきしたこともありましたっけ。
さすがにWindows8以降投入された「ストアアプリ」には対応できませんでしたが,Windows新世代となった8,10,そして現行の11にも対応しているというのは非常に痛快です。
とはいうものの,私はもう,Japanist2003は常用していません。「メモ帳」までもがストアアプリ化されてしまった現在,わざわざJapanist2003を使う理由はないようにも思うのですが,Windows用OASYSとの親和性が高いことや,後継のJapanist10に移行できなかった(なにしろもはやJapanistは店頭では購入することができないから。いや,あそこにはある?)ユーザが根強く利用しているのかも知れません。
6位 【再変換も可】Japanist10のWindows11用修正差分リリース(2021年12月4日) 354アクセス(昨年は5位↓,542アクセス↓)
Windows10にようやく対応したJapanist10。「あの親指シフト用IMEがモダンOSにもようやく対応できた」と,慶祝ムードだったのですが,なぜか再変換機能が外されており,「今後のアップデートで対応」とメーカーからは言われたものの,当時はずいぶん苦い思いをしたものでした。
2021年にまさかと思われたWindows11のリリース。前年に富士通は親指シフト関連商品の出荷を終了しており,このままWindows11には対応しないのかと思われたところ,なんと「Windows11には対応する」との朗報が,そしてその機会に「再変換も導入する」とのうれしい知らせが。
しかし待望の再変換機能の再投入はJapanist10のリリースから実に4年が経過していたのでした。4年は短いようで長かった。下の子供が進学のために家を離れ,勤務先が水害の被害を受け,上司や年上の部下には毎日罵倒され,新型コロナウイルスの恐怖の中ようやく勤めが変わった先であてがわれたパソコンはWindows8仕様と,あの4年間は本当にいろいろなことがあったのでした。
よく考えたら現在,Japanist10が動いているパソコンはCELCIUSしかありません。Japanist10をWindows11環境で使うと,単語を学習してくれない印象があるような気がするのです。CELCIUSではとりあえず問題なく使えているような気がするのですが,やはり富士通製マシンでJapanist10を使うようにしないと正常な動作は望めないのでしょうか…?
5位 非対応機種にWindows11をインストールしてみる大実験(2022年7月24日) 374アクセス(昨年はランク外↑,83アクセス↑)
本記事を昨年アップした時は,多くてもせいぜい月20アクセスと,あまり人気がない感じの記事だったのですが,今年はアクセス数が若干増加し,こうやってランキングに上がってきた記事となりました。
そうなんですよ。Windows11の動作要件はやはり高すぎる。というか,結局Windows11はこの手の非対応機種にインストールしてしまっても,それほど重さを感じることなく動作してしまう。
これはどういうことかというと,Windows11の作り込みがまったくできていない,基本的な中身はWindows10と全く変わらない,という体たらくだからだと思います。しかしそれではかっこがつかないから,AI機能をはじめとした新機能を,年1回のメジャーアップデートの機会にではなく,"moment"という形で数ヶ月に1回機能を追加させている,という有様。しかしその機能追加は,ひ弱なWindows11にたくさん「贅肉」を盛り付けているだけにしか見えない。
今のマイクロソフトの,おかしくて危うい立ち位置が,これら我が家にあるCore2機にインストールされたWindows11機によって顕にされてしまっているような気がして,仕方がありません。
明日は4位,3位,2位の紹介となります。
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