オークションでちょっとあやしい感じの出品者から購入したバッファローのパソコン用USB接続地上デジタルチューナー。
・B-CASカードの装着が甘く,ちょっとしたことでB-CASカードを見失ってしまう。
・インテルの内蔵グラフィックスに対応してなく,グラフィックスカードを買わざるを得なかった。
・ディスプレイを買い換えてようやくハイビジョン視聴ができるようになったのも束の間,とうとううんともすんとも言わなくなってしまった。
そのためパソコン引き取り業者に送りつけて処分してしまい,ワンセグチューナーを除いてパソコンでテレビ放送を見る術がなくなってしまいました。
中古パソコン機器を扱っている店をぶらぶらしていて,ピクセラ製のPCI Express×1規格の3波デジタルチューナー,PIX-DT090-PE0が2千円足らずで売られているのを発見。B-CASカードがなかったのですが,なぜかうちには3波対応のB-CASカードが余っているので問題なし。これをパソコンコーナーに置いている共用のパソコン(拙webで「自作5号」と呼んでいる,BIOSTAR G31M7-TE V6.4ベースのマシン)で使ってやろうと思い,我が家までお持ち帰りしたのでした。
本チューナーはもともとWindows Vista/XP対応ですがWindows7にもアップデータで対応しています。ところがうちの「自作5号」パソコンは,グラフィックスカード用のPCI Express×16バス以外は全て旧式のPCIバスしか用意されてなく,グラフィックスカードを外して本カードを刺すと内蔵グラフィックスはD-sub端子でしかディスプレイに接続できないのでハイビジョンが見られないという自己矛盾のような状況に陥ってしまったのでした。
やむなくこのチューナーカードはロフトに置いている私専用のパソコン(拙webで「自作4号」と呼んでいる,インテル DP35DPベースのマシン)で使うことにしたのでした。ロフトにはアンテナ端子がついていないので,室内アンテナを買ってきて地上デジタルチューナーとして使うしかありません。
しかしそれ以外にも重大な問題があって,なんとこのピクセラのチューナーカードはWindows8には対応されてなく,今後対応の予定もない,と冷たくあしらわれてしまっています。
それでもやってみないと分からない,ということで,室内アンテナを買ってきて強引にWindows8.1 Upgrade環境の通称「自作4号」マシンに入れてみました。
インストール自体は問題なく行えるのですが,インストール後,添付のソフトを起動して初期設定をしようとするとなんと,設定の手順が書かれているであろう文字がまったく表示されないのです。
本機のマニュアルをピクセラのwebからダウンロードし,おそらくこのような操作をすればいいんだろう,とあたりをつけてマウスをクリックしているうちに,ようやく初期設定が終わったらしく,地上デジタルテレビ放送の画面が流れ始めました。が,この時も付属ソフトの画面には一切文字が表示されません。チャンネルを変更するのにも難儀する状況です。ですが,キーボードのショートカットにより,なんとかチャンネル変更ができることがわかりました。
このチューナーカードはデータ放送を視聴することもできます。嫌いな籾井さんが会長をしているNHKは最近,データ放送を拡充してたくさんのニュースをデータ放送で送るようになったため,籾井さんは嫌いですが重宝しています。ところがWindows8.1環境でデータ放送を見ようとすると,なんとデータ放送の文字がきれいに欠落してしまっているのです。
原因としては,このチューナーカードとソフトのキャラクタ表示システムが,Windows8環境ではどうやっても対応できない,ということなのでしょう。それにしても,以前使っていたワンセグチューナーに比べ,確かにハイビジョンで表示できるのはよいものの,データ放送も見られず操作ガイドが表示されないので録画も難しいとなると,ただの地上デジタルチューナーとして使うしかなく,なんだかもったいないような気がします。
ピクセラの最近のデジタルチューナーはWindows8.1にも対応しているのですが新品は当然それなりの価格です。というか,今後Windowsのバージョンがまた上がると,またまた使えなくなる周辺機器が増えていくのかと思い,もうパソコンに直接接続して使うデジタルチューナーは買わない方がいいんじゃないかと思い始めました。
そこでこの問題の対応策として,まったく別の方法をとることにしたのでした。
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