なんでこんなことになってしまったのか…。
写真はOASYSポケット3で使用していた,三菱電機製のPCMCIA対応SRAMカードです。容量は2メガバイト(2ギガバイトではありません)。これでも今から32年ほど前は取り外しできる記憶媒体としては大容量だったものでした。
1992年に富士通製の1MBの容量を持つSRAMカードを購入した時は5万円もしました。OASYSポケット3の購入により,大容量のSRAMカードを導入したいと思った矢先に,当時のNIFTY-ServeのOASYSフォーラムで,「アメリカからSRAMカードを逆輸入すれば,2MB品が1枚2万円程度で買える」という情報が流れ,有志が集まってSRAMカードを個人輸入するプロジェクトが動きだしたのでした。写真の三菱製カードはその時の1枚。このプロジェクトの第2弾では,エプソン製のSRAMカードを購入したのですが,残念ながらエプソン製のカードは最近になり故障してしまったことが分かりました。
その後,エプソンのカードにOASYSポケット3のMS-DOSシステムを入れ,一方三菱のカードはデータ用とし,OASYSポケットとPCMCIAスロットを後付けしたFMV-590Tspや,コンパックのコンチュラ410CXなどと,パソコン通信のログを共有して使っていたものでした。
PCMCIA TypeI対応のSRAMカードは,その後PCMCIAスロットが搭載されたWindowsXP機でも読み書きできたものでしたが, PCMCIAスロットが搭載されていても,Windows Vista機ではSRAMカードの読み書きができなくなってしまい,私のところでも数年前にはOASYSポケット3が故障してしまっていたことが分かるなど,SRAMカードにお世話になることはなくなってしまいました。
あ,「なんでこんなことになってしまったのか…。」というのは,そのSRAMカードに対してのこと,ではありません。
出張先の新潟(おそらく人生最後の遠距離出張)のビジネスホテルのベッドの上で,寝ぼけ眼で新聞のデジタル版を読んでいたところ,
https://digital.asahi.com/articles/ASV7R2C2DV7ROXIE02CM.html
拙ブログではこの人の氏名や,されていたスポーツ競技の具体名を出すことを避けますが,この容疑者の女性は実は,私と同じく,前述のSRAMカード個人輸入プロジェクトに参加して,今はどうされているか知らないけど,私が持っているのと同じSRAMカード(三菱かエプソンのどっちか)をこのプロジェクトで購入されていたはずです。
実はこの容疑者,OASYS界隈では当時結構有名な人で,世界中で行われる試合にOASYSポケット3を同行させ,いろいろなところからネットワークにアクセスして情報のやりとりをしていた,いわゆる「ネットワーカー」のはしりのような人でした。確か富士通系の会社のモバイルネットワーク関係の機器の広告にも出ていたような覚えがあります。
その後の消息はあまり良く知らず,ただ「プロ引退」というニュースは何かで読んだような覚えもあります。
今回の件でWikipddiaを見てみると,容疑者は人もうらやむような大企業で管理職もされていたようだし,プロで試合をされていた競技団体の理事もされてもいたようなので,決して「引退後の人生は暗転し…」,このようなみみっちい事件を引き起こしてしまった,というような状況ではない。
それなのにどうしてこのようなことになったのか。容疑者は犯行を否認しているようですが,自身名義の口座が事件に使われていたことを今後どう説明されるおつもりなのか。
なんとも割り切れない気持ちで迎えたおととい7月24日の朝でありました。
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