« 次に忖度されなくなるのはきっとこの会社だっ!…2023年総懺悔・番外編 | トップページ | 謹啓新年 2024年 »

2023年12月31日 (日)

本当のことを言わないと忖度しないぞ!…2023年総決算(4)

 2023年が終わろうとしています。

 2023年が終わろうかという時に「坂田利夫さんが亡くなる」というニュースが飛び込んできました。コメディNo.1として子供の時から親しんでいた人でしたので,本当に残念で仕方がない。
 この坂田さんが,「タッチおじさん」というキャラクターとして富士通のCFに声の出演をしていました。「タッチおじさん」というキャラクターが登場したのは1994年のこと。当時富士通はパーソナル向けにもAT互換の"FMV"を販売することにしキャラクターとして高倉健さんを投入,それと並行して,ワープロ専用機のOASYSではタッチパネルを導入して,「タッチOASYS」と称し,こちらには舘ひろしさんをキャラクターに起用,「タッチOASYSや新しいFMVにタッチして」ということから,某社の猿のキャラクターに対抗して「タッチおじさん」というキャラクターを投入し,その声優として坂田利夫さんを起用したのでした。
 高倉さん、舘さん,そして"InterTop"の頃には松井秀喜さんも富士通のCMに出ていましたが,その人たちが出た後で「お店でもらえるでぇ」と坂田さんがしゃべるのには違和感がありながらも,富士通の懐の広さを感じたものでした。ご冥福をお祈りします。

 そしてWindows11非対応とされるOASYS V10,鉄槌堂さんのブログによると,Insider ProgramのCanaryチャネルで,OASYS V10からの印刷ができない,という障害が発生した模様です。今のところ対応策があるようですが,いよいよ次期Windowsでは,Windows用OASYSがまともに動かなくなりそうな気配が出てきたようです。
 そんな中での拙ブログの2023年アクセス数ベスト1。ここまでいろいろと書いているのでもう想像がついているかと思いますが,この記事となります。

1位 【メーカー非保証】Windows11上でもOASYS V10動作する(2021年12月18日) 1537アクセス(昨年は1位→,1609アクセス↓)

 昨年もご説明したかと思うのですが,本記事を読んだだけでは「Windows11上でOASYS V10が動作する」ようにはならない仕組みになっています。方法を知りたければ,きちんとリンク先,

https://ameblo.jp/our-albert/entry-12715573299.html

に行っていただかないとその方法が分からないようにしているはずです。しかしそのようにしていてもこのアクセス数。本当にありがとうございますとしか言いようがありません。

 さて,私的には,今年はメインマシンをWindowsからMacに切り替えるという,重大な決断をした1年でした。
 M2搭載のMac miniリリースと同時に注文して2月には使い始めたのですが,15年前のPowerPC搭載Mac miniを導入したときと違い,親指シフト入力環境が構築できれば,実にスムーズにMacに移行できてしまった,というのが印象的でした。
 実際にMacに移行してしまえば,マシン本体はほとんど無音だし,PowerPC Mac miniと違い親指シフトのエミュレーションも全くタイムラグなし。そしてWordやExcelを使う時も,以前と違って書式のずれがほとんどなくなったので,本当にWindowsからすんなり移行できてしまったのでした。
 移行できなかったのはマイクロソフト・ソリティアとSteamの上で動くゲームソフト,"Beam NG Drive"。"Beam NG Drive"は我慢するとして,マイクロソフト・ソリティアはWindows時代のゲームデータをiPadに移行できたので,そこは問題がなかったです。
 あまりに快適過ぎたし,かといってMac miniはWindowsのデスクトップマシンのように周辺機器をちまちま取り付けてパワーアップ,という芸当もできないので,ブログのアクセス数が増加しないのは至極当然のこと。しかしここだけははっきりさせておきたいのですが,私的には,パソコンの領域では非常に幸せな1年を過ごすことができた,と言っておきましょう。

 それほど今のWindowsに対しては不満を持っているということです。Windows11はなぜあんなに出来損ないな状態でリリースしてしまったのか。みんながWindows10のユーザインタフェースで十分慣れていたのに,それをWindows11で大幅に変更してしまい,いまだにユーザに信任されていない。Windows11で動作要件を大幅に引き上げたはずなのに,実際には裏技を使えば動作要件を大幅に下回る機種でもWindows11がインストールでき,それがまともに動作しないのなら仕方がないのだが,まったく問題なく動作して今ってる要件外のパソコンがある。そしてAI対応と銘打ち"moment"と称してちびちび機能を追加しているが,その新機能が今ひとつこなれたものになっていない。
 来年にはWindows12が登場すると言われています。AI機能を大幅に強化することが予想されているため,もはや私の自作6号ですらまともに動作するとは考えられません。いや正直言うとそのくらいやってくれた方がいい。機能面をきちんと強化して「古いパソコンでは使えません」と言ってくれた方がまだましです。機能が煮詰められていないのにマーケティングの都合で動作要件だけ引き上げたから,Windows11は人気がないのです。

 そしてそのことをきちんと評価できる人がパソコンジャーナリズムの中の人たちにいない,ということも大きな問題だと思います。それじゃあ昨日書いた日本の自動車某トップメーカーと同じではないかと思います。パソコンジャーナリズムの人たちはマイクロソフトやインテルに忖度しすぎだと思います。
 だからインテルの新しいCPU,"Core Ultra"もまったく欲しいとは思わない。「"NPU"搭載! これでローカルでのAI処理が進む」,といわれ,最初はおぉと思ったのですが,よくよく聞くと,なぁんだ,今使っているMac miniにはすでに"Neural Engine"が載っているじゃないか,ということ。遅れて投入されるものを,パソコンジャーナリズム界の人たちは喜んで迎えようとしているのです。そう考えると,呆れてものも言えなくなってしまう。

 Windowsも"Copilot"が導入されAI化が進みます。とはいうものの,今のところ家庭で使うWindowsには,失礼ながらお試し版程度の"Copilot"機能しか使えない。やはり企業でサブスクリプション導入しないと"Copilot"のフル機能は使えないらしいです。しかしながら,企業によってはインターネットに直接出られないような設定になっているところもあるはず。そういうところでは,やはり"Copilot"のフル機能は使えないはず。そのような企業ではWindowsのサブスクリプションはまったく旨味がない,と考えることもできます。やることがちぐはぐしている感じが否めません。

 というわけで,まずは家庭用情報機器のOSから,Windowsはだんだん選ばれなくなるのだろうなという気がします。Windowsは企業向けとして生き残らざるを得なくなっていくかも知れません。その時に,きちんと「企業でWindowsを使うとこれだけのメリットがある」ということを示していかないと,マイクロソフトの先はないような気がします。
 ま,Windowsがなくなってしまうことがあったとしても,もはや私には何の影響もないのですけどね。

 というわけで,来たる2024年が皆様にとりまして良いお年でありますように…。

|

« 次に忖度されなくなるのはきっとこの会社だっ!…2023年総懺悔・番外編 | トップページ | 謹啓新年 2024年 »

ごあんない」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 次に忖度されなくなるのはきっとこの会社だっ!…2023年総懺悔・番外編 | トップページ | 謹啓新年 2024年 »