日本マイクロソフトは，Windows11移行のためのプロモーションに消極的，なのだそうだ…。

　すでに拙webでは白状しているのですが，

https://kusup.cocolog-nifty.com/pasores/2024/08/post-818d5d.html

上記拙ブログ記事の追記でごまかしていた件，つまり職場で使用していた東芝dynabook B65/Rを"setup /product server"の呪文によりWindows11(Ver.23H2)化して，そこから8ヶ月にわたり職場で使用しておりました…。
　なぜ今さらそんなことを白状したのかというと，この度めでたく，このB65/Rは，正規のWindows11がインストールされたノートパソコン(例により機種名は私が異動するか，職を辞するかしてこのパソコンを使わなくなった時に公表)にリプレースされたからでありました。

　Windows10からWindows11への交代は，ここにきてようやく動き出した感があります。それにしてもWindows11のリリースからすでに3年半が経過。盛り上がらない状態が長い間続いていますねぇ。
　そんな中公開された次の記事。

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/2010314.html

　よく考えれば，Windows10のサポート終了まであと半年を切りました。この記事によると，MM総研の調べで現在まだ1900万台のWindows10機が稼働しているのだとか。それでも大企業ではおおむねリプレースが進んでいるけど，中小企業ではなかなかリプレースが進まないとのこと。
　上記記事では，Windows10サポート終了への対応策として，日本マイクロソフトが提示している3つの方法について書かれており，

・インプレースアップグレード(現に使っているパソコンをアップデートする)
・Windows11搭載機への買い替え(これを一番してもらいたいと思っているんだろうなぁ)
・Windows10 ESUの契約(そういえば契約のしかたなど，具体的な説明がまだない)

を紹介しています。うちの職場のほとんどのパソコンは，インターネットに直に出られない仕様なのですが，一部のパソコンは直に出られる仕様になっていて，そのようなマシンでいつの間にかWindows11にアップグレードされてしまったものがありました。一応インテル第8世代CPU搭載機で，Windows11対応といえばその通りなのですが，メモリはなんと4GB，そして起動ドライブがハードディスクといったあり様で，起動が遅くほとんど使い物にならない状況(そのマシンは特定用途向けなので，起動の遅さだけ我慢すれば実は特に問題はないのだが)です。メモリは8GB，欲を言えば16GB。起動ドライブはSSD，というのが，CPUやTPM以前にWindows11のために必須になっていると思うのですが。

　それはそれとして，上記の記事ではさらに内外各パソコンメーカーの取り組みを紹介し，ところがその取り組みは各社が個別に行っており，業界全体の取り組みになっていない，それは日本マイクロソフトが音頭をとっていないからだと指摘しています。
　そういえばWindows7のサポート終了の時にこのような広告画面をよく見かけていました。2019年に，週刊アスキーがvaio社とのタイアップで掲載した記事のものなのですが，

https://weekly.ascii.jp/elem/000/001/970/1970610/img.html

確かに今回引用しているインプレスのPC Watchの記事でも，マイクロソフトは，

https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/windows/eos

のようなwebページを作って，「Windows11へシフト!」と言っているものの，さっきのサッカー選手の交代シーンのような，「2020年世代交代。」ほどのインパクトはない(というかあの飛行機の乗り換えのモチーフにした絵は私今日初めて見た)。

　元の記事に戻って，大河原さんによると，
・「EOSに責任を持って取り組むべきはずの日本マイクロソフトの担当者の顔が見えない」
・「マイクロソフト全体の組織変更により，日本マイクロソフトでは，コンシューマPCの担当部門が事実上なくなった」
・「GIGAスクールを担当する教育分野向け組織が大幅に縮小」(某県で導入した粗悪な中華製Windowsタブレットが多数故障したのも理由のひとつか?)
と述べられています。

　何らかの理由で日本マイクロソフトの人員が大幅に削減され，そのことがこれまでのWindows商戦なり，移行プロモーションの展開なりに影響を与えているのかも知れません。日本市場を決して軽視しているわけではないだろうけど，多くの人員を配置したところで儲けはそんなに変わらない(むしろ「GIGAスクール」みたいな施策に変に足を突っ込んではいけない)といったところなのでしょうか。

　そんな日本マイクロソフトを応援するために，ChatGPTに，Windows10から11への移行応援になるようなイラストを考えてもらいました。

　誰だかえって移行が進むわけないとほざいた奴は(爆)