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2025年1月15日 (水)

さらばCore2,さらばWindows10,さらばWindows11 Ver.23H2…。(2)

 昨年12月から始まった長期連載の2回目となります。今回は64ビット対応されたCore 2と,それをベースにした各種CPUについて眺めてみたいと思うのですが,調べてみると,たった2〜3年の間に結構な数のCore 2系CPUがリリースされたことが分かったので,今回はまずプロセスルールが65nmのものをまとめてみることにしました。Wikipediaと,そこからリンクされるインテルのサイト,そしてリリース日は"TECHPOWERUP"のサイトに掲載されているものを参考にしました。この3つのサイトにきちんとした情報が上がっている機種のみをまとめていますので,これ以外の機種もあるのですが,大勢に影響はないと思いますので省略としました。

 その前に,日本時間1月15日にリリースされたWindows Updateの情報から。

・Windows10 Ver.22H2…KB5049981 ビルドは19045.5371に
・Windows11 Ver.23H2…KB5050021 ビルドは22631.4751に

 拙宅の環境では問題なくインストールできたようです。

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2025年1月 2日 (木)

Windowsパソコンが遅いのは,Edgeのデフォルト設定にも問題があるのかも 附・2024年確定アクセスランキング

 あけましておめでとうございます。本年も拙web/ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

 2025年最初の記事は,いきなりですが,勤め先で私が使用しているパソコンの話です。
 5年前に転勤したところでは,販売終息後4年8ヶ月経過していたWindows8.1マシンがあてがわれて目が点になったことがありました。すでに拙Webでも紹介しているのですが,インテル第4世代CPUを搭載した,富士通のLIFEBOOK A574/Hという機種で,Windows8.1とはいえ一応64bit版だったこともあり,オークションでメモリを購入して合計8GBにしていました。SSD化は行わずハードディスクでの運用としていました。
 A574/Hは1年半使用したのちに更新となり,Core i3-1115G4搭載のhp ProBook 450 G8があてがわれました。メモリはシングルチャネルの8GB,そして新しいパソコンでしたから当然SSD搭載でしたので,導入1年後にWindows11化しても何の問題もなく使えました。しかし現在,早いタイミングで異動をしているので,快適なProBook G8との生活は長くはないだろうと覚悟しておりました。

 2年前に異動した現在の職場(拙web「ぱそこんぼらぼら」を立ち上げた時に勤務していた勤め先と同じ)では,インテル第5世代CPU を搭載したノートパソコン(機種名は私の異動後に公表)があてがわれたのでした。前任者の手でSSD化されていて,メモリもデュアルチャネルで8GB搭載済み。Windows10にアップグレードされていたのですが,なんとなく全体的に処理が重い。メモリを最大限の16GB搭載しようと思い,オークションで8GBのメモリを2枚入手し,交換したのですが状況は変わらず。今から5ヶ月弱前に悪さをしたのかしてないのかどっちなのか,という煮え切らない記事をアップしたのですが,それ以来さらに重くなったような気がするけれど,遅かったのは最初からのことだったので,かならずしも「悪さ」が原因ではないような気がする…。
 タスクマネージャで調べてみると,CPUの利用率が70〜90%にずうっと張り付いている感じがします。しかしメモリの利用率は50%程度を示しており,明らかにCPUパワーだけが足りない状況。
 「じゃあ,禁断のCPUの換装しかないか…」と思ったところで,インテル第5世代のCPUについて調べたところ,そもそも"FCBGA"といってマザーボードにCPUが直付けされている構造なので換装すらできないという状況。
 そもそもこの第5世代CPU,プロセスルールが14nmと大幅に縮小され,TDPも15Wと低減化し,省エネルギーに優れている,という特徴は持っているのですが,先代のノートパソコン用第4世代CPUよりも全体に性能が低いという欠点を持っているようです。それに,タスクマネージャを見る限り,CPUの利用率が高い時には新たな操作をなかなか受けられない状況になっている感じがします。「CPUの利用率が高い時は,どんなマシンでもそうなるだろう」と言われそうですが,Windows11動作要件外である,Core 2搭載のパソコンでは,CPUの利用率がたとえ高くても,新たな操作を受け付けてくれるような感じがあるのです(だからCore 2搭載機でWindows11を動かしていても,遅くて困るような感じがあまりない)。
 なるほどマイクロソフトがWindows11リリース時に古いCPU搭載機を動作要件から外したのはそういうことだったのか,と初めて思ったのでした。マイクロソフトが本当にサポート外にしたかったのは,このインテル第5世代CPUだったのかも知れない。
 そもそもインテルでは,この第5世代CPUで採用したプロセスルール14nmの開発に遅れが生じ,それ以降のプロセスルール微細化への対応もなかなか難しく,それが原因で2018年頃から「CPU品薄問題」が数年続いたことも記憶に新しいです。昨今話題となった「第13/14世代CPU不具合問題」は,この流れと全く無関係ではないのかも知れませんね。

 そうは言っても,職場に行けば目の前にあるのはこの,職域内で一番遅いノートパソコン。新しいマシンに更新されるめどもなく,タスクマネージャーの数値をいろいろ眺めてみると,"WebView2"というプログラムが多くのリソースを喰っていることに気がついたのです。.NETアプリケーションにこの"WebView2"を組み込むと,そのアプリケーションでマイクロソフトEdgeを呼び出し,Webブラウザの機能が追加される(参考:https://e-words.jp/w/WebView2.html 引用していて何がなんだかさっぱりわからない(爆))のだそうです。
 そういえば職場では直接インターネットに出ることはできず,某社の仮想ブラウザ(セキュリティ保持のためメーカー名等詳述は避けます)を使っているのですが,「ブラウザエンジンはOSのものを利用」しているそうなので,やっぱり,"WebView2"つまりEdgeが絡んでいるということなのでしょう。
 ということは,Edgeの設定を見直せばなんとかなるかも知れない。というわけで,続きをクリックするとその後の顛末がわかるようになっています。なお顛末のあとは,拙ブログの2024年確定ランキングもつけておきますので,あわせてご覧ください。なお昨年は拙ブログにのべ17,976人の方にお越しいただきました。本当にありがとうございました。

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