次に忖度されなくなるのはきっとこの会社だっ!…2023年総懺悔・番外編
2023年は,これまで最大限に忖度され,秘密が守られてきた組織が,トップの死によりいろいろと顕になってしまった1年となりました。
ひとつは,あの芸能事務所。事務所トップによる性暴力が公の場で明らかにされた1年となりました。
いや我々のレベルでも,うすうすは知っていました。中村正三郎(有名なプログラマの方。この後で話に出す某政党所属だった故人とは別)さんが「ざべ(The BASIC)」誌に連載していた「電脳騒乱節」の中で,昔この芸能事務所に所属していた□□□さんの本を取り上げ,「お○まほられて□□□」と書いていたことがいまだに記憶に残っています。中村さんはご家庭の事情から人権感覚は非常に鋭い方だと私は理解しているのですが,その中村さんでさえこう書いてしまい,それを読んだ私だって,それを面白おかしく理解してしまった,というところに,罪深さがあるのだろうと思います。
しかし私の家内は実は,この芸能事務所に所属する/所属していた多くのタレントのファンであるため,「ほ〜らみろ,やっぱりあの芸能事務所は極悪だったんだ」とは,簡単に話題に出せない環境でもあるのです。いろいろな意味で,私の中では,取り扱いが非常に難しい案件になっていると思います。
もうひとつは,現在政権を握るあの政党。あの政党のすることは非常に許されないことばかりでした。しかしほんの数年前まで,そのことを取り上げるのは非常に難しい雰囲気がありました。その政党の実質的リーダーで,過去に総理大臣を二度務めた人物が昨年銃撃されたのですが,そのことの是非についても,その人物がすでに故人になったというのに書くことができませんでした。故人がリーダーだった派閥が年末になり金権問題が明らかになり,「リーダーがいなくなるということはそういうことなのか」ということを再認識することはできたのですが,一般レベルではまだまだ忖度が必要な案件なので,うまく表現することができません。
そしてもう1件は,あの自動車会社のことです。
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