Windowsで親指シフトしたい人は”awase”を使うといいかも
川西智也さん作のソフトウェア親指シフトエミュレータ"awase"を、先日来からWindows機で試しており,この度バージョンが1.14.0になったとのことで,FMV-KB611を接続していない各Windowsマシンで試してみたところ,なかなか良好に環境構築することができたので,ここにご紹介します。
なお,"awase"のダウンロード先はこちらとなります。
Edgeでダウンロードする際,ダウンロードさせまいと警告が2回に渡り表示されますので,そこをなんとかくぐりぬけていただければと思います。
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(2026,10,12追記)
"awase"は先般バージョンが2.0.0に変わりました。8月13日の初稿以来,拙宅で使用している環境も若干変更していますので,この際「追記」以降を大幅に改稿することといたしました。ご了承ください。
まず,どの環境でも共通に設定している点として,”awase”を初期状態のまま使おうとすると,親指キーでの親指シフト入力はできるものの,変換キーでの変換操作はできない状態のため,「awase設定」プログラムの「キー設定」で,「無変換キー単独タップ」・「変換キー単独タップ」を,標準の「常に無視する(既定)」から「常に送出する(パススルー)」に変更しています。こうすることで「変換」キーによる変換操作・「無変換」キーによる無変換操作が可能になります。
環境1:自作7号(ASUS TUF-Gaming B550-Plus)+Windows11 Ver.26H2+東プレRealforce106 LA0200+Copilot Keyboard
転勤したところで”FDSJKL”の6キー同時押しが必要なソフトを使わなければならなくなり,富士通の単体親指シフトキーボードでそれができるものは皆無だったので(ただし親指シフトノートのキーボードは6キー同時押しができる)、nキーロールオーバーができる本キーボードを21年前に購入,親指シフトは垣添 始さんがされている"Shop U"で当時取り扱われていた「親指化キット」を取り付け,Japanist2003でキーの割り付けを変更して対応したものでした。現在は「かえうち」でおなじみうぇぶしまの「おやうちくん」を取り付けています。
このキーボードは,それまで富士通のCELSIUS J530や次項で紹介する「環境2」のASUS U500MAに接続し,これまでDvorakJで親指シフト化を図っていたのですが,なんとなくしっくりこない印象がありました。で,まずはバージョン1.10.0の"awase"で試してみたのですが,スペースキーと親指左キーの入れ替えを"awase"だけで行おうとしていたのか,これまたなんとなくしっくりこない感じで悩んでいました。
このキーボードは純粋な106キーボードのためWindowsキーやアプリケーションキーがありません。U500MAは一応家内との共有機(ただし家内は滅多に使わない)にしているため,このキーボードは使いにくいだろうと判断し,後述のデルのキーボードと置き換えました。ところがASUSのB550-PLUSマザーボードにはPS/2キーボード端子がないため,今は亡きダーマポイントのUSB・PS/2変換アダプタを使ってUSBボートに接続しています。
このキーボードと「おやうちくん」で親指シフト入力できるよう,これまではDvorakJのキーバインド入れ替え機能を使って,スペースキーと無変換キーを入れ替えていたのですが,"awase"を使うにあたり「キーバインドは別のソフトに任せればいいんじゃね?」と思い,"Sharpkeys"という,キーバインドを編集してレジストリ登録するソフトを使い,無変換キーとスペースキーの入れ替えと,ついでにWindowsキーを右Altキーにとアプリケーションキーを右Ctrlキーに割り付けました。
"awase"のキー配列は標準の"nicola.yab"を使用しています。Microsoft IMEではなく"Copilot Keyboard"を使ってみていますが,私が触る限りでは問題は見られません。
環境2:ASUS U500MA+Windows11 Ver.26H2+DELL製キーボードSK-8115+Copilot Keyboard
デルのSK-8115キーボードはスペースキーが極端に短く,擬似親指シフト入力には非常に最適なキーボードだと思っています。職場で結構長い間,ノートパソコンのキーボードで擬似親指シフト入力を行っていたため,間にスペースキーがあっても,変換キーに親指右,無変換キーに親指左をどうしても割り付けたくなってしまう私のような人間にはとても向いているキーボードなので,数年前に中古でゲットしておりました。
本機はまがりなりにもメーカー製PCの扱いになるのか,セキュリティが厳し目で,「awase設定」プログラムが「スマートアプリコントロール」によりブロックされてしまいます。「スマートアプリコントロール」を一時的にオフにすることで,「awase設定」プログラムを動作させることができます。
本機も"awase"のキー配列は標準の"nicola.yab"を使用しています。
環境3:自作8号(ASUS PRIME B250M-A)++Windows11 Ver.25H2+富士通コンポーネントFKB8579-661/EV+Microsoft IME
ユーザからは非常に待望されていたものの,実際リリースされてみるとFnキーを同時押ししないとIns/Delキーが使えないなど不便な点があり,"Thumb Touch"のリリース後急速に表舞台から姿を消してしまった初のモバイル向け親指シフトキーボードでした。
FaceBookの親指シフトコミュニティで,富士通の各種USB親指シフトキーボードは,レイアウト指定用のファイルを、「やまぶきR」に同梱されている"NICOLA-F.yab"を使う(そのまま使えないとの記述あり)とよいとの情報がありました。現在のバージョンの"awase"では,"nicola_f.yab"というファイルも同梱されているようですが,私は,今年8月に"awase"を導入した際に,もともと"awase"に同梱されている"nicola.yab"をリネームして保存し,それをレイアウトファイルとして指定しました。配列編集では私の場合,
・通常面では「,」「、」キーの右隣のキーに「゛」をリテラルで割り付け。
・左親指シフトでは「0」キーに「『」を,「-」キーに「』」をそれぞれリテラルで割り付け。
・右親指シフトにも「0」キーに「『」を,「-」キーに「』」をそれぞれリテラルで割り付け。
・小指シフトには特に割り付けなし。
として保存し,そのファイルを使用しています。
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拙宅ではWindowsで長い文章を打つ機会はほとんどなく,いまだにこれらの環境での入力感覚はなんとも分からないところがあります。そのような中で時々"awase"でちょっとした日本語入力を行なった感じでは,操作感は極めて良好な印象があります。これはWindows用親指シフトエミュレータの決定版になるのではないか,という気もしています。
”awase”作者の川西さんには感謝を申し上げたいと思います。
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