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2024年8月30日 (金)

【夏休み特別企画】無線ルーターを買いました…。(無線LAN整備編)

 とりあえず有線LAN系の整備はひと段落したのですが,今度は無線LANの整備をしないといけません。
 いや,いっそのこと昨年整備したtp-linkの2台の無線LANルーター(というかアクセスポイントとしてしか使っていない)をそのまま運用させてもよかったのですが。

 昨年購入したtp-linkの無線ルーターは,

・AX73V Wi-Fi6対応 4804Mbps(5GHz)/574Mbps(2.4GHz)
・AX3000 Wi-Fi6対応 2402Mbps(5GHz)/574Mbps(2.4GHz)

で,AX73Vを2階に,AX3000を1階に置いてそれぞれ個別に運用していたのですが,今回バッファローの,

・WXR-6000AX12P/N Wi-Fi6対応 4803Mbps(5GHz)/1147Mbps(2.4GHz)

を導入するに至り,やはりこのバッファローの無線を使わないわけにはいかないだろうと思ったのでした。

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ご注意
 本記事で取り上げているtp-linkのAX3000は,OSコマンドインジェクションの脆弱性があると指摘されています。

https://www.tp-link.com/jp/press/news/21215/

 最新のファームウェアにアップデートすることが推奨されていますので,該当機種をお持ちの方はご注意ください。
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 とりあえず私のiPhone SE3とiPad mini5,春に買い換えた家内のiPhone15,義理の父母がそれぞれ持つiPhone8,Wi-Fiでつながっているエアコンや洗濯機の管理用にしているiPhone5sに,このWXR-6000AX12P/NのSSIDを設定します。 iPhone5sみたいに古い機種は,WPA3の暗号化はサポートしていないのですね。

 ところでこれらの無線LANルーター各機は"EasyMesh"という規格に対応しており,設定をすれば同じSSIDのままローミングができるのだといいます。本当は昨年tp-linkの無線ルーターを導入した時にやってみたかったのですが,NTTのホームゲートウェイのルータ機能を停止することができず,結局2台ともブリッジモードとし,別々のSSIDを併存させて運用せざるを得ませんでした。

 Easy meshの設定方法は,バッファロー,tp-linkともそのやり方について書かれたwebページがあるにはあるのですが,両者とも自社の機種同士でEasyMeshを組むやり方について記述しているのみで,他社製の機種の接続法についてはいまひとつよくわからないという状況です。
 違うメーカー,つまりバッファロー製の無線LANルーターを親機とし,tp-link製の無線ルーターを子機とする方法は,ずばりこのYouTubeの動画で説明されています。

https://www.youtube.com/watch?v=hWvv6kl2U1U

 今回親機にするWXR-6000AX12P/Nについて,EasyMeshの設定を有効にした上で,

・AX73Vを初期化する
・設定用のスマホでAX73Vに接続し,初期設定する
・初期設定ののち,詳細画面でEasyMeshの設定を有効にし,「サテライトルーター」モードに変更する
・AX73Vが再起動するので,WXR-6000AX12P/NとAX73VをLANケーブルで接続する(この時AX73V側は,WANポートではなくオレンジ色の「LANポート」に接続する)

という操作をすると,WXR-6000AX12P/NのSSIDでローミングができるようになります。あとは一旦AX73Vの電源を切り,設置したい場所でLANケーブルを接続し,AX73Vの電源を再起動してしばらく待つとOKということになります。

 ところがこのやり方,つまり有線接続で,AX3000もEasyMashの「サテライトルーター」にしようとすると,なぜかうまくいきませんでした。親子両機のWPS(バッファローではAOSS)ボタンを押して無線接続するとEasyMesh化できました。しかしこの状態でAX73Vのように有線でLANに接続してしまうと,インターネットに全く繋がらなくなる状態になってしまうので,無線接続のまま設置したい場所にAX3000を置きました。
 しばらくすると,家内から「ネットが遅い」とのトラブルコールが。AX3000を1階の居間に置いていたのですが,AX3000が無線で繋がっているため,ただでさえ帯域が狭くなっているところに,本機だけ無線の速度が遅いので,それに足を引っ張られているのかも知れないと思い,AX3000の使用をやめ,AX73Vを有線接続で改めて1階の居間に置き,ロフトのWXR-6000AX12P/Nとの2台体制ということにしたのでした(私はそんなにWi-Fiが遅いとは思わないのだが,家内は被害妄想が激しいのか,「ケーブルテレビ回線にしてからネットが遅くなった」とばかり言います)。
 あとでよくよく調べると,実はAX3000は,どうやら有線バックホールには対応していないみたいで,無線接続のみでしかEasyMeshに対応しないようでした。

 これで設定が終わりかと思いきや,さすがの我が家でも,Wi-Fiにつながる家電が多数導入され,それらの設定もしていかなければなりません。あまり使わない寝室のテレビに接続しているAmazonの"Fire TV 4K"はそもかく,「そういえばこれも再設定が必要だった」と思い出したのがプリンタ。昨年購入したキヤノンのXK500には有線LANポートは装備されておらず,USBの他はWi-Fi接続するしかないといった状況。パソコンから何気なく印刷しようとして気がついた次第。これも手動で設定(あとで仕様を確認すると2.4GHz帯だけでなく5GHz帯にも対応していた)。
 洗濯機,居間と義理の両親の寝室にあるエアコンのWi-Fiの設定が一番面倒だった。いずれもEasyMeshの設定と同じように,スマホのアプリ経由で設定していくしかなく,それも一発でなかなかうまくいかない。
 そして肝心なのが,どれも「稼働していない状態でWi-Fiの設定をするしかない」ということ。洗濯機もそうでしたが,エアコンはこの連日の猛暑の中,私が休みで,義理の両親が買い物に出掛けてエアコンをオフにした時を見計らって設定するしかなく,非常に往生したのでした。

 我が家にある3台の古いノートパソコンにも新しいWi-Fiの設定を実施。古い暗号化規格で,しかも2.4GHz帯しか設定することができませんでした…(泣)。

 有線LANのところで書けばよかったのですがここで"IPv6"の対応について。これまでフレッツ光→ドコモ光では「v6プラス」によりIPv6を利用することができていたのですが,ケーブルテレビ回線では10G回線といえどもIPv6が利用できないようでした。WXR-6000AX12P/Nの設定を変更してもだめみたいです。
 当地の隣りの,倉敷市にあるケーブルテレビ会社では,IPv6ははっきり「使用できない」と公表しているので,当地のケーブルテレビ会社ではIPv6について何とも言っていないものの,たぶん同様にIPv6は利用できないということなのてしょう。

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