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2024年8月12日 (月)

【夏休み特別企画】工事は意外とスムーズだったケーブルテレビ<配管がものを言う

 ケーブルテレビの申込後、12月にケーブルテレビの会社の方が拙宅を見にこられ,どのような工事になるかをメモして帰られました。
 意外とはっきりしなかったのが,110°CS放送の扱い。なにしろ市内で一番遅いサービスイン,ということは,裏を返せば 一番最新の技術が導入されている,というわけで,BSデジタル放送は全てパススルー方式,つまり,ケーブルテレビ局が貸し出すセットトップボックスを使わなくても現在使用しているテレビでBSデジタル放送が見られるという画期的な仕組みになっている,というのは分かっているのですが,110°CS放送については,寒かった11月の契約の時には「CSもパススルーです」と言われていたのに,12月に拙宅に来られた方はそれを明言されなかった。
 その時点では,あまり見なくなっていたとはいえ「スカパー基本プラン」を契約していたので,「CSパススルーがないのなら,屋根の上にあるBSアンテナは撤去しないでほしい」ということにしていました。しかし.3箇所で視聴可能とはいうものの,「スカパー基本プラン」の料金は毎月税込3,960円。ケーブルテレビ化+10G化により通信料金の高騰が予想されたので,家族の中で私くらいしか見ていなかったスカパーは,今年の4月末をもって残念ながら解約としたのでした。というわけで,アンテナについては撤去されてもよいことになったのでした。

 そういえば契約の詳細について書いていなかった。ネットの件についてはこの後記述するとして,テレビについては,当時「スカパー」をそのまま契約することにしていたので,(NHKを除く)有料チャンネルの契約が一切ない,「プチコース」としました。固定電話については,KDDIのもの(だったのだが今年1月1日をもってJCOMに移管された)の「ケーブルプラス電話」かソフトバンクのものの「ケーブルライン電話」の2つが選べたのですが,ソ◯トバンク嫌いの私は「ケーブルプラス電話」一択だったりしました(爆)。

 しばらくのちにケーブルテレビの会社から「ご契約の内容」という封書がやってきて,その内容をよく読むとインターネットの契約が「光1G」となっており,自分では10Gを契約したつもりだったのが、寒い中書いた契約の書面を見ると,確かに「1G」となっていたので,値段が安いのでそのままでもいいかとは思ったのですが,せっかく対応機器(Mac mini)を持っているのにそれはないだろうと思い,すぐにサービスセンターに電話をしました。その後いろいろなことでケーブルテレビの会社の方が連絡をされるたびに「10Gで契約をしたいです」と念押しをしたものでした。
 逆にケーブルテレビ会社の担当の方も,10Gのことを話に出すたびに毎回,「10Gの対応機器はお持ちですか」と尋ねられたのは少しプライドを傷つけられた感じがしました。その都度「はい,持っています」とは言っていたのですが…。

 11月に仮契約をしたとはいうものの,実際の工事に至るまでには相当な時間がかかりました。県道沿いにケーブルテレビの回線を通す工事が2月から3月と,想定よりかなり遅い時期に始まりました。「宅内の工事は7月から8月になりそうです」とケーブルテレビの会社から言われたのが4月ごろだったかと思います。
 それもあって,現状の「フレッツ光」もとい「ドコモ光」の回線を通しているロフトの片づけはいい加減なままになっていたのですが,7月の半ばになって,ケーブルテレビの工事を請け負う広島県福山の会社から電話があり,「日曜でも工事はできる。最短で7月下旬のすぐ」と言われたので,そこでお願いをすることにし,あわててロフトの片付けを始めたが間に合わず,適当にごまかしてパソコンデスク周りだけをあけておくやり方で誤魔化してしまったのでした。
 工事の前日にケーブルテレビの会社の人がやってきて,ここで正式に,ネットを10Gで引いてもらう契約をしたのでした。

 そして工事当日。福山の業者の方が2人で,通信工事用の高所作業車(業者所有のものでなくレンタルの車両だったので「へぇ〜」と思った)でやってこられました。1人の方にネット用の光ケーブルを導入するロフトを見ていただいた後で,家近くの電柱から幹線まで光ケーブルを通す作業を行うと同時に,その電柱から光ケーブルを家まで這わす作業,そして加入者端末装置から分岐してネット用の光ケーブルをロフトまで通す作業が行われました。ネット用の光ケーブルの配管には,すでに「フレッツ光」もとい「ドコモ光」の回線が通っているので,別ルートを使って壁に穴を開けて配管するのかと思っていたのですが,すでにNTTの光ケーブルが通っているところにケーブルテレビ会社の光ケーブルも通すようにして作業は行われ,ケーブル引き込み口から押し込まれた光ケーブルはあっけなくロフトまでたどりついてしまいました。やはり配管の整備は大切だと思った次第です。

 それが終了したら,次はアンテナの撤去。作業自体は,実は一番アンテナの撤去がはらはらしたかも知れない。高所作業車のバケットから屋根に飛び乗り、屋根の一番上にあるアンテナの配線を外し,アンテナを固定しているワイヤーを切断し,そのアンテナをさらに下ろしていく工程は,「プロがやっているから大丈夫」と思っていてもひやひやしました。VHF(拙宅が完成したのは2006年11月,当地で地上デジタル放送が始まったのが2006年12月だったので,わずか1ヶ月(実際にうちでアナログ放送を見なくなったのは2009年春のこと)といえどもVHFアンテナは必要だった)・UHF・衛星パラボラの3つのアンテナがついた支柱を地面に下ろすと,実に2mほどの高さがあったので大変驚きました。

 その作業が終わり,加入者端末装置(レンタル)を壁に設置して,電柱からの光ケーブル,テレビの同軸ケーブル,ネット用の光ケーブルを接続し,ロフトに上がってもらって,壁から出てきた新たな光ケーブルに住友電工製のONU(光コンセントによらずまたしても直付けとなった)をつなぎ,さらに同じく住友電工製の「ケーブルプラス電話」用端末機器を接続されました。
 ONUには2つLAN端子があり,もう一方のLAN端子に,業者が持参されたWindowsパソコンを接続して動作確認。しかしおそらくそのノートパソコンのLAN端子がギガビットまでの対応だったこともあり,ケーブルテレビ会社が開いているスピードテストの結果は1Gbps程度しか出ていませんでした。
 それならと,私のMac miniをONUに接続して確認。しかし,同じように1Gbpsの結果が出てしまう状況。「他のテストサイトで試したらどうでしょう」と,

 https://fast.com/ja/

のサイトにつないで試してみたところ,いきなり7Gbps越えの結果がでてきたので,私も業者の人も驚いていました。このケーブルテレビ会社は10Gbpsのネットサービスはここで初めての実施となる(旧市内を含む従来のサービスエリアでは最速2.5Gbpsとなる)ので,自社サイトのスピードテストサイトの整備が完全ではなかったのでしょう。
 とここで驚くことを聞いたのですが後述します。

 一方テレビは,これまでI.O.データのTVチューナーを置いていたところにセットトップボックスを置いてもらうことにし,JAPANEXT製のパソコンモニターに接続してもらいました。これも動作確認してもらうのと並行して,私が他の部屋(義父母の部屋を除く。その辺りの話は別の機会に)に置いているテレビを次々チャンネルサーチして設定しました。
 「ケーブルプラス電話」については当日の工事とはならず,ドコモ光のホームゲートウェイと「ケーブルプラス電話」用の端末機器をモジュラーケーブルで接続し,「ケーブルプラス電話」の開通までドコモ光の「ひかり電話」を使うようになる,とのことでした。

 これにて作業は終了。結局トータルで3時間はかかったでしょうか。ここで「後述」としていた「驚いたこと」の内容とは,なんと今回のケーブルテレビのONUには,ルータ機能がない,ということを知らされたのでした。
 昔々,「フレッツADSL」というものがあり,それの8M(8メガ。今回契約した10ギガ回線の1250分の1のスピードだ)契約だった頃の途中で更新したADSLモデムのルータ機能を使い始めてから実に21年にわたり,「ルーター(機能)はレンタルの機器で済ませる(無線LANルーターはいくつか買ってきたが,それらのルーター機能を使うことがなかった(使えなかった))」ことが当たり前になっていました。

 ここで急遽,自前のルーターを構築する必要に迫られたのでありました…。(続く)

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