三菱自動車の「軽」を振り返る(13)
気がついたら2ヶ月近くブログの書き込みをさぼっておりました…。
そしてキャブオーバー形軽トラック・バンの話が昭和51年ごろで止まっている本連載なのですが,昭和54年に起きた軽自動車界の「劇的な変化」のことを先に書いてしまおうと思います…。
舞台となったのは残念ながら三菱ではなくスズキでした。それまでRR方式の乗用車「フロンテ7-S」と,荷物室を確保するためあえてFR方式としていたバンの「フロンテハッチ55」がありました。
どちらも昭和40年代末期に開発された車種であり,豪華な内装や装備を持っていました。乗用車7-Sの足回りも,フロントはダブルウィッシュボーン,リヤはセミトレーリングアーム式の4輪独立懸架となっていました。
スズキに限らず,どのメーカーも「普通乗用車の小型版」的な軽乗用車を出していたため,公害対策の導入により,値段は高く,しかも走らずという状況となり,軽自動車全体が商品として魅力のない状況に陥ってしまったのでした。
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