【夏休み特別企画】無線ルーターを買いました…。(有線LAN整備編)
ケーブルテレビ会社からレンタルする機器にはルーター機能が当然備わっているのだろうなと思っていたので,LANの10Gビット化に合わせて必要なものはスイッチングハブだけだろうと思い,tp-linkの,"DS105X"という,リリースされたばかりの10G対応スイッチングハブと何本かのCAT7対応LANケーブルを買って準備していました。
ところがケーブルテレビ会社から今回レンタルされた機器にはどれもルーター機能がないことが分かり,「これは大変だ」ということになったのでした。
というわけで,ケーブルテレビの工事業者の方が帰られた後,慌ててアマ◯ンのページを検索したのでした。昨今では家庭用には純粋な「ルーター」はなく,必ず無線LANが搭載されたルーターしかないのですね。
拙宅では昨年夏,無線LANのシステムをそれまでのNECからtp-linkに取り替えたのでした(機種名については今後の記事で)。ところがtp-linkの10G対応無線LANルータの価格はなんと5万円台になることが分かり,もっと安い機種を探したところ,バッファローののものが安いだろうと。ところがア◯ゾンでは新品だけではなく中古の無線LANルーターも取り扱っているので,数千円でも安い方がよいと思い,"WXR-6000AX12P/N"という機種があったのでそれを入手することにしたのでした
到着までは10G対応のMac miniだけケーブルテレビ回線に接続することとし,他の機器はまだ繋がっている「ドコモ光」回線でやり過ごしたのでした。
それでも注文から2日程度でバッファローのルーターが到着し,早速設定を開始しました。とはいうものの,ケーブルテレビ回線に接続するだけなら非常にあっけなく,ケーブルテレビ会社のONUにこのバッファローのルーターを接続するだけで,自動で認識し,使用可能な状態となりました。そしてここからtp-linkのハブに接続し,ハブにMac miniを接続して10G化が完成しました。
現在の"fast.com"でのスピードテストの結果は4Gbps台を示すことが多いです。まぁそんなものでしょう。実際に10G回線を使ってみた感想は,やはり大きなファイルのダウンロードの時間が若干減少したかな,という程度で,普段インターネットを閲覧する程度であれば,1G回線の時とそんなに大きな違いはありません。回線を1G化した時に「そんなに変わらない」と思い,回線を100M化した時に「そんなに変わらない」と思ったのですが,あれらと全く同じ感想しか持てません。結局発信側か高速化しないと「通信速度が早くなった」ということにはならないような気がします。時代は繰り返しますね。
ということで,それなら他のマシンも通信速度を高めてみよう,ということになり,自作6号(AsRock Z170 PRO4S)用には"EDUP"という聞いたことがない会社の,Realtek RTL8125Bチップを持つ2.5G対応LANカード(リンクに表示されたモデルは旧モデル?)を,CELCIUS用にはUSB3でつなぐプラネックス社製の"USB-LAN2500R2"というアダプターを購入しました。先に書いておくと,LANカード/アダプターを接続後,すぐに10G系のLANにつないでしまうと全くインターネットに繋がらない状態となったので少々焦りました。「ドコモ光」のルータからリースされたIPあどレスを一旦解放し,改めてバッファローのルータから新たなIPアドレスをリースしてもらわないとインターネットに出ていくことができないので要注意でした。
自作6号用のLANカードはPCI-E接続のもので,空いたPCI-Eスロットに接続。((マイクロソフト非公認)Windows11機のため)自動認識ですぐ使えました。LANケーブルはtp-linkのハブに直接接続。2.5Gbpsギリギリの速度が出るのかと思ったら,結果は1Gbps半ば程度。それでも従来よりは高速化が図られてはいるのですが,まぁいろいろなオーバーヘッドがあるのでしょうきっと。
自作6号は組み立て以来7年半が経過。いつ壊れるか分からないマシンに,1万円もかけて10G対応のLANカードを装着する気にはなれませんでした。
一方CELCIUS用のプラネックス製LANアダプターも接続するだけで使用可能でした。こちらは2階に設置しており,LANのキーステーションとなるロフトとは,壁内を這うCAT5EのLANケーブルで繋がっているため,現状では10Gのスピードを利用することができません。それでも一応2.5Gbpsでリンクすることはできているようで,実際のネットの速度も,自作6号同様1Gbps半ば程度が出ているようです。
実は各マシンで速度測定をする前に一悶着があり,実はうちではプライベートIPアドレスの"192.168."に続く3つ目の数字が"0."ではないのです。いや,今からちょうど24年前,昔懐かし"MN128 SOHO Slotin"を導入したときは"192.168.0."だったのですが,前回お話しした通り,フレッツADSL8Mを契約していた時にルーター機能付きのADSLモデムをレンタルし直し,そこで"192.168."に続く3つ目の数字が"0"以外になったのです。でそれがフレッツ光プレミアム(100Mbps)→フレッツ光ネクスト隼(1Gbps)導入でルーターを変更した際も受け継がれたということなのです。
バッファローの無線LANルーターの管理画面に入ってIPアドレスの設定を,今まで使っていたものに変更したのですが,その直後に各パソコンでインターネットに入ろうとしてアクセスできず,そうか1回リースされたIPアドレスを解放しないといけないのかと思った次第。ネットワークの変更はいつもなかなか大変です。
最初の話に戻ると,スイッチングハブの機種選定にあたって,当初はバッファローのLXW-10G2/2G4あたりも考えていた(ただし本機の10Gポートは2つのみで,あとは2.5Gポート)のですが,かなり発熱するということで,それなら当面2.5Gbps対応のハブでも良いかと思っていた時期もありました。いろいろ悩んでいる時にリリースされたのが"DS105X"だったのですが,やはりかなり発熱しているようだったので,当初同時購入を考えていた,クーラーマスターの"MMX-SSRK-12NFK-R1"という冷却スタンドを追加。しかしこの冷却スタンド,USB電源が必要だったということで,近くのホームセンターでUSB電源を購入し,このクーラーの上に"DS105X"を置くようにしました。
ところでUSB接続であるプラネックスの"USB-LAN2500R2",なんとSynologyのNASに接続して2.5Gbps化可能なのだそうです。というわけでそれもやるしかないということで,もう1台アマゾ◯でお買い上げということになりましたがそれは別記事に。
従来の1G用のスイッチングハブを"DS105X"に接続して有線LANの環境設定はこれで概ね完了。
ところがここから,無線LANの設定でいろいろ悩むことになったのです。(続く)
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