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2025年6月29日 (日)

メインストリームとしてはこれが最後なのか?…Windows11 Ver.25H2アップデート情報

 YouTubeの動画で最初に知ったとはなんたる不覚。Windows InsiderのDevチャネルで,"Windows11 Ver.25H2"表記のあるビルドがいよいよ公開されたのでした。

20250629-164247

 今回公開されたビルドは26200.5670。自作6号でのインストール日は「2025年3月26日」となっており,26200シリーズのビルドを初めてインストールした日が記録されているようです。もうそんなにWindowsマシンを自宅でガリガリ使わないので詳細は分からないのですが,インストール中,インストール後ともに問題は見られませんでした。念のため環境は次の通り。

自作6号(マザーボード…AsRock Z170 PRO4S)
CPU…Core i7-7700K 4.20/4.50GHz
チップセット…インテルZ170
グラフィックス…nvidia GeForce GTX1060(3GB)
メモリ…48GB
OS…x64(直前までWindows11 Ver.24H2)
非対応項目…CPU(ただしSSE4.2)

 というわけで今回も恒例「アップデート情報」をやっていくのですが,Core2機が足切りされてしまい,しかも今回のVer.25H2はVer.23H2と同じく「有効化パッケージ(eKB)」によるものなので,現在Ver.24H2が稼働しているマシンであれば簡便に,動作要件外のインテル第7世代以前のCPU搭載機でも何らかの手順をたどればアップデート可能と思われるので,なんとなくトピックはなさそうな予感もあります。

 私の環境では次の2機種が今後Ver.25H2アップデートの対象となるのですが,まずはこちら,

富士通CELSIUS J530
CPU…Xeon E3-1225v3 3.20/3.60GHz
チップセット…インテルC226
グラフィックス…nvidia Quadro P600
メモリ…16GB
OS…x64(現在Windows11 Ver.24H2)
非対応項目…CPU(ただしSSE4.2),TPM(1.2)

すでに製造後10年以上が経過しており,少々不安な面もあるのですが,Windows Update経由でアップデートできなくても,"dism"を使ったアップデート方法が誰かの手で公開されればそう問題なくアップデートできるものと考えています。そしてこちら,

ASUS U500MA-R4700S(マザーボード…ASUS PRIME B550M-K)
CPU…Ryzen 7 4700G 3.60/4.40GHz
チップセット…AMD B550
グラフィックス…nvidia RTX A400
メモリ…48GB
OS…x64(現在Windows11 Ver.24H2)
非対応項目…なし

なんと我が家初のx86/64系Windows11正式対応機(爆)。まだ拙web内「私のパソコン」では公開をしていないのですが,前述のCELCIUSを私のサードマシンとし,本機を導入して新たな「年賀状作成マシン」としたのです。導入といっても,SSDを取り外されたジャンク状態で2万円で購入したものですが,SSDを購入して問題なくWindows11がインストールでき,電源を余っていたものに交換,メモリを増設しグラフィックカードも廉価なエンタープライズ仕様のもの(我が家初の「レイトレーシング」対応GPU)を導入して強化しました。まぁこの機種については,何の問題もなくVer.25H2化できるでしょう(なんなら次のWindows12についても,AIに関する部分を除けば問題なく対応できるかもしれない)。

 なおM2 Mac miniにParallels Desktopを利用して構築したARMベースの仮想環境では,Canaryチャネルを受けており,Ver.25H2のさらに先,ひょっとすると「Windows11の皮を被ったWindows12」が動いている状態なのでこれは対象外です。職場で使用しているパソコンも4月にめでたくWindows11仕様に切り替わったのですが現在Ver.23H2を使用しており,おそらく年内にようやくVer.24H2へのアップデートが適用され,Ver.25H2へのアップデートは来年半ばと予想されるので,こちらも対象外となっております。

 ま,いままでどおりぼちぼちだらだらと更新をしていきますが,従来よりスリルとサスペンスの面では大変物足りない情報提供になるかと思いますので,この点ひらにご容赦願います。
 それはそれとして,私の漠然とした予測なのですが,メインストリームとしての,Windows11のアップデートはこれが最終なのではないかと。もうしばらくしたら,2021年6月のWindows11開発発表の時のように,"Windows12"の開発発表があるのではないか,という気がしています。Windows11のアップデートは来年もう1回,"Ver.26H2"が最後で,そこから2〜3年ほどのサポートが続いたのちに,Windows11は終焉,ということになるのでしょう。パソコン界をかき回すだけかき回して,結局大きなムーブメントを起こすことはできなかったWindows11の終わりも,もうすぐそこまで来ているような気がして仕方がありません。

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(2025,7,27追記)
 上記自作6号の環境ですが,グラフィックスをnvidia GeForce GTX1060(3GB)から,nvidia GeForce RTX3050(8GB)に変更しました。
 当然オークションで中古を入手したものであり,先日後継のRTX5050がリリースされたこともあって,費用もそんなにかからず購入できました。Windows11非対応の本機が,「AI対応PC」になる日が果たして来るのでしょうか。

 なお,このRTX3050は,自作6号退役後の次期PCへの導入が,すでに内定しております(爆)。

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(2025,8,31追記)
 日本時間で昨日8月30日に,Windows11 Ver.25H2がInsider ProgramのRelease Previewで公開されました。
 Windows11動作要件内のU500MAについては放っておいてもVer.25H2は入るでしょうから,放っておいても入るかどうかわからないCELSIUS J530をRelease Previewに加入させてインストールさせようとしたのですが,アップデートの項目には現れませんでした。動作要件外のCore i系マシンで,さらにTPMが2.0てはない機種についてのVer.25H2へのアップデートは,一筋縄では行かない可能性が出てきました。

 そこで,拙ブログの次の記事,

 「Windows11 Ver.23H2アップデート情報(←するの?)

正確に言うならば,山市良さんの過去ブログにあるここの記事を参考にして,DISMによる強制Ver.25H2化を試みました。

 山市さんのVer.23H2化の記事では"*Moment4-EKB*.mum"と検索されていましたが,そこを今回"*Ge-26200-Version-EKB*.mum"として検索したところ,7月26日付のファイルが10本,8月13日付のファイルが5本,8月30日付のファイルが5本見つかりました。
 これらのファイルをDISMにより適用させ,再起動してバージョン番号を確認したのですが…。

Content

ビルド番号はきちんと"26200.5074"になっているのですが,バージョンが"24H2"のままというキメラ状態になってしまいました。今後通常のWindows Updateでどのような挙動を示すことになるのでしょうか。

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(2025,8,31さらに追記)
 その後しばらくしてから思い立ってWindows Updateをかけると,

Content_20250831132001

KB5064081のアップデートがかかりました。これを適用させて再起動すると,

Content_20250831132401

結局,無事にCELSIUSでもVer.25H2化できました。

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(2025,10,5追記)
 10月1日にWindows11 Ver.25H2が公開されました。「Windows11動作要件内のU500MAについては放っておいてもVer.25H2は入る」と思い,毎日Windows Updateをかけてみていた(当然「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」はオン)のですが結局なかなか導入されなかったので,上記CEISIUSと同様,”DISM”により強制アップグレードを試みました。
 DISMでの作業直後はCELSIUS同様バージョンとビルドが異なるキメラ状態になったのですが,直後にWindows UpdateをかけたところすぐにKB5065789のアップデートがかかり,バージョン表記が"25H2"になりました。

 これにより,Windows10 Ver.22H2,Windows11 Ver.23H2の終焉を待たずして、拙宅ではWindows11 Ver.24H2環境が駆逐されてしまいました(爆)。もっとも職場のマシンはつい最近Ver.24H2化したばっかりなので,Ver.24H2とのおつきあいはまだ1年程度続きます。
 今回のWindows11 Ver.25H2での機能追加はごくわずか。ただ”Copilot +”機では今回いくつかの機能追加がなされたそうですがどれもこれも日本語環境ではまだまだおあずけといったところらしく,そもそも肝心の”Copilot +”機がそんなに世の中に出回っていない状況。ローカルでのAI化が遅々として進まない半面,Web経由で使えるAI機能がますます拡充されている有様では、いくらNPUを搭載してもそれを高速化しても、Webで使えるAI機能の進展には間に合わないんじゃないのかなぁ,と思います(というわけで今回ははやばやと,これにて更新終了)。

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