Macを使えば,「かえうち」初期バージョンでもファームウェアを書き換えられるのだった…
以前の拙記事にも書いた通り,FKB7628-801キーボードこと,"Thumb Touch"キーボードを,「かえうち」を介して職場バソコンで使用しています。この構成により,外部メディアが使用禁止となっている(拙web/ブログでは「ごにょごにょ」と称している方法を使えば実は不可能ではないのだがセキュリティ確保のため自粛)ためソフトウェア類がインストールできない環境でも親指シフトで入力することができています。
ただ前回記事のとおり濁点等がすっぽ抜けることが多いので,備蓄していた"Thumb Touch"キーボードの新品に取り替えてそれが若干改善したところです。
「かえうち」のファームウェアは長い間バージョンアップしておらず,そこにも原因があるのかなとは思っていました。実は私が所有している「かえうち」はクラウドファンディング時代にリリースされた221個の中の1個で,メールの記録をさかのぼると,2017年10月に我が家に到着したもののようです。
実は初期バージョンの「かえうち」には問題があり,当初はできていたファームウェアのアップデートが,いつの間にか,Windows10環境でできなくなってしまったのでした。私がそれに気づいたのは2〜3年前のこと。まさしく,下記URLで紹介されている通りの症状だったのでした。
https://kaeuchi.jp/problem-replacement/
この事実が公表されたのは2018年1月と結構早い時期だったようです。しかし私はそのことに全く気が付かず,気がついた時には対策品への無償交換対応が終わってしまったあとのことでした。だからかなり早期のバージョンであるファームウェアを長い間使い続けてきたことになります(補足をすると,USBメモリにLinuxをインストールして,Linux上でファームウェアのバージョンアップすることも試みたのだが,結論から言うとうまくいかなかった)。
この際新しい「かえうち」を購入しようと思い,昨年末に「かえうち2」購入の手続きを行ってはいるのですが,いまだに商品の到着はない状況です。このまま早期バージョンのファームウェアの「かえうち」を使うしかない,と思っていました。
……。
待てよ? うちには昨年早々に購入したMac miniがあるじゃないか。Mac miniならファームウェアのバージョンアップができるのではないだろうか。
やってみました。Mac版の「かえうちカスタマイズ」Ver.6.4を使い,”Thumb Touch”用の配列を指定し,そしてファームウェアは正規版としては最新のVer.3.5があったのでそれを指定して,無事に書き込むことができました。
最新のファームウェアに無事書き換わった「かえうち」を職場のパソコンに挿入。使ってみると,ほんのわずかではあるのですが,若干レスポンスが向上したような気がしました。
それにしても,Macを購入して1年半近くになるのに,「Macなら初期バージョンの『かえうち』でもファームウェアがアップデートできる」という事実に気が付かなかったなんて……。
| 固定リンク
「まっくねた」カテゴリの記事
- 【速報】AIの性能を調べる"Geekbench AI"爆誕!! ところでAIパソコンって,本当に"40TOPS"必要なの?(2024.08.16)
- Macを使えば,「かえうち」初期バージョンでもファームウェアを書き換えられるのだった…(2024.07.06)
- AI戦争前哨戦は,アップルの勝ち,かな?(2024.06.15)
- その後のM2 Mac mini(2023.05.21)
- M2 Mac miniにFMV-KB232をつないで親指シフト入力する方法(2023.02.12)
「おあしすねた」カテゴリの記事
- Macを使えば,「かえうち」初期バージョンでもファームウェアを書き換えられるのだった…(2024.07.06)
- とっておきの"FKB7628-801"キーボード,やむなく下ろす…。(2024.06.09)
- M2 Mac miniにFMV-KB232をつないで親指シフト入力する方法(2023.02.12)
- Japanist2003,令和対応の修正差分(rel.318)でWindows11に対応。(2022.03.16)
- 【メーカー非保証】Windows11上でもOASYS V10動作する(2021.12.18)
コメント