AI戦争前哨戦は,アップルの勝ち,かな?
さる5月下旬,マイクロソフトは"Copilot+ PC"なるAI対応パソコンを発表しました。
とりあえずはArmベースであるクアルコムのSoC,"Snapdragon X"を搭載したパソコンが近日中に登場し,次いでAMDのRyzen AI 300搭載パソコンが登場して,さらにインテルの"Lunar Lake"系列のCPUを搭載したパソコンが登場する予定だとのこと(x64系のCPUに対応するCopilot+の機能搭載は若干遅れるという話もあります)。
これらのSoC/CPUにはニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)が搭載されている。マイクロソフトでは"Copilot+ PC"と名乗れるパソコンの,NPUに関する性能要件を40TOPS(毎秒の演算回数が40兆回)以上と定めているそうですが,
・Snapdragon X … 45TOPS
・Ryzen AI 300 … 50TOPS
・Lunar Lake …… 48TOPS
ということになのだそうです。実はWindows向けのNPU付きCPUとしてすでにインテルの"Meteor Lake"系列のCPUや,AMDのRyzen 7040Uがあるのですが,
・Meteor Lake …… 11TOPS
・Ryzen 7040U …… 10TOPS
ということで,これらのCPU搭載機は残念ながら"Copilot+ PC"とは名乗れないという,厳しい現実があるようです。
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